イーハトーヴ里山の樹木ウオッチング

岩手県の北上山地に住まいする私が四季を通してイーハトーヴの里山の樹木と自然と生活をウオッチング。

「樹を観る会」雪の種山

2010-03-28 20:50:42 | 樹を観る会


 今年初めての「樹を観る会」は雪の種山高原の物見山に行ってきました。頂上は867メートル北は早池峰山、岩手山、西は奥羽山脈の和賀山塊や焼石岳、夏油、須川岳(栗駒山)東は五葉山など太平洋側の山々がぐるりと眺められます。

 頂上に立った参加者、今回は皆さん忙しくて少し集まりが悪かったようです。

 今日は冬の山登りとしては天気が安定していてうんと寒くもないしカンカン照りでもないしとてもいい感じの一日でした。
 のぼりで2時間、くだりで1時間ゆっくりゆっくり樹木の観察、特に冬芽を観察しながらの往復でした。

雪の上の樹木の陰がとても綺麗でした

唐松林の縁にはマルバマンサクの花が咲き始めていました。

最後にこんな可愛い蕾が

春を待つ「オオカメノキ」=「ムシカリ」の花芽
ウサギですかね


苦い木

2010-03-20 20:19:53 | Weblog


 とうわ野鳥観察会の探鳥会に行ってきました、3月はいろんな総会が開催される時期ですから皆さんお忙しいようで11名の参加ということでした、あまり沢山の参加でも野鳥が警戒して出てこなかったりしますのでこのくらいの人数もいいのではと思いました。

 さて今日はタイトルの「苦い木」を紹介します

 冬枯れの林で少し違う、違うというのはよく見慣れたコナラとかエゴノキとかヤマザクラとかとは少し違った冬芽を見つけました。
 木の肌を見るとエゴノキのように少しつるっとしていて黒っぽくその割には丸い皮目が少し有りで、はじめなんかなー?という感じでした。

頂芽は裸芽、つまり燐辺にくるまれていない冬芽です

側芽と顔に見える葉痕です、可愛い顔ですね

 冬の樹木ですから、一発で「ニガキ」だとは断定できませんでしたが、それならというので枝先を少しかじってみました、「ニガッ!!」やっぱりニガキでした。キハダと同じようにその内樹皮は胃腸薬にされたそうです。
 良薬は口に苦し!

 このニガキはニガキ科ニガキ属、葉っぱは写真のように奇数羽状複葉で秋にはこんな実がつきます。同じニガキ属ではシンジュ=ニワウルシが有ります。

材料になるとこんな感じです。

中心部の黄色と周りの白が明瞭になっています。
以前に薪としてもらった物をサンプルにしたものです。

今回は樹木の紹介でした。


ウグイスの初鳴き

2010-03-11 18:03:08 | 野鳥


 3月6日「花巻野鳥観察会」でたまたまウグイスの初鳴きを聞きました、参加者全員で聞いたので間違いはありません。場所は花巻市内の北上川沿いでした、因みに昨年は私の家の近くでは4月6日でした、北上川沿いと私の家では環境も違うので比べられないとは思いますが。
 さて当日はカモ類の調査ということでしたがその他にも沢山の野鳥に出会えてとても楽しかったです、20名の参加でしたから40の目で探しせいで沢山見つかったのでしょうか。

 イカルチドリ、セグロセキレイ、ハクセキレ、イソシギ、アオサギ、カシラダカ、シメ、モズ、ツグミ、タヒバリ、キセキレイ、ダイサギ、コゲラ、エナガ、オオタカ、トビ、ヒヨドリ、シジューカラ、アオジ、ムクドリ、ベニマシコ、アカゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、スズメ、オオハクチョウ、マガモ、コガモ、オオバン、ヒドリガモ、カワウ、カワアイサ、ホシハジロ、カルガモ、オナガガモ、以上35種類ですが、確か37種類だったようです、なにか抜けてしまいました。

 途中こんな物を見つけました、「ガガイモ」の種子のようです、皆さんの話では昔この羽毛のような物を集めて針山の詰め物にしたそうです、こんなところでも面白い話が聞けました。

 


「樹を観る会」の案内

2010-03-09 19:05:04 | 樹を観る会


「樹を観る会」のお知らせ

固め雪歩きin種山 

目的地は種山高原・物見山

2010年3月28日(日)

Am 8:30集合

江刺総合支所正面玄関前

※ 直接現地集合は国道397道の駅種山ポラン駐車場
Am 9:10頃

※ 荒天の場合は中止することが有ります。

参加する方は連絡ください

 □ 雪の上をどこまで歩けるか分かりませんが、無理しないように考えて 
   います。当日はまだ雪が残っていると思いますので、カンジキORスノ
   -シューが必要です。

 □ 冬の樹木観察をします、当然葉っぱや花などありませんので、冬芽や
   樹肌などの観察になります。いくつ冬芽を覚えられるでしょうか。 

サワグルミの冬芽

サワグルミの葉痕、なにかの顔に見える