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修正可能なシステム 番外編1 出来る開発と出来ない開発の違い

2008-04-28 11:39:27 | Weblog

 ここ

「その体系から見ると、できる開発と出来ない開発がみえてくる」というのは、修正可能なシステムでかきます

と書いたので、「修正可能なシステム」の番外編として、その「出来る開発と出来ない開発の違い」を書きたいと思います(なお、番外編1の1は、べつに、2、3と予定しているわけでなく、もし今後出てきたら、1、2と続けようと思っているだけです)




■情報処理の体系

 まず、「その体系から見ると」の「その体系」から説明します。
 それについては、情報処理試験ぐらいのお勉強のポイントの体系化の「理論の階層と細分化」に書いた、

 これは、情報処理という概念の2つの側面をあらわす。
 情報処理とは、情報(データ)を、処理(プロセスを動かす、プロセッシング)することといえる。

ってことに関連する。

 つまり、情報処理は、情報であるデータと処理であるプロセスにわかれ、
 入力データをもとに、出力データを作成するプロセスである。

 っていうことは、

(1)出力データが決まらないと、システムは作れない
(2)入力データをもとに、既存のプロセスを組み合わせて、
   (1)の出力データを作らないと、システムは作れない
(3)(2)の入力データが、既存に存在しない場合、
   (画面などを使って)新規入力できないと、システムは作れない

ことになります。

逆に言うと、
(あ)出力が決まっていて
(い)既存のデータと、新規入力データを使って、
(う)開発言語や(自作も含む)既存モジュールが提供する関数・メソッドで
   (い)から(あ)が作れれば、
開発できる

ということになります。
DFDだと、(あ)と(い)を明確に書くので、あと、階層を落としていった
ときのデータを確認すれば、OKですね。

 なお、(あ)と(い)に関して、データが決まっているだけでなく、
その一貫性も矛盾ないようにしないといけません。




■ということで、やばい開発は・・・

(一)出力がきまらない
   お客さんが決めたがらない。

(二)テキトーに画面を決めている
   機能がはっきりしないのに、画面ばっかりどんどんできる(^^;)

(三)こういう機能をやりたい、あーいうことをやりたいというだけで、
   なにを、どーするの!ということは、はっきりしない
   (データレベルで・・)

こーなると、やばいです。

で、アジャイルの場合、実は、この(一)、(二)、(三)すべての状況をみたしても、開発に入れます。
(DFDを作る場合は無理)
なので、やばい開発が最近増えてきたといえます。




■安全なのは・・・

 前回書いた、修正可能なシステム その4 要求仕様部分(2) で書いた、シナリオ、つまり、こー言うデータを入れると、こー言うものができますね!というのが明確で、その処理プロセスが見える(帳票を出すとか、DBに書き出すとか・・・)ってことになります。




ということで、このお話(番外編)はここまで。

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