イーハトーヴ里山の樹木ウオッチング

岩手県の北上山地に住まいする私が四季を通してイーハトーヴの里山の樹木と自然と生活をウオッチング。

葉っぱの色が変化

2008-06-29 17:56:52 | Weblog


 この時期マタタビの葉っぱが白く変色するのは良く知られたことです、高い樹などに巻きついて伸びているマタタビの葉っぱが白くなると「ここにも、ここにも有った」という具合にマタタビの蔓を見つけることが出来ます。そして葉っぱの下を覗くと白くて小さな可憐な花が沢山付いているのにであいます。
       前のマタタビの記事を見て下さい2007年9月15日です。

 ところで、東北地方が入梅したのはいつの頃でしたか、その後たいした雨も降らず、空梅雨の感じで推移しています。川も田んぼの水も何時もより少なくなって少し心配な今日この頃です。なんていっているうちに今日の夕方から少し降ってきました、一度降ったら後やまないなんて事にならなければ良いがと思っています。

 上の写真は「オニグルミ」の葉っぱですが、こんな風にちらほらと黄色く変色してきました、水不足のせいでこんな風になっているのでしょうか?

 これは山桜の葉っぱですが早くも紅葉してきました、なんちゃって!山桜の葉が季節はずれに赤くなるのは良くあることです、緑ばかりの山の中で、白い葉っぱや赤い葉っぱが有るととても目立ちます、しかし、なぜマタタビの葉っぱが白く変化するのかについてはよく分かっていないそうです。

ついでにヤマザクラのサクランボです


とっておきの「ミツデカエデ」

2008-06-27 18:52:17 | Weblog


 私のブログでも「カエデ」については、素人なりにさまざま書いてきましたが、とっておきのかえでの写真を見て下さい。

 どうですか?美しいと私は思いますが、「ミツデカエデ」の種子、それも成りたてです、この写真は一月前ぐらいに撮ったものです。

 2007年6月11日のブログで「ミツデカエデ」について書いていますのでこちらを見て下さい。

 

これがミツデカエデの葉っぱです
とてもカエデには見えませんね、


このところ草ばかり刈っています

2008-06-24 19:20:08 | 俳句


  このところ草ばかり刈っている感じがしています、日本はほんとに草がよく生える、それだけ気候がいいのでしょうか。
 一年に何回か同じところの草を刈ります。それなのに畜産関係では外国から乾燥した草を輸入するのですから面白い物です。
 外国では、年に一回しか草が生えない国もあるようです、雨がほとんど降らないのだそうです、だから日本みたいに雨を気にしながら草を刈り雨を気にしながら乾燥して貯蔵することがないのです。
 基本的には乾草を必要とする畜産は日本では不向きだということでしょうか。


入梅直前

2008-06-19 17:52:32 | Weblog


 東北地方は、まさに今日あたりから入梅とか、今年はずいぶん雨が我慢してくれて農家は仕事がはかどったようです。
 牛を飼っている人たちは、梅雨前が一番草の刈り取時で1年の間でも五本の指に入るくらいの忙しさです。因みに例年では大体10日前後には雨雨雨となります。
 地震の後の雨ということで警戒をしなくてはならない訳ですが、今年のおそい入梅は少し助かったのではないでしょうか。 
 そういえば地震で落ちたマイクロバスには知っている人が乗っていたんです、インタビューを受けていた人やいま入院している人や、とんだ事が身近に起きるものですね。

 さてこの間出かけた五輪峠の続きを見て下さい。

ヤマオダマキが沢山咲いていました。

私は草関係はあまり得意ではありませんが
「コケイラン」でしょうか?

ギンリョウソウ(ユウレイタケ)
湿り気のある腐植土に生育する
葉緑体を持たないで、光合成をしない

ちょっとピントが悪いですが、「コメガヤ」だそうです
おコメのようですね、花も稲のようだそうです

マルバシモツケ

ハウチワカエデの実

イタヤカエデの実

盛んに咲いていた「タニウツギ」の花
これからいろいろなウツギが咲きますね
私は「ノリウツギ」が待ちどおしいです。


あービックリした!!

2008-06-14 12:39:16 | Weblog


 今日の朝方大きな地震がありましたが、こちらは大丈夫です。おおわく観測所では震度5強といった感じでした?

 今回の震源域ではよく直下型があるようです。北上山地が南側で終わるあたりでたぶん地盤に亀裂があるのではないかと思います。

 幸いにも私が住んでいる種山の麓あたりは北上山地の岩盤の上にあるようで、地震には強いようです。

 関東地方などの揺れ方はゆっさゆっさと来ますが、こちらはがたがたがたと音ばっかり大きくてビックリです。

 とりあえずこちらは大丈夫です、ご心配いただき有難うございました。余震は続いています。 


ハクウンボク

2008-06-11 10:00:57 | Weblog


 この間の日曜日、東和町の野鳥観察会で五輪峠に行って来ました。夏木立の中ではなかなか野鳥の姿にはお目にかかれませんでしたが、鳴き声は聞くことが出来ました。
 今回は草花や樹木の観察のほうが主になったようでした。

エゴノキ科ハクウンボク(白雲木)
別名/オオバヂシャ

ちょっとまだ満開という感じではありませんでした
上に登れば登るほど蕾の状態が増えていました。
今日あたり種山高原や五輪峠あたりではいい花見が出来るのではないでしょうか。

いま里では、このエゴノキが満開です
どちらもエゴノキ科ですから親戚筋ですね、
葉っぱは随分違いますが、木の幹とか花は良く似ています。

 これがハクウンボクの葉っぱです、大きさはいろいろですがこれは直径が15センチくらいあります、そして触ると高級なビロードみたいです。
 この木は庭木などにもするそうですが、狭いところで強い選定をするととたんに葉っぱが大きくなり花が咲かなくなるそうです。やはり山に行ってお花見をするのがイイですね。


6月4日に田植えをしました

2008-06-06 22:20:11 | 米作り


 今年も田植えが出来ました、いろんな人の助けをもらってようやくできた!

どこかで草を焼いていたので煙って幻想的?田植えでした。

 今年の苗です、普通この苗箱に蒔く量の3分の一約50グラム、モミを薄まきにしたので苗は太く分けつしていました。長さも20センチ近くに成長しています。これをはじめ手で植える気持ちをしていたのですが、お世話いただいている方の助言などで、機械で植えてみてきっと欠株が沢山出るだろうから、残りを手で補植すると言うことでやってみました。

 どうですか、伸びすぎた苗は田植え機には不似合いに茂っています。そして案の定欠株ばかりになってしまいました。
 それでも何とか機械の田植えは終了しました、私たちが手で植えていたら何日かかっていたか、が、しかし、次の日補植で半日は有にかかりました。

 田植えが済んで、田んぼの持ち主の菊池さんが用意してくれた小昼(おやつ)をいただきました。昔ながらの朴の葉っぱに包んだお蒸かしです。昔から田植えのときのお弁当は朴の葉っぱで包んだそうです。

田んぼの側溝に咲いているクレソンの花、春には頂きました

田植えと補植が済んだ次の日の田んぼ、水を満々とたたえています

 オジイサンが掛けておいたドジョウ採りにかかっていたドジョウたち
すごい数でしょう!さすがに有機の田んぼ、米ぬかはドジョウの大好物ですから!それから「がむし」が沢山いました、今ではあまり見られなくなりましたが。これから今年も草との戦いが始まります。どんな出来秋になるのでしょうか?


櫃取湿原のつづき

2008-06-05 18:13:13 | 樹を観る会


櫃取り湿原はノロメキ沢という沢沿いに開けた湿原です
沢の両側は広葉樹林や草原になっています
これは草原の中に転々とあるダケカンバです。

イタヤカエデ、葉っぱの展開と同時に咲いた花のあとが先っちょに付いています

ヤチダモはまだ冬芽でした、よく見るとサワグルミとはだいぶ違う冬芽です

合体木

右がミズナラ、真ん中はヤチダモ、左がダケカンバでした


シナノキ(マダ)

 特徴的に感じたのがこの「シウリザクラ」でした別名「ミヤマイヌザクラ」というように里よりも山のほうに自生しているそうですが、この地域にはずいぶん沢山ありました。もちろん1000メートルくらいのところなので当然なのかもしれませんが。

シウリザクラの葉

トチノキの幼木

熊でもいそうな洞でした、ちょうど座禅を組むとすっぽり人が収まります。

 今回確認した樹木名⇒ダケカンバ、シラカバ、ミズナラ、サワグルミ、シウリザクラ、ブナ、シナノキ、トチノキ、ヤチダモ、カツラ、マユミ、オヒョウ、ノイバラ、ヤマナシ、ヤマザクラ、アズキナシ、ハウチワカエデ、イタヤカエデ、ツルマサキ、ナナカマド、ツルウメモドキ、、、、、ああくたびれた。
 今回は中途半端な時期(こんな筈では)でしたので私的には後半月から一月後にまた訪れたいと思いました。
 しかし牛が作った自然公園「櫃取り湿原」はいつ来てもいい感じでした


樹を観る会in櫃取湿原

2008-06-03 13:53:48 | 樹を観る会


 6月1日、何回目になるか忘れ始めた「樹を観る会」で岩泉の櫃取湿原(綺麗な写真で紹介しているHPにリンクさせてもらいましたので見て下さい)に行ってきました。お天気が少し心配でしたが大きく崩れなくて儲けものの1日でした。

 ごらんの曇り空のした放牧されている牛がのんびりと草を食んでいました。不思議な風景です。
 3年前の秋に「樹を観る会」で訪れていますので良かったらその時の記録を見て下さい。おおわくネットから「樹を観る会」へはいってください。

シンボルツリーとして結構有名な「マユミ」の古木
秋に実をつけたところはえもいわれぬ美しさです。

マユミはニシキギやツリバナの親戚です。

 クリンソウです、まだまだ咲いたばかりのような花でした、この湿原は里とは1ヶ月くらい季節が遅いようです、シャクナゲもまだ咲いていませんでした。

ミズバショウもちらほらでした。

つづく