イーハトーヴ里山の樹木ウオッチング

岩手県の北上山地に住まいする私が四季を通してイーハトーヴの里山の樹木と自然と生活をウオッチング。

心肺停止の知らせ

2007-12-22 18:35:06 | Weblog

 何かやな予感がしていたところ、普通、電話が掛からない時間に知らせがありました、私の母の死亡。
 ずっと前から認知症になっていて施設で日々をすごし、その後2年もの間意識もなく寝たきりの生活、なんとも人生の最後が「心肺停止」、死に目も何もないような感じでした。
 3~4年くらい行ってなかったでしょうか、久しぶりの東京、ずいぶんまた進化していました、じゃんじゃんビルが建って「おいおいまだ建てるのかよ!」といった感じ、東京の中心街から私鉄に乗って実家に向かいますが、周辺も大変なものでした、車の多さ、人の多さにうんざり、浦島太郎状態でした。
 
 ということでしばらく何も書く気力がなくて、帰ってきてからも単純力作業に明け暮れていました、頭がまとまらないときには力仕事がいいようです。
 またぼちぼち書こうかと思っていますので時々覗いてください。
 年賀のご挨拶は失礼いたします。
 

ふたご座流星群

2007-12-15 19:32:15 | Weblog


 ようやく仕事が一段落しました、ちょっと根をつめてやったので疲れました、

 出来てみるとこんなもんですが、助手も無しで全部一人でやるのは結構大変なんです。農家というとなんていっても屋根が付いている場所がほしくなります、特に鶏を飼っていますと餌を置いておく場所や餌を作る場所などいくらあっても良いかんじです。
 何故か今の時期になるとトタン屋根をとんとんとんとんたたいてる、毎年同じようなことをしている感じです。とりあえず屋根が張れて一安心。

 そうそう、昨日14日のふたご座流星群、すごかったですね、たまたまこちらでは晴天に恵まれましたのですっかり見ることが出来ました。流星の写真の撮り方を知らないので、(機材もないのですが)ただ夜空を見ていました。
 流星群といえばいろいろありますが、8年ほど前でしたか、あやふやですが、「しし座流星群」が大出現するというので世界中が大騒ぎになったことがありました、私の家でも大騒ぎとなりまして、近くの種山高原まで車を走らせて夜空を眺めたものでした。確か11月だったと思いますが、とても寒くて外で眺めるのが大変だったように覚えています、それでも完全防寒で頑張りました、凄かったですね堪能しました、でも前評判が高すぎて期待がうんと膨らんだせいか凄いんだけども、少し拍子抜けした感じが有ったことが印象として残っています。
 それに比べ、今年のふたご座流星群は期待もしていない割には沢山星が流れたように思いました、多いときで2~3分に一つくらい流れていました、風呂上りで始めはホカホカしていた体もしばらくするとじわじわ冷えてきましたので家に戻る事にしました、その後薪ストーブで体を温めてから2度目の挑戦で表に出ましたがいつの間にか雲が出てきて見えずらくなったので真冬の星見は終了にしました。
 私は何を隠そう夜空を見るのが怖い子供でした、真っ暗な空に無数の星、吸い込まれてしまうような恐怖を感じるのですが皆さんはどうでしょうか?今は怖いより興味のほうが勝っているので屋根の一部をガラス張りにして夜空が見れる家に住みたいと思っているほどです。


冬点描

2007-12-09 17:38:00 | Weblog


 本物の冬が来る前に、毎年同じように冬が決まる前にやらなくちゃならないこと、沢山有るんですね、やらなくたって済んでしまうといえば済んでしまうのですが、、、そんなわけで雪が降ったり晴れたりしていますが日和を見ながら忙しくしています。

この頃の冬の感じを写真で見てください。

今日の朝でした

比較的暖かい朝でした、地表の温度と空気の温度差でガスッていた模様。

家の前の田んぼ(私の田んぼではありません)

こんな気持ちのよい日も有ります
私の家の隣の隣です

ガマの穂
晴れた風の強い日に綿毛が飛び散ります。

ちょっと遠いですが、赤松の枝にホオジロです

かやぶきの屋根から昇るのは煙か?
日本一のかやぶき屋根で有名な「正法寺」の一角にありました本堂ではありません。


ようやくスズメバチがいなくなった

2007-12-04 21:24:16 | Weblog


 今年の夏ははとうとう工房の2階に上がれませんでした、というのがこの写真が原因なのです。
 すごいですね、「やたらとスズメバチが飛んでいるな、」と思ったらダンボールに吸い込まれていくでは有りませんか、さては!と思ったらやはり、それ以来2階には上りませんでした。何しろ凶暴な奴らですから。

 荷物はほとんど入っていなかったようでした、ダンボールのとっての穴から外に広がったのでこんな状態になっていました。

 どうですか、見ない間に箱の中で立派に育ったものです。
 雪も降ったし、朝の気温がマイナスにもなったしそろそろ蜂も引越ししただろうと思って中を覗いてみました。スズメバチはその年にこんなに立派な巣を作るのですが冬になれば他所へ飛んでいって藁のなかとかで冬越しするようです。この立派な巣はそのうち野鳥たちによって破壊されてしまいます、もったいないことです。

ちょっと暗くて見づらいですが死んだスズメバチが一匹巣の入り口を守っているかのようにへばりついていました。

この後いよいよ本格的な冬です。


ナラ枯れ

2007-12-01 18:28:06 | Weblog


 まだまだ本格的冬には早いようでこの間降った雪はすぐと消えてしまいました、家のすぐ前の風景です。

珍しく雑木ばかりの山です、コナラ中心の雑木山です。

里山の主人公コナラですが、少し山に入るとコナラは姿を消してミズナラの縄張りとなります。

 コナラとミズナラの違いなどは別の機会にして先日、東北のNHKテレビで「ナラ枯れ」の実態を特集していましたので少し考えてみようと思います。       この病気?は樹齢を重ねたナラの木に「カシノナガキクイムシ」が寄生し「なら菌」が繁殖、そのけっかナラの木は水を吸い上げなくなって枯れてしまうのだそうです。
 岩手県内ではまだ見られていないようですが、80年代に新潟あたりで広がりを見せ日本海側を中心に東北では山形秋田そして福島で猛威を振るっているそうです。
 山形では20万本のナラが枯れてしまったそうですからすごい事です、樹齢120年のナラの木一本に数万匹のキクイムシが入っていたそうですがこのキクイムシが蔓延している原因のひとつに山の木が利用されなくなったために老木が増えその老木に「カシノナガキイムシ」が集まりその地域のナラの木を全部だめにしてしまう。
 キクイムシが老木を好むというのは「そうかな」と思いますが、だからといって老木が悪いことにはならないと思うのですが、、、、、、。
 しかし自然現象には逆らえません、松枯れもそうですが南や西のほうから広がってくるのはなぜでしょうか?
 対策といえば、お手上げ状態だそうですが、細々と行われていました、焼け石に水といった感じはありましたが、林業関係の行政の方々によって虫が入ったナラの木に殺虫剤を注入したり、おとりの木に殺菌剤をしみこませ、フェロモンで虫をおびき寄せ、殺虫する方法を試していました。(殺菌剤でナラ菌が繁殖しないと虫は死んでしまうそうです)
 それにしても後手後手といった感じですが、なんともならないですね。

これはナラ枯れではありません、まだ紅葉した葉っぱが落ちていないところです。