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製品ライフサイクル、ハイプサイクルと対応する経営戦略について

2023-09-06 07:30:32 | 経営戦略とか
製品ライフサイクルと経営戦略、それに関する図について
発表する機会がありそうだったのでまとめたが、
結局発表しなかったので、
成仏させるために、ここで発表してシェアシェア

まずは、製品ライフサイクルと経営戦略について

この話題は↓のサイトに詳しい
このサイトに書いてあることに対して、
個人的見解を述べている感じで、
今回はまとめてある



■製品ライフサイクル、ハイプサイクル

製品は、

  市場に投入されてから、
  どんどん市場に広まり、
  十分に広まった後
  もっといいものが出て、売れなくなっていく

という流れをたどる。
このような製品の流れを製品ライフサイクルといって、
導入期→成長期→成熟期(→飽和期)→衰退期
の4つ(ないし5つ)の期間に分ける。
※飽和期というのを分けずに、導入期、成長期、成熟期、衰退期の4つにする場合と、飽和期を分けて5つにする場合がある。

ただし、導入期は、だんだんと製品が広まっていき、成長していく・・・
・・・ものもあれば、そうではないものもある。

IT製品、技術などでは、

 初めに製品が出ると、
 マスコミなどが持ち上げて急激に人気になるが、
 それが広まると、そこまででもないじゃんと幻滅して、人気が一気に減り、
   (幻滅のまま終わってしまうこともあるけど)
 一部の製品は、メリットデメリットが再認識され、人気が出て
 商品として安定した売り上げになっていく

という 
黎明期→流行期→幻滅期→回復期→安定期
の流れをくむものがある。これがハイプサイクルと呼ばれる。

ハイプサイクルの場合、幻滅期に売れなくなるが、これはIT製品に限った現象ではなく、導入期にある程度広まらないと、(例えばコンビニで新製品のときにある一定程度売れないと)市場から撤退することになる。
 つまり、成長期を迎える前に撤退する。

 この導入期にある一定程度売れないと成長期に入れない→成長期にはいるには、深い溝があり、多くの商品はその溝に落ちていくということで、この溝をキャズムという。



■製品ライフサイクルと取りうる経営戦略について

製品ライフサイクルのそれぞれの「期」において、
目指すべき目標が違うので、
目標に対するアプローチも違ってくる
まとめて図にすると↓なかんじ

ちょっと説明する

・導入期
 導入期では、キャズムを超える以上に市場を大きくすることが絶対命令になる。これは競合と手を取り合ってでもよい。そこで、市場拡大戦略がとられる。オープンソースやコミュニティ等、オープンにして市場参加者を広く集める戦略がとられる

・成長期
 無事、キャズムを超えると、今度は、市場を広げるだけではなく、自社がその市場の中で1番になることを目指す。いままでの市場拡大とは違い、競争戦略をとることになる。
 競争戦略はポーターによって提唱されたが、その戦略は、細かくは3つある。
  差別化戦略
  コストリーダーシップ戦略
  集中戦略

・成熟期
 もう、市場は十分大きくなったとき。
 市場の中の順位付けも決まってくる。
 そのため、このままでよければ、成長期の戦略(競争戦略)を続けることになるが、順位を変えたい場合は、(2位の企業が1位になりたい場合)ランチェスター戦略の弱者の戦略をとることになる。
 ただし、何も投資せず、金の生る木として、利益を改修していく手もある

・飽和期
 市場は大きくならず、むしろ小さくなっていく場合
 小さくなってしまうと困る場合は、新しい用途を見つけたり、使う頻度を増やす、今まで使ってない人に使ってもらうという新用途・新市場戦略をとることになる。
 あたらいいものが出てくると、顧客も抜けていくので、顧客維持戦略が必要になる。
 ただし、何も投資せず、金の生る木として、利益を改修していく手もある

・衰退期
 市場が衰退していく
 飽和期の戦略を行うとともに、市場撤退を考える時期である



■戦略の注意点

上記の戦略は、「製品サービスが1つに決まった場合」の戦略話。
この前に、会社は複数の事業を持っているが、どの事業をやっていくかという点に関しては、異なる戦略方法論を取る。

 具体的に言うと、複数の商品・サービスに対して、各商品・サービスの位置づけを決める方法としてPPMなどを使う。これで位置づけが決まったら、その1製品(1サービスユニット)ごとに、上記戦略を決めていくことになる。

 また、(1サービスの中に複数ブランドがあるような場合)各ブランドに対しての位置づけを決める方法としてはSTPがある。

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