ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

BREWマルチウィンドウ化のニュースと予想される問題点とカオル姫方式

2006-10-09 23:31:02 | ケータイ

 まず、このブログでは、以下のニュース
KDDI研究所、BREWでマルチウィンドウを実現するミドルウェア
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/31341.html

について、取り上げるのであって、菅山かおる選手について、書くわけではありません。

 検索エンジンで、菅山かおる選手についてしらべたら、きてしまった人は、本家のほうに、カオル姫ネタを書いておきました(このリンク先)ので、そちらのほうで、こたんのーくださいませ。

 とお断りしたところで、本題。




 KDDI研究所が、BREWでのマルチウィンドウ処理を行うミドルウェアを開発したそうだ。上記ニュースにも書かれているし、以下のプレスリリースにも書かれている。
BREW携帯電話向けのマルチウィンドウシステム
http://www.kddilabs.jp/pr_pdf/20061005KTAIWIN.pdf


 で、ここで問題になるのは、
・複数のアプリが立ち上げられるからマルチウィンドウになるのか?
・それとも、1つのアプリで、いくつものウィンドウが立ち上げられるのか?
ということだろう。

 もし、後者だとすると、(ウィリアムのいたずらは、個人であり、法人でないので、この辺の情報はさっぱり入ってこないので、これがどんなもんだか、よくわからない)ちょっと考えると、以下の問題が出てくる。

・複数のウィンドウを、同時に立ち上げることができるとしたら、どのウィンドウ
 にフォーカスが当たっているときでも、他のウィンドウに対して、
  ・データの操作ができて、
  ・画面のリドロー、
  ・フォーカスを当て、
  ・カーソル移動ができないといけない。
 そうしないと、描画ソフトのように、いくつもパレット(色とか、筆の太さとかを指定する、メインダイアログ以外のダイアログ)があるとき、パレットが入力されたら(フォーカスはパレットにある)それにもとずいて、描画内容を変えたり、メインウィンドウにフォーカスをもっていったりすることができない。

・複数のウィンドウが立ち上がっている状態で、あるウィンドウで終了指示が出されたら、すべてのウィンドウを閉じ、メモリを開放するという可能性もある(複数文書を立ち上げていて、プログラム終了された場合)

 もし、仮に、こういう問題が起こったとしたら、どうするかだが、これは、JAVAなら、簡単に解決できる。ハッシュマップに全部のウィンドウの情報を入れておいて(ウィンドウに名前をつけて管理しておく)必要なときに、ウィンドウの名前をもとに、ウィンドウ情報をGetして、値を設定、リドローする。プログラムを抜ければ、ハッシュマップが、自動的にメモリを解放してくれる。




 ではBREWは?
 おなじように、ハッシュマップ相当のものを作って、そいつにウィンドウ名と、ウィンドウ情報を入れればいい。で、どの画面にいくときも、そのハッシュマップ相当を持っていけば、すべての画面を、ハッシュマップから取り出し、操作できる。
 さらに、そのハッシュマップに入っているデータは、そのハッシュマップをReleaseすると、解放されるようにしておけば、どこの画面で終了したとしても、そのハッシュマップさえ解放すれば、すべての画面データを確実に解放できる。

 これを実現するのが、カオル姫方式で、IKHMapというマップをつくって、このマップに、キーワードと値をいれておく。値は、画面でも、テキストでもOK!で、アプリが終了するとき、いっぺんに返す。もちろん、必要がなくなったら、その時点で、IKHMAP_Release(ハッシュマップ、"キーワード")で、解放できる。

 実際には、はじめに、文字列だけのIKHMapを紹介して、その後、そういう画面とかでもできるように拡張するんだけど、最終的には、カオル姫方式で、こんなことができる。

 そんなカオル姫方式をもうじき、紹介します(その前に、もうひとつのメリットを書きます)



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CEATECに行って、眞鍋さんの情報大航海ビデオ見てきた。情報大後悔にならねばいいが

2006-10-09 14:20:12 | Weblog

 そうそう、本家に書いたとおり、土曜日にCEATECに行って来ました。

 で、今日は、富士通ブースで踊ってたおねーさんの報告とか、auブースで踊ってたおねーさんの報告とか、Docomoは、オネーサンが踊らないでがっかりとか、そー言う話ではなく、眞鍋さんの情報大航海ビデオ、見てきた!っていう話。

 情報大航海ブースがあって、そこに、眞鍋さんのビデオがでっかい大画面テレビみたいなので映っているのと、おおきなスクリーンで何十人も座れる席で、みれるやつ、どっちでもやってた(同じ内容)。

 で、見たんだけど。。。

 ????

 ちと、変。内容はITMediaの記事どおりで、
 「Google八分、知ってますか?」ってことからはじまって、「検索結果が海外の特定企業に決められることがどれだけ怖いか分かるだろう」っていう部分と、
 「誤解です」!とかいいだして、「情報大航海は、グーグルへの対抗でも模倣」でもありません
という部分が、一続きになってるのよ。。。

 うん?「グーグルへの対抗でも模倣」でもないなら「グーグル八分」の問題って、どーでもいいんじゃあ(^^;)そんなことない??っていう気になってしまった(^^;)
 それにグーグル八分の例が、03年の告発サイトが、一方的に削除されたって話と、06年の中国の法輪講の話。。うーん、03年と状況が違い、いま告発サイト1つを検索できないようにしても、ほかのブログで取り上げられたりしたら。。。

 それと中国の話と日本の話は、かなり違うしなあ。。。




 さらに、その記事にはでてこないんだけど、実際のビデオには、田原総一郎がでてきて、「グーグルで検索できないと、情報ではない」みたいなこというんだけど、どーだろーなー??

 日本の場合、グーグルよりYAHOOでしょ。

 これは、日本でFireFoxがいまいちの理由とも同じだと思うんだけど、
 日本には、パソコンに詳しくない人が、結構パソコンを持っていて、そー言う人は

 インターネット=ブラウザ=YAHOO

 だと思っている。事実、きらきらアフロって言う番組で、松嶋さんが、店員にむかって、「インターネットって、YAHOOのこと?」って言ったみたいだし。。。そんなもんの人が多い。

 だから、検索サイトといえばYAHOOなわけで、グーグルで出てこなくてもYAHOOで出てくれば、さほど問題は無いと思う。グーグルを日本で広めるには、まずは、YAHOOとならぶ知名度を得ることも必要だけど、そーいう知らない人に、そもそも検索サイトとは。。からはじめないといけない(^^;)




 ま、そんなことは、どーでもいいとして、内容なんだけど、それは、そのブースに、先行展示というのがしてある。その先行展示の内容は、こんなかんじ(以下情報大航海のパンフレットから引用、一部略称・カタカナを使ってます)。

・画像コンテンツの検索・活用技術 NHK
・次世代Web情報抽出 ソフトバンクBB
・検索エンジンの安心・安全を目指して 早稲田大学
・空間軸と時間軸を統合したインターフェース 東大
・映像検索・解析システム 富士通
・サイバースペースナビゲーター 次世代情報アクセス 北大
・最先端のイメージマイニング技術 ジャスティクス
・次世代検索サービス NTTレゾナント(Goo)
・映像コンテンツ アクセスシステム シャープ
・ヘルスケア領域に特化したパーソナルナビゲーションシステム 三菱商事

 とまあ、こんな具合で、たしかに、グーグルに対抗していないわけでないことは分かる。
 もし、対抗するなら、グーグルのページランク&キーワード検索以上に、もっといいデータのまとめ方、検索方法を提示しないといけないが、その研究に近いことをしているのは、ソフトバングBB(って、YAHOOじゃん)、とNTTレゾナント(って、Gooじゃん)ってなかんじで、別に、このプロジェクトがなくても、そりゃー、日夜研究してるでしょっていう人たちがやってるに過ぎない。

 他の人たちは、そういう検索エンジンのための研究というよりかは、画像検索の研究や、見せ方の研究が多い。実際にインデクスやロボットのクロールの手法などを研究しているわけではないし、自然言語で入力して、その質問内容から、あらかじめ、RDFによって記述された内容にもとづき検索するために必要な自然言語処理技術を開発してるわけでも、なさそうだ(ひょっとしたら、ソフトバンクBBとNTTレゾナントは、やってるかもしれないが、それは情報大航海のためというより、自分たちの検索エンジンのためだろう)。。

 というか、現状の検索の話に、お金をつけるための、キャッチコピーが情報大航海っていう感じに見えてしまう。これが全部できたとして、検索システムとして、新たなものに発展するかというと????

 うーん、情報大航海が、情報大後悔にならなきゃいいけど。。



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