イーハトーヴ里山の樹木ウオッチング

岩手県の北上山地に住まいする私が四季を通してイーハトーヴの里山の樹木と自然と生活をウオッチング。

犬の散歩

2007-11-28 17:54:28 | 俳句


 日が沈むのが早いのでイヌの散歩が大変です、バンチャ犬のマルコ10歳、年齢不詳のオス犬ゴンタ(迷子犬として処分されるところ家にやって来た)そして2頭の間に生まれた雌犬タマコ2歳、大騒ぎしながら家の近くの田んぼの周りを歩くのがいつものコースです。
 30分くらい掛かるでしょうか、日が沈む前の30分は忙しいのでたまに良い天気の日など気持ちがいいので朝や昼間に歩くこともあります。
 おっと、もう一匹、やかましい老犬のモンタがいました、この老柴犬はとても気が強くて老いてなおみんなから敬遠されています、だからといって不遇な犬生を送っているわけでは有りません、みんなの散歩が終わると一匹だけで放してもらいます、どこへも行かないし呼べばすぐ来るので安心な犬です。

手前がゴンタ、奥右がタマコ、左がマルコ

どんとはれ!


薪ストーブ

2007-11-25 19:06:10 | 生活


 このところの冷え込みには参りました、例年、私の知る限りの例年ですが、今の時期にだいたい初雪があってそれも簡単なもので、気温もまだまだ高いので晴れればすぐに融けてしまう、、、こんな感じですが今年は冷え込みが早く来たような感じです。
 今日は少し温度が上がったのですが、一昨日なんかは窓ガラスが凍り付いてしまいました、厳冬期はこんなの当たり前なんですが、今の時期では珍しい、記録的だそうです。
 さてこんなときは暖房です、家の薪ストーブはもうフル回転1日中燃えている状態です。燃料代が高騰している今ですから特に薪ストーブの需要が増えているようですので、薪ストーブの使い方など18年の経験から少し新規に使用なさる方のためにも紹介します。

へたくそなイラストが私の家のストーブと煙突の図です

 勿論その家その家の状況で違ってくると思いますが、どうしても横に煙突を伸ばさなければならない時はなるべく短くしたいものです、というのは横の煙突には煤やタールがたまりやすい、煙突がツマル原因になりやすいのです。どうしてもというときは縦の長さより短く、つまり縦を長くすると煙の流れが良くなりますからツマリずらいという事になります。
 それから、風が強いときなどは煙突の煙が逆流することがありますが、逆流しづらくするには煙突の先端の高さを家のトップよりも高くするといいですね。
 煙突掃除ですが、煤が詰まるとストーブの燃焼が悪くなります、ぶすぶすとなって室内が何時も煙いような状態になります、こうなるといくら薪をくべても燃えないし温度が上がらないし、家のなかは燻製状態になってしまうし最悪ですね。ですから早め早めに掃除するといいです、と言いながらついつい横着してしまいますが。

 次に薪です、ほんとは2年から3年くらい屋根の下で乾燥しほうが良いですが、1年目は野積みでもいいような感じがしています。
 それから生のうちに割って積むと余計乾燥が速く進みますので一番良いと思います。
 薪の種類です、よく陶芸の方など松は温度が高くてよいと聞きますが薪ストーブでは松はあまり燃やしません、と言うのも松は燃えると煤がひどいのです、煙突がすぐにつまってしまいます。それから温度も上がりませんね、そんな訳で出来たら松は燃やさないほうがいいです。陶芸とは使い方や燃やし方が違うのだろうと思います。
 やはり一番いいのはどんぐりの木・ナラやクヌギですね、同じ仲間のクリはいまいち燃えづらいですがだめな訳では有りませんが。
 薪に関しては針葉樹よりも広葉樹がいいです、いわゆる雑木と呼ばれているものですね、特にそのなかでも堅木に属するものが最高です。
 その年の暖房のために2年も3年も前から薪を準備する、これも結構大変なことですが楽しみながらやりたいものです。

つづきは又


しだれ桂

2007-11-22 11:30:04 | 珍しい樹木


 枝がシダレている樹木はいろいろ有ります、そのなかでも一番知られているのがシダレ桜ですが岩手県というか盛岡ではシダレ桂が有名です。
 桂本来の性質から言うと枝がたれるのは大変珍しい現象だそうです、全国に7本ある国の天然記念物の桂の中でシダレは盛岡のものだけです。
 話によると大迫の山中で発見された珍木が早池峰神社在所の妙泉寺に移植された後盛岡の龍源寺に移されたものだそうです、その後一本のシダレ桂から取り木などして増やされたのが岩手県内に植栽され今に至っているということです。

さすが盛岡です、用事が有って盛岡の街中を車で走っていたら家の屋根越しに大きなシダレ桂

下から見てみました、今はすでに葉を落としていますが葉っぱを付けたらすごいだろうと思いました。

 盛岡市の保存樹木となっていました、樹齢は90年、ほんとに狭い街中の一軒のおうちの田舎と比べればほんとに狭いお庭に立っていました。
 落ち葉の管理など持ち主の方も大変だろうと思われますが、保存樹木なので何か行政のほうで考えているのかもしれません。

 天然記念物のシダレ桂は、市内から13キロほど離れた龍源寺の本堂裏手有ります、今度春先にでも見に行きたいと思っています。


早くも初雪です

2007-11-19 18:33:01 | 自然現象


 昨日の夕方から降り出した雪が朝まで降っていました、たぶん朝には止んでいて道路もすぐに溶けるだろうというのが勝手な昨日の夜の予想でしたが、飛んでも8分歩いて10分でした。
 その結果が下のとおりです、まだスタッドレスに取り替えていないのに参ったな、今朝は仕事で盛岡の近くまで行かなくてはならないのでまたまたドキドキでした。


家の入り口です、真ん中に何か立っているのは杉の木の門柱です。

鶏の小屋に降り積もった雪、今年は潰さない様にしないと、まだまだはもう遅いということですからね。

ブルーベリーの木の最後の一葉

名物リンゴも重たそう、専門家に言わせると1回ぐらい凍ってもむしろ味が良くなるとの事

私の大好きな柿!良い感じ

ニシキギの実もまだ野鳥に食べられていません

 まだ葉が落ちてません、こんなに早く重たい雪が降り積もると、葉っぱにずっしりと雪の重さが乗ってよく枝が折れたり根っこが良く張っていない木などは倒れたりします。何年か前にもそんな事があったと覚えていますが、その後、形の悪い樹が何本も出来ていました。
 でも今日は久しぶりに美しい雪景色でした、紅葉の上に雪というのもとても素敵です。勝手なこと言ってますが、、、、。

 仕事は無事に済ませました、はじめはゆっくりゆっくり走っていますがそのうち50キロも出していて「おっとっと」で慎重になったり、スピードさえ出さなければ安全なんですが。


俳句が先の写真俳句

2007-11-17 17:53:58 | 俳句


 久しぶりに俳句を載せます、近頃写真俳句というより写真と5・7・5というやり方つまり俳句でなくても川柳でも何でも良い文章のコラボが流行り始めているようです。今回のはコラボというより俳句が出来てから適当な写真をつけたという感じです、ちょっと半端な感じです。
 写真と俳句がそれぞれ光って相乗効果を出すというのが良いのだと思うのですが、なかなか上手くいきませんね。

カシャットフォト五・七・五はNHKのホームページで

面白い作品が沢山載っています、投句したものはギャラリーにて
公開していますので見ることができます。


手作りホウキ

2007-11-14 18:12:07 | Weblog


 産直ブームが続いていますが、わが地域にも産直が誕生しました。もともと季節に米里りんごを売っていたところなので美味しいりんごや地元の野菜、手作り品を販売しています。
 また、うちのカーチャンのやっている「るりっこ工房」がお菓子を、私のやっている「大和久工房」がフォトフレームや一輪挿しを出しています。
 そんななかでこんな庭ぼうきが有ったので早速買いました、お買い得の300円です、それから使い勝手が良くてとても重宝しています。

 この地域で「ジュサキ」と呼ばれている樹木の枝先を使っています、ただ束ねただけなんですが先っちょがしなやかでそれでいてしっかりしていて使いやすいのです。



 このジュサキですですが、正式名称?はエゴノキ科エゴノキ属の「エゴノキ」といいます。
春には白い花を沢山つけて木の下は良い香りでいっぱいになります。

秋にはヤマガラが好物にしている実をたくさんつけます。

ジュサキはコナラやヤマザクラと並んで雑木林の主役なのです。


近くの紅葉たち

2007-11-12 19:54:30 | 葉っぱ


 今ちょうど紅葉が里に下りています、私の周りは少し過ぎたかなという感じですが、モミジがとても綺麗です。
 以前にも何回かモミジを含むカエデのことは私のブログに登場していますのでそちらも見てください⇒2006年8月2日それから⇒2006年8月26日

今回はカエデの仲間でもモミジを集中的に見てください
その前にもう一度カエデとモミジの関係をヒトクサレ

 いわれているモミジもカエデも植物分類で言いますと全部カエデ科に属しています、カエデ科の中にカエデ属というのがあってその次にイロハモミジとかイタヤカエデとかハウチカエデとかの固体があるわけです。
 しかしモミジといいますと、3種類イロハモミジ、ヤマモミジ、オオモミジ、だけなのです、そのうちイロハモミジは寒いほうには自生していないと言われています、でもお庭などには植栽されていますよね。
 と言うことは山に有る物はヤマモミジとオオモミジだけという事になりそうです。しかしこの分類がとても難しい、葉っぱの鋸歯、つまり葉っぱの外側のギザギザで見分けるようです。
 オオモミジは小さい鋸歯が細かく規則的に付く、ヤマモミジは大きな鋸歯が有りその中に小さな鋸歯が不規則にあるということのようです。
 実は私もよく解かりませんが近くの道端や雑木林で集めたモミジの葉っぱを見てください。

代表的ですね?左ヤマモミジ右オオモミジだと思います

 狭い地域で集めたものですが沢山有りますね、こんなに違っているとは思いませんでした。なかには変異の範疇かと思われるものもありますが大きく違うのもありますね。
 最後の右側の葉っぱはモミジではないようです、エンコウカエデかと思います、何しろカエデは難しい、首を突っ込んでしまうと大変なことになりそうな!


2日ほど山の仕事を手伝っていました

2007-11-10 21:41:25 | Weblog


 私の住む集落には山があります、『阿茶山』(あちゃやま)と読みます、高さは500メートルくらいだそうです、ここら辺で一番高いのが種山高原で約800メートルくらいですから、種山の子分みたいな物でしょうか。

 この阿茶山はもともとは雑木の多い山だったようですが、杉と赤松とカラマツの植林がほとんどです。右奥の黄色いのがカラマツです、カラマツは別名落葉松とも言われているとおり松でありながら秋には黄葉して落葉します。落葉するということは芽吹きもあるわけで針葉樹でありながら表情があっていいなと思っています。

 こんな山ですが、ここはHさんの家族が牧場を開いていて牛を放牧しているところでもあります。という訳でこの牛たちがどこかえ行ってしまわないように電流の通った針金(電柵)を山に廻すための仕事を手伝ってきました。
 道なき道といえばオーバーですが、植物のつるやノイバラなどに行く手を阻まれ仕事は大変でした。怖いのはスズメバチですが、いました、幸運にも鉢合せしなかったので生きて帰れました、何時もこんな危険は身近にあるものです。山に入るときは鉢や蛇や熊に注意しないといけません。
 仕事の道具は、チェンソーと鉈と手鋸です。

 シンボルツリーの柏の木です、3本の木が一本に見えます、左川の木はまだ緑ですが後の2本は紅葉しています、柏の葉は紅葉してもなかなか落ちません、いつまで付いているものでしょうか?

ムラサキシキブの実

クサギの実

こんな脱け殻もありました。


最上町で巨木2本

2007-11-07 18:43:34 | 巨木・古木


 

鶏の会の続きです、

 いい感じのお堂がありました、大根が干してあって秋を感じさせます。
最上町はカルデラ状の地形なっていて周りを山に囲まれていました。
こんな山深さのなかでは巨木の臭いがします。

やはり!宿泊した温泉施設の窓から見えたので早速

さもない川筋の道沿いにありました

 直径が1メートルという感じでした。葉っぱはほとんど落ちていましたが、柳の巨木です、柳の大木はあまり無いように思いますので貴重な一本でしょう。何も保護らしいことはしていないような感じでしたので少し心配です。

もう一本、次はすごい!

 地元の方に案内されて平らな地域からちょっと杉の植林された山に入った途端その赤松はそびえていました。日本一の赤松だそうです。

松全体でも現在は一番の巨樹とありました。

樹齢は500から600年

古くからこの地方の山神様の大松として信仰の的になっているそうです。

 大迫力ですね、赤松の巨樹も少ないと思いますのでこれも貴重な一本です。このほかにも最上町には日本一のカツラ周囲20メートルが有るそうですが、山の中にあるので今回はやめておきました。
 


冒険家の大場満郎さんは自然養鶏の先輩

2007-11-06 18:04:30 | 


 昨日の続きです、タイトルどうりですが、北極や南極の単独歩行をした冒険家の大場満郎さんは昔農業をやっていた頃私たちと同じ『自然養鶏』をしていたそうです、その頃お会いしたことはありませんが話だけは聞いていました。
 大場さんのホームページはこちらから。

 鶏の会2日目、最上町を地元の養鶏家のKさんが案内してくださいました。見学のルートで楽しみにしていた大場さんの冒険学校です。当日は大場さんは留守との事で残念だなーと思っていました。

 冒険の時の装備とか写真とか沢山の展示がありました、そして2階に上がったとたんそこに大場さん本人が、、、、。

イヤー!感激しました、初対面の私たちに冒険のこと、環境のことを熱く語っていただきました、自然養鶏のことまで話が弾み短い時間でしたが心踊る思いでした。