少し構造とその材料について書きます。
本体は木の枝をUの字型にしたわけですが、前はクマヤナギ、後ろはクワです。
クマヤナギと言うのはツル性の樹木で、材質はけっこう硬くてツルではないような感じを受けます。花はあまり目立たないのですが夏ごろに咲きます。また秋には赤い実をたくさんつけますのでその時だけ目立ちます。
クワはお蚕さんの餌にもなるご存知桑の木です。
それから雪の上で横滑りしないためのストッパーの役割をする爪ですが、硬い硬い山梨の木を使っています、山梨といえば園芸用の梨の原種です、春に白い綺麗な花をたくさんつけます。秋には小さな梨のみが鈴なりになります。
最後はサルナシのつる、この地方では「コカヅル」などと呼ばれています、前に書いていますのでこちらを見てください。2005年9月19日と2006年6月20日です。
れが私が作ったカンジキです、しかし、材料の調達や様々な段取りをしていただいたから出来たので、あまり偉そうには言えませんね。
雪がほとんどない今年ですが、遠野でも早池峰の近くでしたから何とかお借りしたお庭には少し雪がありました、早速お試しウォーク。
このカンジキは教えてくださった先生が日頃使っている現役のカンジキです、私たちが作ったものとは少し違っています、それは一本の材料で出来ていると言う事です。材質は桑の木だそうです。
形の美しい事、やはり現役の機能美なんでしょうか。
今度は材料から全部自分で調達して作ろうと考えています、早速今日裏山を見てきました。