20年位前、1980年代終わりごろから、最近まで、ソフト業界とかその周辺の変遷について、特にソフト開発の立場を中心に見て行く、土日シリーズ「失われた20年-ソフト業界は変わったのか?」その第9回目。
今、1995~99年までについてです。今回は、パソコンについて。
■Windowsの時代
95年というと、Windows95です。
それまでのWindows3.1と、大きく違ったWindows95。
(Windows3.1は、ノンプリエンティブだったのに対し、95は、プリエンティブと、OSの仕組み自体違うのですが、それ以外にも、いろいろと違うのです)
当時は、たしか、(もうじき、閉店しちゃう)ラオックスのザ・コンピューター館でWindows95のお話なんていうのがあって、そこで、こんなコップをもらいました

(今も使っているので、汚くなっていて、すみません m(__)m )
そのくらい(どのくらいだ ^^;)、Windows95に力をいれていたみたいです。
その後、Windowsは、98、Meとでていき、ビジネス用には、NT,2000となっていきます。
(オフコンは、Windowsに置き換わっていった)
途中、IBMのOS/2などもあったのですが、世の中、ビジネス(事務)用には、Windowsの世界になっていきます。
■DTPには、Mac
しかし、DTPなどのデザイン用には、Macの世界になってきます。
広告業界に、スピードライマーカー、その後コピックを販売していたToo(むかしは”いづみや”)が、Mac製品のQuarkやAdobeのillustrator,Photoshopを担ぎ、販売し始めたことにより(印刷業界も、Tooの販売力は絶大であった/今でもそうだ)、DTPは、Mac、そして、Quark,illustrator,Photoshopが、三種の神器となった(その後、QuarkがInDesignにかわったかもしんないけど)
ちなみに、Tooの一般向け販売店は、Toolsであり、これは、新宿マイシティに、ずーっとある(いづみやの時代からある。ただし、階が変わったりしている)
なお、MacのDTP業界への浸透は、このような日本固有事情があり、世界的なシェアとは異なっていたとおもう。
また、DTPのこの動きにより、写研の地位が落ち、PSフォントを出したモリサワの地位が一気に上がったというか、逆転した(コメントは、受け付けません ^^;)
■パッケージソフト全盛時代へ
そして、パッケージソフトの全盛時代になる。
ラオックスのザ・コンピューター館3階(当時も3回だった気がする)には、いろんな種類のパッケージソフトが並ぶようになる。
このころの卸としての絶大な力を発揮したのが、ソフトバンクである。
(今もそうだけど、今はパッケージソフト自体、卸を通しての販売は、下火になりつつあると思う)。
ってなかんじかな。。
ま、ざっと、当時のパソコン界は、こんなかんじ。
