今年初めての「樹を観る会」雪山トレッキングIN夏油・オガラ森山
夏油高原スキー場の手前の「オガラ森山」に行ってきました。前日とは打って変わって安定した春らしいお天気でした。最高のコンディションといってよいと思います。
はるか「駒ケ岳」を望むところです。
スキー場に向かう道路にはすでに雪はありません、登山口も無いところから上るので途中除雪車などが退避する場所に車を止めました。
いよいよ登るぞという緊張感が漂う一瞬ですね。
カンジキを履いているところです、初めてカンジキを使う人も居てなかなか上手くいかない場面もありました。
今回は9名の参加でしたがそのうち4名がスノーシュー、その他の人が「ワカンジキ」で挑戦ということになりました、年齢的には30歳台が2名、後は50~60台の方たち、最高齢は67歳のSさんでした。
オガラ森山はブナを中心に、ミズナラやホオノキ、ウダイカンバ、サワグルミ、ミズキ、トチ、イタヤカエデ、などの樹種に覆われていました。
低木はほぼ雪の中ですがそれでもマンサクの花がすぐに私たちを迎えてくれました。場所によってはそろそろ地肌が見えるころですが、総じて2メートル近い残雪があるようです。
樹の根元ですがこんな感じに融け始めています、ようやく根元が見えていました、ちゃんと計ったわけではありませんが人の背いよりあるようです。
杉の樹にツルが巻いていて蕾も膨らんでいました
ツルアジサイですね。
昨年の種と装飾花がドライフラワーになってついていました
こんな感じはユキノシタ科のアジサイとかノリウツギによく見られます。
雪の山ではとても目立ちます。
これも目立ちましたね、誰のフンでしょうか、ウサギか?
鼻の穴のようですがカモシカの足跡です、2つのひずめは牛と同じ遇蹄属のものですね。
よく残っていたブナの葉っぱ
2時間ほど雪の急斜面を彷徨して頂上直下でお昼にしました。今回も水沢のOさんのご好意で味噌汁やコーヒー紅茶をご馳走になり、めいめいが持ってきたお弁当を分け合って楽しい昼食でした。ありがとうございました。
写真は用意した、これもOさんが持ってきたスコップで穴を掘ってテーブルと椅子を作って楽しんでいるところです。
さて楽しい時間も過ぎてとうとう下山することにしました。もう一度カンジキやスノーシューをはき荷物をまとめています。
この間寒いと感じることがありませんでした、皆口ぐちにこんなことはほとんど経験したことが無いといっていました。ほんとに気持ちよい時間をすごす事ができました。
ブナの冬芽、花芽だと思いますが、パンパンに膨らんでいました
下山途中でブナの根元あたりにかろうじて低木を見ることができました。
上タムシバ「モクレン科」と下はオオバクロモジ「クスノキ科」
どちらもよい香りがする樹木です。
以前に女神山で、タムシバとクロモジのことについて書いていましたのでこちらを見てください!