イーハトーヴ里山の樹木ウオッチング

岩手県の北上山地に住まいする私が四季を通してイーハトーヴの里山の樹木と自然と生活をウオッチング。

山椒魚

2007-03-30 16:25:36 | 動物

 

私の家の井戸に住んでいる山椒魚です

まだ名前は無い!

~サンショウウオだかも分かりません

ネットで見ても決定的な種類はわかりませんでした。

イモリと違うのは確かです、卵のときは長いゼリー状のパイプのようなものにツブツブがテンテンと入っている感じです。

イモリはけっこう泥っぽい所にもいますがサンショウウオは綺麗な水にしか居ないようです

オオサンショウウオほど獰猛?な感じがしなくて可愛いです。

このサンショウウオは樹木のサンショウと関係があるのやら無いのやら?


記念日

2007-03-27 10:38:56 | 生活


 記念日、私たちには(私たち家族)大事な記念日があります、3月31日は18年前に埼玉の新座市からこちらに引っ越してきた「引越し記念日」です。
 毎年初心を忘れないように家族4人でお祝いをします、今年は大きくなった子供達と年をとった2人と娘のパートナーとの5人でささやかにとある飲み屋で祝杯をあげました。
 と言っても近くにはそんな所は無いので家から15キロほどある町までわざわざ出かけたのでした。何時もそうなんですが、こんな時帰りは誰が車の運転をするのか、大体カーチャンがする、もしくは代行というシステムを使うのです、代行などつかったりすると4,000円は降らないので今回は誰あろう私ががアッシーをやりました。
 近頃はこんなもんです、おかげで皆がしらふから酔っ払ってゆくさまをじっくり観察することができました、飲べは嫌だ嫌だ、、、、。
 特に出来上がっちまったのはカーチャンでした、ドントハレ!

 記念日といえば、記念植樹なんてのがよくありますが、家では埼玉からわざわざサンショウの樹を持ってきてすぐ見えるところに植えました。

 18年目のサショウの木です、サンショとは言わないんですね、「サンショは小粒でぴりりと辛い」という言葉を聞きますが香辛料として使う時にはサンショというのでしょうか?図鑑にはミカンかサンショウ属サンショウとなっています。
 岩波の国語辞典を引いて見ましたところ、山椒(さんしょう)幹枝にトゲが有り複葉のみかん科の落葉低木。葉・実に香気・辛味が強い。若葉は「木の芽」といい香辛料に実は香辛料に、回虫駆除薬に、材はすりこぎにする、別名ハジカミ。



 やはりサンショウなんですね、
そろそろ地面も緑が出てきました、後ろはラッパ水仙です。

スリコギにはすこし太くなりすぎた感は有りますがこのゴツゴツはスリコギそのもの
3年生ぐらいのものを持ってきたのですから樹齢21年といったところです。
サンショウはここら辺の雑木林の林床にも結構自生していますが、他によく似たイヌザンショウというのが有ります、見れば違いがわかるのですが、決定的には、サンショウはトゲが対生でイヌザンショウは互生ということです。

まだまだ新芽が出ていませんが、この新芽の木の芽合えは最高です、
されこそ新芽をスリコギですりつぶしてお味噌とあえて頂く、あまり葉が大きくなっても駄目ですから美味しい時期は限定されます、忙しさに忘れてしまうとその年は食べられない、それで良いのですね。


とりあえず梅が咲き始めました

2007-03-24 16:55:32 | Weblog


 取り合えずというのもなんですが、今日用事が出来て旧水沢市、今は奥州市の水沢区のとある場所に行ってきました、やはり平地という事なんでしょうか、私の居るあたりとは違って早くも梅が咲き始めていました。
 こうなれば「サクラはまだかいな」と言いたいのですがまだまだのようです。

 家の周りで春を感じようと思いぶらぶらしてみました。

柳が芽吹いていました。
柳は種類が多くて一目でこれは何柳とはなかなか行きません

クロモジの冬芽、丸いのが花芽ですね。
もうすぐあの可憐な透き通った黄色い花に会える、楽しみです。

これは「サルトリイバラ」のツルです
秋に赤い実がついて枯れた林で目立っているあれです。
お花の材料などに使われているようです

春はよいよい~はぁっーくしょん!!


ブナの森の固雪歩きinn 遠野のつづき

2007-03-21 13:19:40 | 山歩き


 猿が石川の源流部です、猿が石川といえば私の住んでいる江刺あたりでは一帯の農業用水としてかなりの田んぼを潤している川です。
 有名な早池峰山のとなりあたりを源流として遠野、東和、花巻を経て北上川に注いでいます。途中田瀬湖で農業用水として各地に供給されているので私の近くの田んぼにも流れてきているわけです。
 写真では今一よく分かりませんが、それは綺麗な水が流れていました。
 今の時期、雪が沢山積もっているからこそ雪の上を歩いて来れますが、雪が消えたあとは笹薮となってなかなか入って来られないという事です。

イモムシが木から這い出している?

 いやいや、ハリギリ(センノキ)の冬芽ですね、この栓の木は若い頃はタラノキによく似ていますが、タラノキとは違って大木になる樹木で、木目もきれいだということから好んで家具の材料にしている作家もいます。

ウリハダカエデの樹皮

白一色の山の中でひときは目立つ木の肌です、この地域には
このウリハダカエデがけっこう自生しているようでした、
秋になったら一斉に真っ赤に紅葉してきれいな事でしょう。
又違う季節にやって来たい山です。

 


遠野の皆さん有難うございました

2007-03-19 22:14:23 | 山歩き


 昨日の日曜日、遠野の冬を楽しむ「エコモデルツアー」に参加してきました。
 前にも何回かブログでお知らせしてきましたが今回が最後となりました、この間悪戦苦闘してカンジキを作りました、その時のカンジキを持って今回の「ブナの森の固雪歩き」と言う企画です。
 私は今一自分が作ったカンジキに信頼性がまだもてなかったので、沢内村の「えいじ」さんが作った本物を持って参加しました。案の定雪の中では十分な活躍をしてくれました。

 先頭を行くラッセル隊の二人、左の方は今回の講師先生(花巻の望月さん)
ラッセル隊というのはスノウシューを履いているので先ず先頭で雪を踏み固める役割をしてもらえる人たちのことです。

 枝に引っ掛かっていた枯れ葉、たぶん「ウリハダカエデ」かな?白とグレーの世界にちょっとした部分カラーと言った感じでした。

ブナの大木、登りにかかってから少し吹雪いてきました、
吹雪のブナ林も幻想的で素晴らしい!

寒風の中出番を待っている「オオカメノキ」=「ムシカリ」の花芽
又今年も去年と同じように花を咲かせるのでしょう。

つづく


ニワトコの新芽

2007-03-17 11:17:10 | Weblog


 春を前に寒さの戻り、春先のどか雪はしめって重たい雪でした、学習しない私はまたもや自然の力に負けて、パイプハウスを一つ潰してしまいました。
 いっぺん雪の降るなか雪下ろしをしたのでしたが、自然は一枚上手、これでもかと言うくらい重たい雪を降らしてパイプは夜中に人知れず陥没してしまったのでした。
 次の朝凸が凹になったハウスはシンシンと降る雪のなかで声一つ上げません愚痴になるのでこのくらいにして明るい話題を、、、、、。

ニワトコの新芽(スイカズラ科)

切っても切ってもまた生えてきて春早くに新芽を展開するニワトコ、秋に赤い実を沢山つけるとよく目立つ樹木です、樹木と言っても低木ですね。
『本草和名』には「美也都古岐一名多都乃岐又太豆乃岐也」
ミヤツコギイチメイタズノキマタハタツノキ
『古事記』にもこの名が出ているそうですから古くから人間の生活の傍にあって
利用されたり鑑賞されたりしていたようです。
それから漢方としての利用もあったようです。
今では「さもない」邪魔な木として邪険にされています。

こんなかわいそうな樹木の新芽を取ってきて家の中の
一輪挿しにさしてみたら、早々と開いてくれました。


大雪です

2007-03-12 13:00:19 | 生活

 
 『樹を観る会』の皆さん、まことに残念でした、私も大変楽しみにしていた昨日の雪上ウォークと樹木ウォッチング、中止と言う事になってしまいました。
 土曜日の夕方7:00の天気予報をみてからモニワさんと相談した結果諦めました、低気圧が来ると言う予報でした、『えっえー中止ですかー!』電話の向こうから会の皆さんの声が聞こえてきました、予定地が夏油スキー場の傍ですから平地で大丈夫と思ってもガスったり吹雪いたりする事がありますので大事をとりました。来年を期待しましょう。
 カンジキの試運転は各自近所でやってください。私はその後いくつか作ったので少し腕を上げましたので機会があったら見せたいです。

 イヤー、やはりしっぺ返しがありましたねー、降らない降らないといいながらここにきてどっさり降りました、というか今でもどんどん降っています、明日にかけてもっと降ると言う予報ですが困った。
 

 家の愛犬『タマ』雌2歳、この写真は朝方です、今ちょうどお昼ですが30cmは積もっています、まだまだと言う感じです、今朝ほど私は、予報を聞いてまず潰れそうなパイプハウス(家具の材料を格納している)の雪下ろしをしました、今年2度目の雪下ろしでした。なんと言っても過去に潰して大変な思いをしていますので、先に手を打っておいたのです。
 この後の降り方ではもう一度雪下ろしなんてことがあるかもしれませんが、、、。

こんな日は仕事を済ませれば、薪ストーブをがんがん燃やして(薪を)普段出来ないことを一気になんて思うのですが、たいしたことは出来ないものです。


庚申塚

2007-03-09 23:21:45 | Weblog

 

田んぼと畑の中に景色と溶け込むように建っていました

左は「庚申塔」右の二つは「甲子塔」と書かれています

 『庚申信仰は江戸時代からの民間信仰。庚申塚とは「庚申様」を信仰する人々が供養のために建てた石塔や像を納めた堂のことで、道の辻や寺庭などに建てられた。庚申の日に仏家では帝釈天(たいしゃくてん)、青面金剛(しょうめんこんごう)を、神道では猿田彦を祀って徹夜で談笑しながら夜を過ごす行事が「庚申待ち」。いまだその風習は各地に残っている。昔は、庚申の日には、健康で、安全であるようにと炒豆を食べたり、握り物を食べたりした。
 庚申尊は、銭もうけをしてくださるとか、田や畑を守りしてくださるとか、家の供養や方位よけをしてくださるとかでお参りが多い。 女の人は、この日くらいは体を休めるために縫針を持たないとか、間違えて草履を作った時は、柿の木につるすなどして休んだという。また素足でお参りすると、あかぎれが治って足が大夫になると言った。
 庚申の日に、妊娠すると盗人になると言われている。それは、石川五右衛門の生まれた日だからとか、庚申の月に子どもが生まれた時、金へんのつく名前をつけると、福徳が授かるとか伝え聞く。
 「お話は庚申の晩に」との諺(ことわざ)が出来たのは、いつわりのない話が出来るとの意味からだそうだ。 』荏原町HPから引用

 「甲子塔」と言うのはなんなのでしょうか?同じようなものなのでしょうか?近所の物知りなお年寄りからでも聞いてみます。

ついつい、マンサクの花が咲いているとシャッターを切ってしまいます

今年だけでも何枚撮った事か。

それにしても不思議な花ですね。


春かと思ったらちょっと待った

2007-03-07 13:05:01 | Weblog


福寿草が咲いたと思ったら

ラッパ水仙も蕾が膨らんで

ハコベやオオイヌノフグリの花も咲いた

久しぶりの雪で枯れ残ったつつじも重たそう

ここ何日かは気温が低く推移するそうです、体調を崩さないようにしましょう。


下見に行ってきました

2007-03-03 22:23:42 | 樹を観る会


来週の日曜日に予定している雪上ウォーク&樹木ウォッチングの
下見に行ってきました。
案内をしていただいたOさんはスノーシュー、私はワカンジキを履いてゆきました。

カンジキはけっこう快調でした、新雪では案外もぐってしまうのですが固い雪ではいいようです、今日はとても良い天気で暖かく雪もだいぶ解けているようでしたので長靴だけではたまにズボットもぐってしまいますのでやはりスノーシューかカンジキがいるようです。

カモシカはカンジキも履いていないのにズボット潜らないで軽々歩いて行ったようです。
雪の上に座っていると野鳥も沢山集まってきます。
今回は下見なので早めに下山する事にしました。
来週の本番も今日のような天気だといいのですが。