追跡可能性という概念がある。
ここ
http://www.atmarkit.co.jp/aig/04biz/traceability.html
に書いてあることを引用すると、こんなかんじ
(以下斜体は上記サイトより引用)
IT業界のシステム開発などでも要求定義書や仕様書、変更履歴、テストや障害の記録、ソースコード(バージョン)、実装などを相互に参照・確認できるようにひも付けることをいったりする。CMMIでも、要件と成果物、実装、検証などとの間での双方向のトレーサビリティを求めている。
(ちなみに、追跡可能性を英語にするとトレーサビリティになるけど、トレーサビリティって書くと、食品のほうを思い起こすので、あえて、今回は日本語の追跡可能性で通す)
で、追跡可能性なんだけど、まず、ドキュメント間で追跡可能性を確保するには、こんなかんじになる。
1.要求仕様書の機能要件
→これがスタート
たとえば、「受注票を出力する」とあったとしよう。
2.外部仕様書
機能仕様書などで、「要求仕様書の機能を満たすために、以下の処理を行うという形になる」
たとえば、
1.受注表を出力するため、以下の処理を行う
1-1.受注表出力画面表示
1-2.受注表出力
3.詳細設計書
外部設計書のものに、変数名、テーブル名、ファイル名など、具体的な名前がはいる
たとえば、
受注表出力画面 画面名 zyutyu.jsp
4.プログラム
詳細設計書で記載された画面名、ファイル名、テーブル名のものがあり、
プログラムでは、詳細設計書でかかれた変数名をつかって、プログラムされている
ってなかんじになると、おいかけていける。