ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

Javaの多態性(ポリフォーニズム)は数学的にはDependent Typeのお話らしいよ

2019-01-30 09:24:49 | Weblog
というか、ジェネリックに近いのかしら・・・

という話を、

■楽しい数学 第四夜 「同じ」を考えるー「型の理論入門」

で聞いてきたのでメモメモ(最後のほうに)





型の話

ヴオェボドスキー(Voevodsky)最近亡くなった:新しい型の考え方

はじめに
・同じとは
・今日は3部構成
  1.同じ―哲学者の考え
  2.同一性:概念の変化
     →相対論では同時性が成り立たない
      量子論→同じ素粒子
     →不変性:変わらないものがないと、変わっていることが認識できない
     →物理的同一性:情報
     →エンタングルメント 量子テレポーテーション⇔量子はコピーできない
  3.型の理論の成立
     ラッセル
     チャーチ:型つきラムダ計算
     ホモトピー型理論 HOTT:Univalengt Axiom同じ価値
       →コンピューターで証明

1.同じについて考える
・君が10年前にイメージした「三角形」は、今僕はイメージした三角形と同じだろうか
  →三角形の抽象概念としては同じ(比較不能)
・君の10年と僕の10年は、同じ10年だろうか
  →ちがう:同じ時の流れ(物理的な時間)は同じ
・10年前の君と、今の君は同じか
  →人は変わっても、アイデンティティは変わらない:同一性
   人格:パーソナリティ 

パーソナリティとアイデンティティの違い
→同一性?
 性同一性障害は、パーソナリティの問題?アイデンティティの問題?
  →今は性同一性障害という考えをとらない

・未来の人工知能は、人間と同じ何かを作り出すのだろうか
 →その前に人間の能力の定義がいる

・哲学者たちが考えたこと
 ユークリッド幾何学の公理:用語の関係
 プラトンの「観念実在論」:イデア→観念が実在する
 中世哲学「不変論争」:実在論、唯名論
 ライプニッツ 不可識別者同一の原理
 ヘーゲル 同一性と非同一性の同一性:同一性は、同一性と非同一性の同一性である??
 ヴィトゲンシュタイン:2つのものが同一だというのは無意味。
 般若心経:色即是空

2.物理学と同一性
 ミンコフスキー以前の時空像
 歩行者のスピードによって、同時刻の空間は異なる
 光円錐:外側に出ることはない(光より早く行けない)
  →外側から因果関係を与えることはできない
  →特殊相対論
 アインシュタインは、時空の各点に時計を置いた

・量子論と同一性
 原子論
 ライプニッツの不可識別性の議論は、原子論・真空に反対するための議論だった
 19世紀でも原子の存在は、疑われていた
   マッハ→ボルツマンいじめる→自殺する(カントールは発狂する)

・素粒子論は現代の原子論に他ならない
 同じ状態にある量子は互いに区別できない
 観測値が観測される確率が分かる→確率でしかわからない


・フェルミオンとボソン
  半整数のスピンをもつ:フェルミオン
   →クォーク、電子、ニュートリノ:物質を構成している
   →同一の状態を占めることができない「パウリの排他律」
  整数のスピンをもつ:ボソン
   →光子・・・

・保存量の存在
 エーミ

・ゲージ不変性
 マックスウェルの電磁方程式
  8つの方程式→ヘビーサイド 4つの方程式
 アインシュタインの一般相対論と一般共変性
 ネーターの定理:「対称性がじょぞんそくを導く」
 ゲージ不変性

・エンタングルメント
 EPRペア もつれあった2つのキュービット
  →宇宙のかなたに行っても、結びつきは切れない

・量子力学と同一性
 No Cloning定理:コピーできない
 量子テレポーテーション:アリスのφがボブに移る→コピーでは?
   アリスのφは失われる→観測するので
 →誰も気が付かなかった。
 アインシュタインはエンタングルメントは間違いだといった

3.数学と同一性
・ライプニッツ モナド
 ライプニッツ
1.同一なものの不可識別性
2.等号の満たす性質「同値関係」
 不可識別性から対称律は導かれる

カントールの集合理論
ラッセルの逆理:R∈Rとなってしまう:述語の適用
 →ラッセルの型の理論に

チャーチのλ計算
 1.αコンバージョン:変数は自由に変えられる
 2.βリダクション:代入
 3.ηコンバージョン:xで抽象化されたf(x)がfに等しい

λ計算への型の導入
 カリーハワード対応と型つき
  論理と型の理論の関係
  PAT
   型を持つλ式→と論理の→に対応がある
   ハリーが1969年に気付き、1980年に論文

ディペンデントタイプセオリー
 判断の概念は常に明大の概念に先立つ

証明
 こるもろふ:命題を証明に変換する方法を構築すること
 

同一性の型

でぃぺんでんと たいぷ
 パラメータによって、型が決まる→ポリふぉもにずむ


構造主義の原理→同型
カテゴリー論の同型:戻ってくる

同型を持っているときの不変性

カリーハワード:命題は、型である

オブジェクトの同一性
項の同一性、型の同一性

ゆにばらんす Axiom
 2つのものの同一性は、2つのものの等価性と等価である
帰結として
 構造主義の原理、
 ライプニッツの原理をまとめる

HOTTでの同一性の解釈

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする