イーハトーヴ里山の樹木ウオッチング

岩手県の北上山地に住まいする私が四季を通してイーハトーヴの里山の樹木と自然と生活をウオッチング。

ナナカマドはいち早く紅葉して赤い実が美しい

2005-10-31 10:01:24 | Weblog
ナナカマドは街路樹などにもなっていて、案外身近な樹木に成っています、山にあってはけっこう標高の高い地帯にまで生息していて秋にはいち早く紅葉して赤い実も鮮やかです。
ナナカマドの語源は「七回かまどにくべても燃え残る」ということのように聞いています、2年程前に知り合いの庭にあった桐の樹とナナカマドの木が邪魔になって切ったので薪にしないかといわれもらってきて風呂やストーブで燃やしてみたのですが他の雑木と遜色ない燃え方で案外語源も当てにならないなーと思いました。ついでに桐の木も燃やしましたがまずまずの燃え方です。しかし火力で言うとやはりナラやクヌギの類にはかないません。

平地では桂の葉が少し黄葉し始めた。

2005-10-30 18:03:24 | Weblog
私の好きな樹木の一つがこの桂です、春先もすばらしいし夏のあのボリュウムのある緑もいい、そして秋の紅葉がまたすばらしい。
この木も川沿いに多く見られますが、ほとんどの場合単独で大胆にまっすぐ伸びています、直径1メートルにも成る物もあるようです。
岩手県ではしだれ桂の大木が有名です。
以前、広葉樹の材料ばかりを商いしている銘木屋をたづねたとき板の巾が90センチもあるものにでくあわせて感動したことがありました。即座に買求めて持ち帰り、しばらくしてテーブルに替わり知り合いの家で活躍しています。

99年の櫃取湿原の紅葉

2005-10-29 12:23:32 | 樹を観る会
今回紅葉が見られなかったので、1999年に訪れた時の櫃取湿原の紅葉をアップしました。
これでもちょっと過ぎたぐらいでしょうか、9月の末でもいいくらいですか。
左のやけに赤いのはツタ漆です、このツタ漆にかぶれると普通のウルシより大変です、ユメユメ油断しないようにしましょう。ここは春も素敵だそうです、ミズバショウ、シャクナゲ、など咲き乱れるそうです、来年の春にはまた訪れよう。

櫃取、ブナの実が落ちて幼木の林が出来た。

2005-10-27 10:35:47 | 樹を観る会
これはクマの爪あとがあったブナの大木のすぐ近くのスペースに林立しているブナの幼木たちです。
幼木の葉は落ちないで紅葉していましたので葉っぱを見てすぐにブナだなっと確認が出来たわけです。なぜここだけブナの幼木が密集しているのか、先生役のMさんから「ここに多分あった大木が倒れ、急に日が当たり始めたので落ちて静かに時を待っていたブナの種が一斉に芽を出し幹を伸ばしてきたのだろう」という説明でした、こうゆうことは良くあることで、この夏に歩いた八幡平のコメツガの天然林でも見る事ができした。
自然はしぶとい、やわな人間には想像もつかない力を持っている。

ブナの大木に熊の爪あと

2005-10-26 12:30:53 | 樹を観る会
櫃取のブナの大木に熊の爪あとがありました、この地域はもちろん熊のワンダーランド、ブナの実でも食べるのにこの樹にのぼったようです。
たまに熊棚といって木の上に人が座れるような棚が出来ていることが有ります、熊が木の上によじ登り枝を折ってその上に座ってむしゃむしゃ木の実を食べるのだそうです、実際に食べている所を見たことが無いのですが、目に浮かぶようです。
そういえば歩く途中「熊に注意」の看板がありました。幸せなことにクマにあう事はありませんでした、嵐のような日でしたから熊もどこかで1日休んでいたのでしょう。それに大勢で話をしながらですからクマもびっくり隠れていたのかもしれません。

マユミの大木

2005-10-25 10:40:10 | 樹を観る会
自然にあるマユミの樹でこんなに大きなものは他に見たことが無い。
これは櫃取湿原の自然保護地区の手前の草地に一本だけポツンと立っているマユミの大木です。残念なことにすでに葉っぱは落ち最後まで残る花のような実も落ちていました、この地域はとても寒さが厳しくて八幡平あたりが紅葉の見ごろの頃には終わっているそうです。今回の樹を観る会はあと1~2週間早ければ錦織り成す紅葉が観られたはずです、ましかしみんなの予定など考えれば仕方のないことでした。その代わり、葉っぱの落ちた樹木のすばらしさも堪能できて良かったと思います。
紅葉はこの地区に上がってくる道すがら車の中から十分堪能したのですが。
そうそう、この地区は岩手短角牛の放牧地の中にある、というか全体が放牧地なのです、そこここに証拠の牛糞がもっこりべったり有って何度も踏んで運がついた人もいました。
つづく。

第6回「樹を観る会」櫃取湿原(1)

2005-10-24 18:10:24 | 樹を観る会
昨日の日曜日「樹を観る会」で岩泉の櫃取湿原に行ってきました。
ブログでは初めてですが、私がイイダシッペで事務局のようなことをしている自由気ままな会です。バードウオッチングという用語はだいぶポピュラーになっていますが、その感じで言えば樹木ウオッチングということです。つまり、樹を見るのが目的の会、始めは樹を観る会?ってしゃれのつもりで呼びかけたのですが、だいたい15名ぐらいの方が集まり実際に見て歩き始めて2年程になりました。
この会は規約もないし、出入り自由だし、何の拘束もありません、参加希望の方はメールをいただければ歩きに行く時には連絡いたします。それから、今までの会の記録は私のホームページから見られます「おおわくねっと」にリンクしています。
 さて昨日の岩手県は低気圧が通過して嵐のようなお天気でした、それでも皆さん好きな人ばかりで、参加予定の12名全員集合して予定の行程を雨の中歩きました。
この写真は、ミズナラの大木の太さをみんなで測っているところです。
 このあと何回かにわたりアップしますのでご覧下さい。

カボチャはまだ花を咲かそうとするのか

2005-10-22 05:56:29 | 生活
朝の気温が10度を下回ろうとするこの頃ですが野放図にはびこったカボチャが花の蕾を持っている、「ああ!まだ花を咲かそうというのか」。
ちょっと感傷的になってしまいましたが、こんな光景にも感動するのも冬近しということでしょうか。

その後のノブドウ

2005-10-21 06:20:30 | Weblog
その後のノブドウをアップしました。どうですかこの色「自然は魔術師」なんてありきたりの表現で恥ずかしいですがマジックですねー。
さて、農業では余計な草や木は邪魔者、稲、麦、野菜、果樹などを作る上で邪魔になるもの、雑草として除去の対象となります。
家庭菜園で言えば、自分で食べるのだから草だらけになっても除草剤はつかわないでいいのだ、ということになる、栽培面積が狭いのも除草剤をつかわないでよい理由になるのですが。本職の農業の現場は正直除草剤なしでは成立しないのが現状です。
 私のすんでいる地域は純粋農業地帯、稲作を中心に野菜栽培が少し、といっても中山間地ですから見渡す限りまっ平らな田んぼというわけではありませんが。
それでも、畑、田んぼの草は嫌われ必ずといってよいくらい除草剤で綺麗になくなってしまいます。コトホドサヨウニつる性植物は生えることすら考えられない、ましてや田んぼや畑に木が生えたら大変です、さらに家の周りなどに草や木を生やしっ放しにしていることすら嫌われてしまいます、ノブドウを眺めてシャッターを切ったりニヤニヤしていたらオカシイと思われてもしょうがないのです。私はみんながオカシクナッタホウガいいなーと思っています。
しかし、農業を生業としてしている人は雑草が生えて生産物に影響があるのでは生活に響いてしまう、ジレンマでしょうか。

何の幼虫だろうか?

2005-10-20 06:37:05 | Weblog
先日我が家の庭のニシキギの実を見ていたらなんだか始めてみる毛虫というか幼虫なのだろうと思われるものが張り付いて盛んに葉っぱを食べていた。
私はこういったものには詳しくないので変態したらどんな姿になるのか、これから冬に向かってどんな生きてゆくすべを持っているのか解りません。
しかし、変わった姿と色をしているなーというのが印象でした。そのうち正体がわかるだろうと思って眺めています。