1位 L.ハミルトン メルセデスAMG
2位 V.ボッタス メルセデスAMG
3位 D.リチャルド ルノー
4位 D.クビアト アルファタウリ・ホンダ
5位 C.ルクレール フェラーリ
6位 S.ペレス レーシングポイント・メルセデス
7位 C.サインツ マクラーレン・ルノー
8位 L.ノリス マクラーレン・ルノー
9位 K.ライコネン アルファロメオ・フェラーリ
10位 A.ジョヴィナッツィ アルファロメオ・フェラーリ
エミリア・ロマーニャGPです。エミリア・ロマーニャとはイモラサーキットのある州の名前です。今シーズンはこういったローカルな地名を冠したレース名が多いですが、もし、日本で開催するとしたら「スズカGP」という風になるんでしょうか。他にも「フジGP」とか「アイダGP」とか(汗)。それはともかく、なんとイモラでの開催ですよ?14年振りです。イモラというと、真っ先にアイルトン・セナの死亡事故を頭に浮かべる人が多いんじゃないでしょうか。1994年のセナとラッツェンバーガーの死亡事故を受けて、高速のタンブレロコーナーとビルヌーブコーナーがシケインに改修されるなど大幅なコースレイアウトの変更が行われることに。現在はストップ・アンド・ゴーの平凡なレイアウトですが、以前は超高速サーキットとして迫力のあるレースが展開されてきました。高速のタンブレロ、ヴィルヌーブを通過してトサコーナーのヘアピンでのブレーキング競争は見所のひとつ。そこから小高い丘を加速していくシーンも絵になる風景なんじゃないでしょうか。まあ、その分危険なサーキットであるというのは事実でしたが。特に全開で通過するタンブレロコーナーは事故が多く、1989年にはゲルハルト・ベルガーがコースアウトしてマシンが炎に包まれる事故が起きました(この事故は一般のニュース番組でも放映されています)。対策として、こういったコーナーはエスケープゾーンを拡げるべきなのですが、タンブレロコーナーの奥には川が流れているため拡げることが出来ず、セナの悲劇へと繋がったと言えるかも知れません。2006年を最後に、施設の老朽化を理由にF1は開催されていませんでした。さて、スターティンググリッドですが、ポールはボッタス。以下、ハミルトン、フェルスタッペン、ガスリー、リチャルド、アルボン、ルクレール、クビアトと続きます。メルセデスがフロントロウ独占、レッドブルとアルファタウリがグリッドを分け合う、といった状況になっております。スタートはボッタスがホールショット。2番グリッドのハミルトンは出遅れてフェルスタッペンに先行されます。続いて、リチャルドも並びかけますがハミルトン、ここは抑えます。43周目、ヴァリアンテ・アルタでボッタスがブレーキングをミスり一瞬コースオフします。後ろを走っていたフェルスタッペンはここぞとばかりにグイグイ寄せてきます。ホームストレートを過ぎてタンブレロの侵入、アウト側からフェルスタッペンはボッタスに被せてオーバーテイク、2番手にジャンプアップです。さて、好事魔多しといいますか、51周目、フェルスタッペンがビルヌーブにアプローチするタイミングで右リアタイヤがバースト。コントロールを失ったものの、緩い弧を描きながらスピン、コースアウトしてサンドトラップに捕まったので、マシン自体はダメージを受けずに済みました。せっかくボッタスを下したところですが、残念ながらリタイアです。この、フェルスタッペンのリタイアによりセーフティーカーが出動。隊列の先頭にいたラッセルはタイヤを温めようとマシンを蛇行させますが………。何と、コントロールを失って、そのままウォールに激突。10番手に着けており、初入賞のチャンスでしたがリタイアです。つまらない凡ミスで、せっかくのチャンスをフイにしてしまったラッセル、相当悔しかったでしょうね。58周目、クビアトはトサコーナーを立ち上がり、丘を駆け抜けてピラテッラ、ここでルクレールをアウト側から豪快にオーバーテイク、4番手にジャンプアップです。ガスリーの活躍に圧されて、ここのところ影の薄かったクビアト、久々に上位進出です。そして、レースの方はハミルトンがトップチェッカー。最初のピットインで、ボッタスよりも遥かに長い距離を走り、オコンのリタイアでセーフティーカーが入るとすぐさまピットイン。序盤、スタートに出遅れ3番手まで順位を落としますが、見事に優勝です。この辺り、チャンスにはここぞとばかりに食らいつく姿勢は、さすがと言う他ありませんね。2位はボッタス。序盤にベッテルとマグヌッセンが接触した際に落ちたデブリを拾ってしまいます。これによってフロア部にダメージを負いペースが落ちることに。ヴァリアンテ・アルタでブレーキングをミスしたのも、このマシンのダメージが影響していたのかも知れません。このマシンのダメージにより、ハミルトンにレースを支配され勝利を逃した、ということになるのでしょう。3位はリチャルド。久々のシューイ(靴にシャンパンを入れて飲むというオーストラリア特有の風習らしいっす)です。アイフェルGPでもリチャルドはポディウムに上がっていたのですが、その時はあまりにも久々のポディウムだったので忘れてしまったそう。そして、今回は何とハミルトンもシューイに参戦!リチャルドから靴を渡されたハミルトンはそれを飲んでみせました。しかし!このコロナ禍の最中、他人との接触を制限されている状況で、この様なことをするのはいかがなものかとクレームが入ってしまいました。思わぬところで、思わぬ事態になりましたが、この特殊な状況故、仕方が無いといえば仕方が無いのでしょう。この、コロナ禍の中、レース数を増やしていることに疑問を感じないではありませんが、感染者を出していないという感染対策はスゴいという他ありません。ともあれ、コロナ禍の一日も早い終息を祈るばかりです。
2位 V.ボッタス メルセデスAMG
3位 D.リチャルド ルノー
4位 D.クビアト アルファタウリ・ホンダ
5位 C.ルクレール フェラーリ
6位 S.ペレス レーシングポイント・メルセデス
7位 C.サインツ マクラーレン・ルノー
8位 L.ノリス マクラーレン・ルノー
9位 K.ライコネン アルファロメオ・フェラーリ
10位 A.ジョヴィナッツィ アルファロメオ・フェラーリ
エミリア・ロマーニャGPです。エミリア・ロマーニャとはイモラサーキットのある州の名前です。今シーズンはこういったローカルな地名を冠したレース名が多いですが、もし、日本で開催するとしたら「スズカGP」という風になるんでしょうか。他にも「フジGP」とか「アイダGP」とか(汗)。それはともかく、なんとイモラでの開催ですよ?14年振りです。イモラというと、真っ先にアイルトン・セナの死亡事故を頭に浮かべる人が多いんじゃないでしょうか。1994年のセナとラッツェンバーガーの死亡事故を受けて、高速のタンブレロコーナーとビルヌーブコーナーがシケインに改修されるなど大幅なコースレイアウトの変更が行われることに。現在はストップ・アンド・ゴーの平凡なレイアウトですが、以前は超高速サーキットとして迫力のあるレースが展開されてきました。高速のタンブレロ、ヴィルヌーブを通過してトサコーナーのヘアピンでのブレーキング競争は見所のひとつ。そこから小高い丘を加速していくシーンも絵になる風景なんじゃないでしょうか。まあ、その分危険なサーキットであるというのは事実でしたが。特に全開で通過するタンブレロコーナーは事故が多く、1989年にはゲルハルト・ベルガーがコースアウトしてマシンが炎に包まれる事故が起きました(この事故は一般のニュース番組でも放映されています)。対策として、こういったコーナーはエスケープゾーンを拡げるべきなのですが、タンブレロコーナーの奥には川が流れているため拡げることが出来ず、セナの悲劇へと繋がったと言えるかも知れません。2006年を最後に、施設の老朽化を理由にF1は開催されていませんでした。さて、スターティンググリッドですが、ポールはボッタス。以下、ハミルトン、フェルスタッペン、ガスリー、リチャルド、アルボン、ルクレール、クビアトと続きます。メルセデスがフロントロウ独占、レッドブルとアルファタウリがグリッドを分け合う、といった状況になっております。スタートはボッタスがホールショット。2番グリッドのハミルトンは出遅れてフェルスタッペンに先行されます。続いて、リチャルドも並びかけますがハミルトン、ここは抑えます。43周目、ヴァリアンテ・アルタでボッタスがブレーキングをミスり一瞬コースオフします。後ろを走っていたフェルスタッペンはここぞとばかりにグイグイ寄せてきます。ホームストレートを過ぎてタンブレロの侵入、アウト側からフェルスタッペンはボッタスに被せてオーバーテイク、2番手にジャンプアップです。さて、好事魔多しといいますか、51周目、フェルスタッペンがビルヌーブにアプローチするタイミングで右リアタイヤがバースト。コントロールを失ったものの、緩い弧を描きながらスピン、コースアウトしてサンドトラップに捕まったので、マシン自体はダメージを受けずに済みました。せっかくボッタスを下したところですが、残念ながらリタイアです。この、フェルスタッペンのリタイアによりセーフティーカーが出動。隊列の先頭にいたラッセルはタイヤを温めようとマシンを蛇行させますが………。何と、コントロールを失って、そのままウォールに激突。10番手に着けており、初入賞のチャンスでしたがリタイアです。つまらない凡ミスで、せっかくのチャンスをフイにしてしまったラッセル、相当悔しかったでしょうね。58周目、クビアトはトサコーナーを立ち上がり、丘を駆け抜けてピラテッラ、ここでルクレールをアウト側から豪快にオーバーテイク、4番手にジャンプアップです。ガスリーの活躍に圧されて、ここのところ影の薄かったクビアト、久々に上位進出です。そして、レースの方はハミルトンがトップチェッカー。最初のピットインで、ボッタスよりも遥かに長い距離を走り、オコンのリタイアでセーフティーカーが入るとすぐさまピットイン。序盤、スタートに出遅れ3番手まで順位を落としますが、見事に優勝です。この辺り、チャンスにはここぞとばかりに食らいつく姿勢は、さすがと言う他ありませんね。2位はボッタス。序盤にベッテルとマグヌッセンが接触した際に落ちたデブリを拾ってしまいます。これによってフロア部にダメージを負いペースが落ちることに。ヴァリアンテ・アルタでブレーキングをミスしたのも、このマシンのダメージが影響していたのかも知れません。このマシンのダメージにより、ハミルトンにレースを支配され勝利を逃した、ということになるのでしょう。3位はリチャルド。久々のシューイ(靴にシャンパンを入れて飲むというオーストラリア特有の風習らしいっす)です。アイフェルGPでもリチャルドはポディウムに上がっていたのですが、その時はあまりにも久々のポディウムだったので忘れてしまったそう。そして、今回は何とハミルトンもシューイに参戦!リチャルドから靴を渡されたハミルトンはそれを飲んでみせました。しかし!このコロナ禍の最中、他人との接触を制限されている状況で、この様なことをするのはいかがなものかとクレームが入ってしまいました。思わぬところで、思わぬ事態になりましたが、この特殊な状況故、仕方が無いといえば仕方が無いのでしょう。この、コロナ禍の中、レース数を増やしていることに疑問を感じないではありませんが、感染者を出していないという感染対策はスゴいという他ありません。ともあれ、コロナ禍の一日も早い終息を祈るばかりです。