(写真上左から:南京城模型、中華門鳥瞰、城壁外側から見た中華門、写真下:城壁中側から見た中華門)
今日は久しぶりに天気が良かったので、Home Workを止め、午後から中華門へ出かけてみました。
明の初代洪武帝=朱元璋は、南京を都として、左右対称で碁盤の目のような長安以来の城市の常識を打ち破り、長江や紫金山、そして玄武湖などの自然の地理をそのまま利用した、総延長34キロにも及ぶ壮大な城壁(模型写真参照)を21年の歳月をかけて築き上げました。その城壁にある13箇所の城門の中で、最も規模が大きく最も完璧な状態が保たれているのが中華門です。
1938年には日本軍入城でかなり破損されていますが、世界的な城門であり、今は写真のように一大観光物です。
中華門は東西の長さ128メートル、南北の長さ129メートル、面積16512平方メートルあり、3つの瓮城(小城郭)、4つの城門と27の藏兵洞がある。中華門には3,000人の兵士を配置することが可能で南京防衛の要です。とにかくでかいです。
朱元璋は都を定めたものの、資金的には裕福でなく、江南の大富豪たちからの資金援助で築城してます。その中で有名なのが、中華門を含めた付近一帯を築城した沈万三(SHEN WANSAN)です。
一説によると、彼の財宝が中華門に埋まっていると言われてます。