ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

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オブジェクト指向開発の成立から崩壊まとめ

2011-02-07 11:05:57 | そのほか

 オブジェクト指向開発は、ICONIXによって、ユースケース駆動による、要求仕様から、実装までの一貫した手順が示された。これによって、一通りの開発手法が成立したと思える。


 しかし、それで全てが完成したわけではない。
 問題点は、大きく、3つの方向性があると思う。


・構造の大規模化の方向
 オブジェクトは、粒度が細かいので、再利用するときには、もっと大きな単位で再利用したい


・要求仕様の変更
 機能要求の変更のみならず、非機能要求を満たすための変更がある。
 非機能要求の変更の場合、UIとかセキュリティとか、各機能に散在する要求の変更(横断的関心事)に成ってしまう。
 これは、オブジェクト指向では扱いにくい


・要求の多様化、柔軟化
 要求変更がなくとも、もともと、要求がかなり多い場合、ユースケースに書くのが困難になる。
 とくに、ユースケースに記述する際に、コンピューターの仕様として判るように、厳密に書くと、
多くのケースが現れてしまう。もっと、柔軟に仕様を書きたい。


これらの方向に基づき、

・構造の大規模化の方向→コンポーネント指向
・要求仕様の変更   →アスペクト指向
・要求の多様化、柔軟化→エージェント指向

が出てきた。ここまでのまとめは、下の図



この続きは、また今度



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