イーハトーヴ里山の樹木ウオッチング

岩手県の北上山地に住まいする私が四季を通してイーハトーヴの里山の樹木と自然と生活をウオッチング。

コツコツやっています

2008-01-23 22:07:24 | 家づくり


 以前、自分で家を建てるんだといって整地していることをお知らせしました、ところがその後トンと始まらないなーというのが続いています、この寒いなか少しづつ出来る所からはじめていますのでその一端を見てください。

 後ろに見える2階建ての物が私の木工房です、右の機械は「バックホー」という重機です、一人でやるのでこんな力持ちが必要です。
 さて今やっている仕事ですが、直径20センチから30センチくらいの杉丸太の皮むきです。

 杉丸太と皮むきの道具です、この道具はこの土地で風呂桶など作ることを生業にしていたⅠさんから譲られました、アールがついていて使いやすいやつです。何しろ寒いのでコツコツ少しづつやっています。

 家作りとは関係ありませんが、近くでウオッチング、「リョウーブ」の冬芽と種です。

夏、リョウブノ花です

 これは「タカノツメ」の冬芽です、タカノツメの名前の由来はこの冬芽の感じがタマの爪の様だからだそうです。春に山菜として食べられる「コシアブラ」とよく似た樹木です、黄葉も似ていますがタカノツメのほうが濃い黄色になります。

コツコツコツコツ、、、、、、、、。


藁の家?

2006-12-09 12:57:10 | 家づくり


 少し前に、私たちの家を作るために木を切って整地を始めたことを書きました、その後具体的にはほとんど進んでいないんですが、ま、これは今始まった事でも無いんですよ。
日々追われて生きているからなのか、ちょっと時間ができても取り掛かることもせず、怠慢なのか、ほんとに建てる気持ちがあるのか、などといっているうちに随分時間が過ぎたものです。
 ログハウスが良いとか、ドームハウスにしたらどうか、または民家型工法で本格的な和風住宅を建てたいなどと、考えるのは勝手ですが実現可能な家、そろそろ決めないと。
 実はついこの間まで建築家の吉村順三氏が軽井沢に建てた森の中の小さな家をイメージしていました。というのも前に「小さな森の家」という本に出会ったからなのです。
 私はなんでも興味津々、そしてよく感動する、ということで今回も本との出会いがありましたので見てください。

「草のちから藁の家」

 藁の家・ストローベイルハウス 、藁の家といえばすぐに思い浮かぶのが「ブーフーウー」ですね、ぴたっとこない人もいるかもしれませんがNHKの子供向けに放映していた人形劇でした。藁の家は狼がフーっと息を吹きかけるとつぶれてしまって、結果的に煉瓦の家が丈夫で良いという話しのようでした、他にも教訓が隠れていたのかもしれませんが。
 とにかくこのストローベイルハウス(地球にやさしい藁の家)というふれ込みですが確かに面白い、いくつかスタイルがありますがただ屋根を萱やわらで葺いただけではなくて、構造材まで藁でまかなってしまうというのですから笑ってしまいます。
 酪農などで牛を飼っていると良く分かるのですが、牛の餌に草を乾燥させて機械で圧縮して保存します、その圧縮して固める事をベイルというのです。つまり干し草のブロックですね、簡単に言うとこれを煉瓦のように積み上げて内と外を泥や漆喰で固める、、、、うーん面白い、材料は地元で調達できるし、などとやる気になっている今日この頃です。
 ちなみにいまどきは藁・草のベイルはとても大きなロールにしてしまいビニールでラップするのが大流行、これをロールベイルと呼んでいます。それから中身が完全に乾燥しないうちにベイルして、乳酸発酵させるやり方に変わってきています。