イーハトーヴ里山の樹木ウオッチング

岩手県の北上山地に住まいする私が四季を通してイーハトーヴの里山の樹木と自然と生活をウオッチング。

地震の後は集中豪雨

2008-07-29 12:22:12 | 自然現象


 黒い雲と積乱雲が入り混じった壮絶な天気でした、ちょっとオーバーでしたか?この間続けて強い地震があったと思ったら今度は雷をともなった大雨でした。このごろの気候は穏やかな感じがしないのは何かの影響なんでしょうか?すぐに異常気象だなんて決めてかかるわけでは有りませんが、、、、、。

 西のほうでは大変な災害になったようですが、北の方も地域限定ですが大雨で川が氾濫しそうになりました、私の家の後ろの池も警戒水位を突破して土手の上から少し水が氾濫しました。のんびり本など読んでいましたが心配になって合羽を着て側溝にたまった枯葉など取り除きに表に出ていました。何とか土手の決壊にはならずに事なきを得ましたが、こんな時はどうすることも出来ないですね。

 一夜明けて、今日も怪しい雲行きですが借りている田んぼの様子を見に行きました、やはり何ヶ所か土手が崩れる被害が出ていました。
 昨日の今日で側溝は谷川のような水の流れでした。

 これは私の稲ですがどうやら私が借りている田んぼは被害がありませんでした、言ってはなんですが今年の稲は昨年と比べてとてもいい様です、このまま大きな問題がなければ期待できるかもしれません。
 ヤマセだとかイモチ病だとか心配なことは尽きないのですが、お天道様しだいといったところです。

田んぼの草が花を咲かせていました、「オモダカ」でしょうか


岩手県は大揺れ

2008-07-24 21:51:26 | 自然現象


 今日の未明またまた地面が大きく揺れました、今回はこの間よりも揺れました、前回は本棚の写真が落ちたくらいでしたが今回はパソコンのモニターが倒れていました。
 しかし揺れた割にはたいした被害がなく助かりました、ほっと胸をなでおろしているところです。

 早速皆さんには見舞いの電話やメールなどいただいて感謝しております。
 こちらは無事ですのでご安心ください、有難うございました。

 因みに写真は地震とは関係ありませんが、拝峠から北上山地最高峰の早池峰山を眺めたときの写真です。


宮沢賢治も登った阿原山

2008-07-23 12:31:20 | 俳句


 先月6月の半ばに地元の俳句会の方々と吟行会で近くの阿原山に行ってきました。

剣舞の 赤いたたれはきらめきて

うす月しめる 地にひるがえる  賢治

 宮沢賢治さんはこの近くの種山高原やこの歌碑のある阿原山そして北上山地を沢山歩いていたんですね。
 詩集「春と修羅」でも剣舞のこと種山が原のことなどを詠んでいます。

吟行句↓

ヤブデマリ賢治の歌碑の道しるべ

老松が背を低くする三角点

老鶯や山峡の村日陰なり 

 

ヤブデマリ

  

 阿原山は牛の放牧地にもなっています、遠くに見える黒い点が放牧されている牛たちです、当日はお天気にも恵まれて楽しい時間をすごすことが出来ました。俳句を詠むには吟行がいいですね。   


とうわめだかの里

2008-07-19 18:41:05 | Weblog


 花巻市東和町の野鳥の会主催、自然観察会です。「とうわメダカの里」に行って来ました。ここはNPO法人イーハトーヴ里山水棲生物保存会が造って管理している里山の水辺というかまさにビオトープです。
 今となっては貴重品種となった「メダカ」を保護して増やそうということで始まったようですが今では里山の自然が再生されてとてもいい環境になっていました。その自然の一部を観てください。

タナゴ

たしか「スジエビ」

チョウトンボ

水棲生物だけではなくて、田んぼなどでは近頃見れなくなったトンボやチョウも見る事ができました。

ショウジョウトンボ

キイトトンボ

これははじめて見ました。

ジュンサイの花

美味そうなジュンサイの新芽、酢醤油かなんかで食べたいですね

睡蓮

他にもたくさんの自然がありましたが「ネジバナ」で一息ドントハレ

見学したい人は花巻市東和町役場に聞いてください。


今年の米づくり

2008-07-15 19:37:07 | 米作り


 今年はほんとに空梅雨です、暑い夏も長いように聞きました、私は暑いのが嫌いです、若い頃は暑い夏は海に行って楽しんだものですが今は山がいいです。
 そんなわけで、今年の稲は元気がいいです、そして草も元気がいいので大変です。

 今年は、去年の轍を踏まないように、草だらけにならないうちに草取りをしています。草取りは運動不足の体には結構大変ですが楽しみもあります。

 ちょっとピントが合っていませんが、田んぼにしゃがんでいるのでしょうがない!こんなのが手に触りました。

 簡単につかまりました、「ミズカマキリ」でした、変わった生き物ですね、今年の私の田んぼには生き物がいっぱいです。このほかにも「ガムシ」や「ドジョウ」「コオイムシ」などなど、捕まえたらご披露したいと思っています。

 それから、今年の特徴です、なんだか解かりますか?そう、「イトミミズ」です。
 これが田んぼを耕してくれる秘密兵器なのです。それから草が生えないようにもしてくれるそうです、確かにこの「イトミミズ」が大発生しているところには草が生えていませんでした。
 というわけで、今年は「イトミミズ」と「人間」で田んぼを管理していきます、おっと、水生動物にも手伝ってもらえそうです。

田んぼに通う道端に咲いていました「イチヤクソウ」です。
虫がぶら下がっています。


野鳥観察会IN西和賀(旧沢内村)

2008-07-11 18:43:20 | Weblog


 夏は早くしないと野鳥が昼寝の時間に入ってしまうから鳥を見る人たちも早く現地に向かわなければならないそうです。なるほどそうなんですね、家の周りでも朝は良く鳴いている声を聞きますがお昼時はあまり聞くことがありません。

 貝沢というところの観察スポットとハッチョウトンボの保護区付近それから「銀河高原ホテル」がある大荒沢という地域の3箇所をめぐりました。

 今回印象に残った野鳥を紹介します⇒姿をスコープではっきり見たものでは、いまさらという感じですが「モズ」と「ホオジロ」それから「カッコー」と「ノジコ」でした。
 声だけですが、「オオヨシキリ」も印象に残りました、ギョギョシ・ギョギョシと鳴いていました。
 ハッチョウトンボを撮影しようとがんばったのですが残念ながら小さいのと遠いのとで良く写っていませんでした。

 ウグイス、イワツバメ、ヒヨドリ、ハシボソガラス、モズ、キジバト、シジュウカラ、ノジコ、トビ、アオサギ、ハクセキレイ、カッコー、ホトトギス、カワラヒワ、イカル、ムクドリ、アオジ、オオヨシキリ、アカゲラ、コムクドリ、ヤマガラ、ヒガラ、コガラ、シジュウカラ、クロルグミ、メジロ、コゲラ、キビタキ、ホオジロ、ミサゴ、ツバメ、アマツバメ以上今回の観察会で見られたり聞こえたりした野鳥でした。抜けている物があるかも知れません、アシカラズ。

 因みに「オオジシギ」が現れなかったのが残念だったそうです。私は見た事が有りません。

キンコウカ

タマガワホトトギス

オカトラノオ

クルマバナ

ノリウツギがそろそろ咲きそうでした。

(名称など間違えている事もあるかと思いますが気づいたらお知らせください)


ナニワズは夏落葉して赤い実をつける

2008-07-07 19:14:46 | Weblog


 昨日の日曜日、定例の花巻野鳥観察会に参加してきました。朝6時集合でしたので忙しく何もしないでおにぎりだけ握って出かけました。
 内容はぼちぼち報告するとして取り急ぎ気になった野鳥ではなくて樹木を紹介します。

ナニワズ

 この赤い実をつけた低木です、この固体には葉っぱがまだついていたので何とか分かったのですが、何本かあったほとんどが葉を落していたので始め頭を傾げてしまったわけです。
 このブログでも何回か「ナニワズ」のことをアップしていますのでそちらも見て下さい。2007年2月9日

 写真がダブルかもしれませんが春先咲いたナニワズの花を見て下さい。

 「ジンチョウゲ」の仲間で常緑のように見えますが、夏に落葉して赤い実をつけます、いや赤い実をつけて落葉するといったほうがいいのかな。
 この樹とよく似た物で「オニシバリ」というのがあるようですが、西の地域でしか見られないようです、東北地方には「ナニワズ」が自生して西のほうでは「オニシバリ」ということのようです。
 というのは、私が良く閲覧しているHPに「このきなんの木」というのが有るんですが、その掲示板で、前に「ナニワズ」か「オニシバリ」かという話しに花が咲いたことがありました私も話しに参加させてもらったので良く覚えていました。

 低木なので夏になると大きな樹木の下で忘れられたように落葉して赤い実をつけています、変わった樹木です。結構珍しいと思います。

 


草が伸びる伸びる

2008-07-04 19:23:47 | Weblog


 いつの間にか鶏糞の中からカボチャが芽を出し、勝手に蔓を伸ばします。あっという間です、アマガエルも気持ちよさそうに葉っぱを独り占め。

 この間私のところのニワトリが大量に狐にやられてしまったので、ようやく重い腰を上げて小屋の周りに電牧を張り巡らしました。
 電牧というのは電気を通した牧柵のやくです、いまは案外簡単な設備で効果的な働きをしてくれます、うちは大きな動物、鹿や熊、いのしし等の被害ではないので地面すれすれに電線を張ります。
 そこで、今日の話ですが、草が伸びる伸びる、1日にどのくらい伸びるのか、一番下の電線が地面から約15cmくらいのところに張っていますが、何日もしない間に電線にタッチしてしまいます。
 タッチしてしまうと地面に放電してしまって役に立ちません、そこでのべつ草刈ということになります。それは良いのですがカボチャの蔓が伸びたがるのに伸ばせないのが困りました、他に移植しようかとも思いましたがちょっと機会を逸してしまったようです。
 農村に住んでいると、家の周りや農地、道路の草刈は仕事の一部です、1日デストロイヤーとなって草と戦うこともあります、何も考えずにもくもくと草を刈る!体中汗だらけになって草を刈る!
 私は草を刈りながらこの草は何という草か?お!珍しい花が咲いているぞなどと気にしながらやっているものですからあまりはかどりません、

 これは「黄ツリフネソウ」のようです、こんな草も沢山有って刈ってしまうのももったいない、などと考えてしまいます、だから中途半端になってしまうわけですね。

 ちょこっと何時も持ってるカメラで近づいて見たら、この鞘がパチパチと爆ぜて種を飛ばしました。新鮮な驚きでした。