HTML5のaudioタグを使って、chromeから、決まった言葉(警告など)を発声させる方法。
(動的にではない)
音声用のoggファイルを作ればいいわけだけど、今回は、フリーソフトの音声合成ソフト
「棒読みちゃん」を使って、好きな言葉を読み上げさせ、それを最終的にoggファイルに
して、ブラウザから発声させる。
■手順
手順は、こんなかんじ。
(1)フリーソフト「棒読みちゃん」で、音声合成して、
好き勝手な言葉を読み上げさせる
→wavファイルができる
(2)そのwavファイルをxrecode IIを使ってoggファイルにする
→えこでこツールだと、エラーになったので、xrecodeを使った
(3)oggファイルを読み上げるHTMLを作成、chromeで読む。
ただし、(1)、(2)を実現するために、それぞれのソフトをインストールする必要がある。
■フリーの音声合成ソフト「棒読みちゃん」のインストール
VECTORの
棒読みちゃん
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/art/se475579.html
のページにいき、下のほうにスクロール、「ダウンロードページへ」
ダウンロードしたら、解凍する。唇の形のアイコンBouyomiChan.exeをダブルクリックすると起動する
■「棒読みちゃん」で音声合成、WAVファイルをつくる
唇の形のアイコンBouyomiChan.exeをダブルクリックすると、一番初めは、いろいろ聞いてきた後、結局、以下のダイアログが表示される。
行数の下の□に(行数を入れるのでなく)読み上げさせたい好きな言葉をいれて、
タブ直下の
・いちばん左のボタンをクリックすると、読み上げられる
・その右隣のボタンをクリックすると、WAV形式で保存できる
なので、WAV形式で保存する
■xrecodeのダウンロード
WAV形式では、Chromeで再生できないので、oggに変換する。そのため、xrecodeを使った。
xrecodeは、
http://xrecode.com/
にある。ここをスクロールすると(もしくは、「DOWNLOAD」をクリックすると)
Download
What's new (released on 25-02-2011)
- Version 1.0.0.165 - (6.91 Mb).
- Portable version 1.0.0.165 - (6.37 Mb).
とかかれたところにいく。「Version 1.0.0.165」のほうを落としてきた(その文字のところをクリックするとダウンロードできる)。
ダウンロードしたsetup_xrecode2_1.0.0.165_full.exeをダブルクリックして実行すると、インストールできる(英語でインストールした)。
■xrecode IIを使ってoggファイルに
インストールした、xrecode IIを立ち上げると、
のような罰ゲーム画面?がでる。
カウンターが0になったとき、1~4のボタンのうち、押せるボタンが1つあるはず。
(どの数かは不明。場合によりボタンは変わる)。そのボタンをクリック。
以下の画面になる。
真ん中のところに、さっき作ったWAVファイルをドラッグ&ドロップ、以下のように
OutputをSame as Source
Destiation Formatをogg
にして、Startボタンをクリックすると、WAVファイルがあったところにOGGファイルができる。
■oggファイルを読み上げるHTMLを作成
こんなかんじ
<html> <head> <title>ゆっくりしていってね</title> <script language="JavaScript"> <!-- function zikko() { document.getElementById("onsei").play(); } // --> </script> </head> <body> <BUTTON onclick="zikko()">ゆっくり</BUTTON> <audio id="onsei" src="yukkuri.ogg"> </body> </html> |
として、このファイルを保存。ファイルを保存したところに、さっき作ったOGGファイルを保存したファイルと同じフォルダ内に置き(上記の例では、yukkuri.oggとして置き)Chromeで保存したファイルを開く。
ボタンをクリックすると、音声が再現するはず。
■やってみたら・・・
OGGでなく、WAVファイルでも再生できた。
なので、xrecodeは要らず、棒読みちゃんから、WAV形式で保存するだけでOKそう。
[参考]
・http://ascii.jp/elem/000/000/525/525808/index-2.html