夏に樹に咲く花を紹介します、ウコギ科の「ハリギリ」別名センノキ、昔その材が栓ぐらいしか使えないということらしいのですが、よく分かりま栓。
大木になる樹ですが今の時期まるで大輪の花が咲いているような感じで目立っています。
高いところで咲いているのでなかなかアップの写真が取れません。よく見るとヤツデの花に似ていますね、そのはずウコギ科ですからヤツデやカクレミノそれからタカノツメやタラノキは親戚です。
そのタラノキの花
タラノキの新芽は人に食べられてしまいますがその後がんばってまた新しい芽を出してぐんぐん伸びてこの通りです。
ハリギリの新葉
これが葉っぱです、カエデ類にそっくりですがはっきり区別できるのは葉の付き方がカエデ類が対生なのに比べてハリギリは互生です、また花もちがいますしその実もぜんぜん違います。
その材は栓にしか使い道がない!なんて失礼なことを言いましたけど今では家具材としてよく使われています。ハリギリの名誉のため。
もう一つ、冬場葉が落ちたハリギリを見てください。
このように針のようなとげが付いているので「ハリギリ」、それから面白いのが幹から芋虫が覗いているように見えませんか?
そおそおギリというのはその材の杢が桐に似ていることからきているそうです。
つづく
私はやはりウドの新芽が好きです。
次の観察会楽しみにしています。