イーハトーヴ里山の樹木ウオッチング

岩手県の北上山地に住まいする私が四季を通してイーハトーヴの里山の樹木と自然と生活をウオッチング。

雪山散策in志賀来山

2011-03-03 17:32:40 | 樹を観る会

「樹を観る会」のご案内

雪山散策in志賀来山

久しぶりの「樹を観る会」です、もう忘れてしまったと言う人もいるかもしれませんが、皆さんはお元気でしょうか?昨年は種山に登りましたが今年は旧沢内村のスキ-場と温泉がある志賀来山に登ります。

日 時  2011年3月13日(日) am8:30 集合

集合場所  江刺総合支所正面玄関前

持ち物   お昼 飲み物 防寒着 かんじきorスノーシュー

※   参加の方は電話かメールでお知らせください。

    ブログご覧の方はコメントください。

    連絡が遅かったので都合つけるのが難しいかと思われますが、あまりに  も参加が少な 場合は中止にします。  

今毎日私の家のまわりでえさをつついています。「ジョウビタキ」♂

     


「樹を観る会」雪の種山

2010-03-28 20:50:42 | 樹を観る会


 今年初めての「樹を観る会」は雪の種山高原の物見山に行ってきました。頂上は867メートル北は早池峰山、岩手山、西は奥羽山脈の和賀山塊や焼石岳、夏油、須川岳(栗駒山)東は五葉山など太平洋側の山々がぐるりと眺められます。

 頂上に立った参加者、今回は皆さん忙しくて少し集まりが悪かったようです。

 今日は冬の山登りとしては天気が安定していてうんと寒くもないしカンカン照りでもないしとてもいい感じの一日でした。
 のぼりで2時間、くだりで1時間ゆっくりゆっくり樹木の観察、特に冬芽を観察しながらの往復でした。

雪の上の樹木の陰がとても綺麗でした

唐松林の縁にはマルバマンサクの花が咲き始めていました。

最後にこんな可愛い蕾が

春を待つ「オオカメノキ」=「ムシカリ」の花芽
ウサギですかね


「樹を観る会」の案内

2010-03-09 19:05:04 | 樹を観る会


「樹を観る会」のお知らせ

固め雪歩きin種山 

目的地は種山高原・物見山

2010年3月28日(日)

Am 8:30集合

江刺総合支所正面玄関前

※ 直接現地集合は国道397道の駅種山ポラン駐車場
Am 9:10頃

※ 荒天の場合は中止することが有ります。

参加する方は連絡ください

 □ 雪の上をどこまで歩けるか分かりませんが、無理しないように考えて 
   います。当日はまだ雪が残っていると思いますので、カンジキORスノ
   -シューが必要です。

 □ 冬の樹木観察をします、当然葉っぱや花などありませんので、冬芽や
   樹肌などの観察になります。いくつ冬芽を覚えられるでしょうか。 

サワグルミの冬芽

サワグルミの葉痕、なにかの顔に見える

 


樹を観る会

2009-04-02 21:50:54 | 樹を観る会


 今年初めての「樹を観る会」の案内です。

湯川沼付近の散策

湯川沼は西和賀町、旧湯田町の湯川温泉から入っていきます、
ほぼ秋田県の県境あたりにあります。
当日はもしかすると珍しい「オクチョウジザクラ」の花が咲いているかもしれません。
樹木、草花の観察にはもってこいの場所だと思います、
参加をお待ちしています。

日時 2009年4月26日

集合時間 AM  8:30

集合場所 江刺総合支所玄関前

直接の方は北上線「ほっとゆだ」駅前に9:45過ぎにまっていてください。
前もって連絡をしてください。

持ち物 お昼、飲み物、雨具

※ 小雨決行です

ハシバミの雌花


なめとこ山

2008-09-20 19:18:07 | 樹を観る会


 宮沢賢治の童話に出てくる「なめとこ山の熊」の舞台になっている「なめとこ山」って本当にあるのでしょうか?

 

 花巻市を流れる豊沢川にかかる「幕舘橋」の欄干に設置されている案内板です、実在する山のようですね、宮沢賢治生誕100年記念のときに記念行事の一つとして国土地理院の地形図にその名前が載ったということでした。
 案内版には「登山道が整備されていないので登山できません」と有りましたが登った人が有る様なので実際に行ってみました。

 花巻市外から鉛温泉を通り越してから豊沢湖を渡り旧沢内村に向かい、幕舘橋を渡ってすぐに雫石方面に曲がります。
 そして豊沢川の支流に沿って車を走らせます、花巻市と雫石の境「峰越峠」の手前辺りに目印になっている「金勢神社」登り口があったので、どんな感じか確かめるつもりで登ってみました。

 もう一つ、直接なめとこ山に登る登山道があるようですが今回は解かりやすいというか登りやすい道を選びました。
 道はわかりやすく登りもきつくなく快調でした、はじめは杉や一部唐松の植林のなかを登りますがそのうち雑木の山になります。
 ブナやミズナラのなかに「クロベ」の大木がひときは目立っていました。「クロベ」は別名「ネズコ」といってヒノキかですが樹皮が滑らかで光沢があります。

クロベ

ブナなどの登山道

 

金勢神社

 今回登った道はこの写真の神社のための物ですが、この道はそのまま「なめとこ山」の頂上まで通じているようです。というのは少し時間がなくなったのでもう少し頂上目指して歩いてから帰路につくことにしました。

 ということで、次回「樹を観る会」の下見でした。

 10月26日(日)「樹を観る会」で「なめとこ山」に行きます
 改めて時間などはお知らせいたしますが、良かったら日程に入れておいてください。

「アケボノソウ」のぼり口当たりに咲いていました、綺麗ですね。
この間新聞に紹介されていたので直ぐに分かりました。


櫃取湿原のつづき

2008-06-05 18:13:13 | 樹を観る会


櫃取り湿原はノロメキ沢という沢沿いに開けた湿原です
沢の両側は広葉樹林や草原になっています
これは草原の中に転々とあるダケカンバです。

イタヤカエデ、葉っぱの展開と同時に咲いた花のあとが先っちょに付いています

ヤチダモはまだ冬芽でした、よく見るとサワグルミとはだいぶ違う冬芽です

合体木

右がミズナラ、真ん中はヤチダモ、左がダケカンバでした


シナノキ(マダ)

 特徴的に感じたのがこの「シウリザクラ」でした別名「ミヤマイヌザクラ」というように里よりも山のほうに自生しているそうですが、この地域にはずいぶん沢山ありました。もちろん1000メートルくらいのところなので当然なのかもしれませんが。

シウリザクラの葉

トチノキの幼木

熊でもいそうな洞でした、ちょうど座禅を組むとすっぽり人が収まります。

 今回確認した樹木名⇒ダケカンバ、シラカバ、ミズナラ、サワグルミ、シウリザクラ、ブナ、シナノキ、トチノキ、ヤチダモ、カツラ、マユミ、オヒョウ、ノイバラ、ヤマナシ、ヤマザクラ、アズキナシ、ハウチワカエデ、イタヤカエデ、ツルマサキ、ナナカマド、ツルウメモドキ、、、、、ああくたびれた。
 今回は中途半端な時期(こんな筈では)でしたので私的には後半月から一月後にまた訪れたいと思いました。
 しかし牛が作った自然公園「櫃取り湿原」はいつ来てもいい感じでした


樹を観る会in櫃取湿原

2008-06-03 13:53:48 | 樹を観る会


 6月1日、何回目になるか忘れ始めた「樹を観る会」で岩泉の櫃取湿原(綺麗な写真で紹介しているHPにリンクさせてもらいましたので見て下さい)に行ってきました。お天気が少し心配でしたが大きく崩れなくて儲けものの1日でした。

 ごらんの曇り空のした放牧されている牛がのんびりと草を食んでいました。不思議な風景です。
 3年前の秋に「樹を観る会」で訪れていますので良かったらその時の記録を見て下さい。おおわくネットから「樹を観る会」へはいってください。

シンボルツリーとして結構有名な「マユミ」の古木
秋に実をつけたところはえもいわれぬ美しさです。

マユミはニシキギやツリバナの親戚です。

 クリンソウです、まだまだ咲いたばかりのような花でした、この湿原は里とは1ヶ月くらい季節が遅いようです、シャクナゲもまだ咲いていませんでした。

ミズバショウもちらほらでした。

つづく


「樹を観る会」雪山トレッキング

2008-03-17 19:35:42 | 樹を観る会


 今年初めての「樹を観る会」雪山トレッキングIN夏油・オガラ森山

 夏油高原スキー場の手前の「オガラ森山」に行ってきました。前日とは打って変わって安定した春らしいお天気でした。最高のコンディションといってよいと思います。
 はるか「駒ケ岳」を望むところです。

 スキー場に向かう道路にはすでに雪はありません、登山口も無いところから上るので途中除雪車などが退避する場所に車を止めました。
 いよいよ登るぞという緊張感が漂う一瞬ですね。

 カンジキを履いているところです、初めてカンジキを使う人も居てなかなか上手くいかない場面もありました。
 今回は9名の参加でしたがそのうち4名がスノーシュー、その他の人が「ワカンジキ」で挑戦ということになりました、年齢的には30歳台が2名、後は50~60台の方たち、最高齢は67歳のSさんでした。

 オガラ森山はブナを中心に、ミズナラやホオノキ、ウダイカンバ、サワグルミ、ミズキ、トチ、イタヤカエデ、などの樹種に覆われていました。

 低木はほぼ雪の中ですがそれでもマンサクの花がすぐに私たちを迎えてくれました。場所によってはそろそろ地肌が見えるころですが、総じて2メートル近い残雪があるようです。

 樹の根元ですがこんな感じに融け始めています、ようやく根元が見えていました、ちゃんと計ったわけではありませんが人の背いよりあるようです。

杉の樹にツルが巻いていて蕾も膨らんでいました
ツルアジサイですね。

昨年の種と装飾花がドライフラワーになってついていました
こんな感じはユキノシタ科のアジサイとかノリウツギによく見られます。
雪の山ではとても目立ちます。

これも目立ちましたね、誰のフンでしょうか、ウサギか?

鼻の穴のようですがカモシカの足跡です、2つのひずめは牛と同じ遇蹄属のものですね。

よく残っていたブナの葉っぱ

 2時間ほど雪の急斜面を彷徨して頂上直下でお昼にしました。今回も水沢のOさんのご好意で味噌汁やコーヒー紅茶をご馳走になり、めいめいが持ってきたお弁当を分け合って楽しい昼食でした。ありがとうございました。
 写真は用意した、これもOさんが持ってきたスコップで穴を掘ってテーブルと椅子を作って楽しんでいるところです。

 さて楽しい時間も過ぎてとうとう下山することにしました。もう一度カンジキやスノーシューをはき荷物をまとめています。
 この間寒いと感じることがありませんでした、皆口ぐちにこんなことはほとんど経験したことが無いといっていました。ほんとに気持ちよい時間をすごす事ができました。

ブナの冬芽、花芽だと思いますが、パンパンに膨らんでいました

下山途中でブナの根元あたりにかろうじて低木を見ることができました。

上タムシバ「モクレン科」と下はオオバクロモジ「クスノキ科」
どちらもよい香りがする樹木です。

以前に女神山で、タムシバとクロモジのことについて書いていましたのでこちらを見てください!


冬の「樹を観る会」IN夏油

2008-02-26 10:10:44 | 樹を観る会


「樹を観る会」

雪の山で樹木ウオッチング

 昨年はカンジキまで作ったのに春の嵐で中止ということになりましたが、今年の天候はどうでしょうか?目的地は昨年と同じで夏油高原スキー場の手前の「オガラ森山」の予定です。
 樹の姿、樹の肌、枝の出方、冬芽の形などで樹木の種類・名前などを知りたいと思います。
 それから野鳥や冬の動物にも会えるかも知れませんので期待してください。
 冬の山ですから天候などによっては中止ということになるかもしれませんので宜しくお願いいたします。でも今年は実施したいものです。

日・時    2008年3月16日(日) AM9:00集合

集合場所         江刺総合支所正面玄関前
              途中合流の方は連絡ください

目的地    北上市オガラ森山(夏油スキー場下)

持ち物  昼食、飲み物、防寒着、双眼鏡(ある方)

履物  長靴、スノーシュー、orカンジキ(無い方は相談)

参加の方は早めに連絡ください

 会の方でなくても参加okですのでご連絡ください、今回も頂上まで行けるか解かりませんが何時もの様にゆっくり行きたいと思います。2~3時間位掛かると思います、ちょっと登りがきついかもしれませんので体調に気をつけてください。
 帰りは近くに沢山温泉が有りますので希望の方で入りたいと思います。


早池峰神社

2007-10-17 19:11:13 | 樹を観る会


 今回の「樹を観る会」は薬師岳の登山ルートの途中にある「又一の滝」を目指したのですが、この一帯は北上山地の中心とも言えるような地域で、早池峰山、中岳、鶏頭山などの険しい山々が連なっています。
 これらの山々に登る入り口当たりにはいくつかの早池峰神社があるようです、今回は遠野側の早池峰神社にお参りをししましたのですこし紹介します。

 神社の神門です、その昔お寺だったそうですが、明治の頃廃仏きしゃく政策によって、神仏混淆の真言宗早池峰山妙泉寺は早池峰神社となったのだそうです。やはりお寺の山門といった風情がありますね、中には仁王像があったのですがほかのお寺に移動されたと書いて有りました。
 よく解からない話です。

 すぐ脇にあった大きな杉の木、目どうり(地上から1m30㎝)6m50cmありました、直径にすると2mを超えているわけですね。注連縄がとれていたのはなぜだったのか?

 本殿横の夫婦イチイ(県の天然記念物)真ん中(雄)、左は杉です。
イチイはとても成長の遅い樹木ですからこんなに大きな樹に成長するにはどのくらいの年月が掛かったものか、この他にも神社の境内にはそこここにイチイの大木がありました、薬師岳にはイチイが自生していますからこの地域全体に昔から多いのでしょう。

因みに遠野市の市の樹木はイチイだそうです。

 私の家にはイチイの木が材料になった物が有りますが、その肌は赤くてすべすべで重くてとてもいいものです。