イーハトーヴ里山の樹木ウオッチング

岩手県の北上山地に住まいする私が四季を通してイーハトーヴの里山の樹木と自然と生活をウオッチング。

マタタビの白い葉っぱ

2009-06-29 18:00:09 | Weblog


 このところ岩手県は真夏のようでした、と言うのは明日あたりから温度が下がり雨混じりになるとか。暑くて湿度が高いとまだ体が慣れていないのできついです。

 毎年自然はいつもの表情を見せてくれますがこれはオニグルミの木に取り付いたマタタビのツルです、白いのは花ではなくて白く変色した葉っぱです。
 これはうちの庭?のような場所ですが、よそからマタタビのツルを持ってきて只挿したものが繁茂したものです。すごい生命力です。

 近寄ったところです、ここいらでは自生していない「ハンゲショウ」という植物の葉っぱの感じと似ていますね。
 全部白くなるのではなくてまだらに白くなります、決まって梅雨頃に白変するのですが何故という答えが出ていないようです。
 人によっては花が咲く頃とダブるので虫を呼ぶためとかいう人が居ますが、どうなんでしょうか、それからそのうち色が戻ると言う人が居ますが私が観ているところでは最後までそのままだと思います、すすけて目立たなくはなりますが。

花の蕾

 

ついでにドクダミの花を見てください。


野鳥の声

2009-06-26 18:19:56 | 野鳥


 夏の野鳥観察はなかなか姿が見えないので大変です、となると囀りなど野鳥の声が手がかりになります、前にも紹介しましたが声だけで大体わかってしまう人がいますが、私も含めて一般の人はそうはいきませんよね。

 この写真は家のすぐそばに来て囀っていた「キセキレ」です。たぶんそうです、、、、。キセキレイも大きな声で鳴きますね、姿を見ないで決め付けるのは私にはまだ出来ませんが姿と一緒なら何とかわかります。

 このところ体力づくりのために自転車で軽いツーリングなどしていますが耳を澄ましていると沢山の野鳥が囀っているのが解かります、よく解かったのが(ギョギョシギョギョシ)の「オオヨシキリ」でした。はっきり解かると嬉しくなります。
 それからおぼえたのが(チィチャチィチャグイ)と鳴く「センダイムシクイ」です。夜に鳴いているとりでは(ホーホーッゴロスケホーホーッ)の「フクロー」です。夜表に出てみると必ずといってよいほど鳴いています。
 誰でもわかりやすいのが、「ウグイス」「ホトトギス」「ツツドリ」「トビ」ですか、珍しいところでは(ジューイチジューイチ)と鳴く「ジューイチ」ある人の説によるとこの鳥はジューニ(12)が言えないのでそのうちジュイチジュイチとイラついて鳴くそうです。

 ドントハレ


早池峰の麓で吟行会

2009-06-24 18:50:24 | 俳句


 先週のウイークデイに遠野側の早池峰神社で私が参加している「あおぎり俳句会」の記念すべき300回目の俳句会が行われました。6月は毎年吟行とういうことで今年も梅雨空のなかでしたがいい塩梅に降られずにすみました。

早池峰神社の神門

 神門ですがお寺の山門のようです、それがそのはず元は山門だったそうです。神仏混淆の真言宗の妙堅寺というお寺だったのが、明治の廃仏毀釈政策で明治3年に早池峰神社となったという話しです。
 因みに両側にはむかし仁王像があったそうですが今は神様になっています。仁王様は街中のお寺にいらっしゃるそうです。

 本殿に向かう杉並木、中には直径2メートルにもなる大杉もあります、森閑としてとても落ち着くところです。

 神社の中を題材を探してしばらく歩きその後となりの今は廃校になっている旧大出小中学校に移動、そこで昼食と俳句会を行いました。

旧遠野市立大出小中学校

 2年前に廃校になったこの学校は今は「遠野早池峰ふるさと学校」というなまえで自然・交流体験施設の拠点施設として活用されています。
 この間も私は参加できませんでしたが、この施設を使って早池峰登山が行われています。
 この施設を借りることが出来たのも不思議な縁でした、たまたま下見に訪れた時でした、何かのイベントの準備の最中、運よく遠野市の定住推進室長の鈴木惣喜氏に対応していただき、とんとん拍子で施設が借りられることになりました。私がその学校を覗かなければ、鈴木さんが居なければ、と考えるとほんとに上手いタイミングだったようです、何かの導きなのでしょうか。URL://www.dekurasu.com/ で・くらす遠野事務局のホームページです、覗いてみてはどうでしょうか。
 お世話になりました、有難うございました。

(兼題) 奥山のポンと音して朴の花

朝焼けやホモサピエンス事始

父の日やいつもと同じ夕の膳

(席題) 廃校のブランコ揺れて梅雨に入る

大杉に天狗ひそむか夏はきぬ

ズダヤクシュ水玉かかえ梅雨景色

 因みに神社の庭には「ズダヤクシュ」という野草が沢山ありました。「ズダ」は長野の方言で喘息のことだそうで、喘息の薬になったとか。ドントハレ!


サルナシ&ヤマボウシ

2009-06-19 20:52:25 | Weblog


 なぜサルナシとヤマボウシなのか?このごろ目立っている好きな樹木だから取り上げた見ました。

 「サルナシ」私のブログでは何回となく取り上げていますが、好きな樹木です、不思議ですがこのあたりに住んでいる人、特に私の年より若い人はこの樹木の存在を知らないんですね。むしろ田舎に憧れているような人のほうが知っているのではないでしょうか。かくいう私も見たことがないうちからこのサルナシには目がありませんでした、

 見つけた当時はうれしくてうれしくてガッツポーズの日々でした。去年も秋に沢山その実を採って砂糖ずけにしたりしました、霜の降る頃には梯子を使って採り、そのまま沢山食べました。そのサルナシの美味しい実が今出来かかっているのでそれを見てください。

サルナシの花です

どうですか、たぶん受粉したあと実が膨らみ始めているところでしょう
これがサルナシの実の赤ちゃんです。

 さて次は「ヤマボウシ」私の地方では別名「山がん」と言っています、これも素敵な樹木です、ヤマボウシと言うネーミングもいいですね、

 魚眼レンズで2階から撮りましたが、私の工房のすぐそばに咲いています。

 花をアップにして見ました、白い花びらのように見えるのは花ではありません、本当の花は真ん中に集まったこの緑色の粒粒の奴一つづつが花なのでした。この開花の様子はなかなか見れませんね、と言うか見ようとは思わないでしよう。      

つづく


2回目の草取りをしました

2009-06-17 17:59:50 | 米作り


 梅雨に入った割にはまずまずの天気が続いていましたが今日あたりから予報に反して崩れてきました。梅雨といえば田んぼの草取り、このごろは一日中田んぼに入って草をとると言う風景が見られなくなりましたが、以前は、と言っても20年くらいしか知りませんが、よくみんな草をとっていました。
 除草剤を使っていても草は出るときには出ますが近頃の除草剤は効き目がいいのかどうだか?

 私の田んぼです、無農薬不耕起栽培ということで冬の間から水を張っています。肥料は稲わらと米ぬかと鶏糞少々です。
 普通より遅く田植えをしたのでまだ育ちが悪いです、でも草は生えてきます、そこで早いうちに何回か草取りをしないと大変なことになりかねないのです。不耕起のベテランは草もとらないとか、、、、、私にはまだ出来ません~、実態に合わせています。

田んぼの除草器、とても原始的なものです。

これを転がしたり苗の周りを手で取ったり、

私はニンゲンアイガモになる。


近くの種山高原辺りをウオッチ

2009-06-15 20:40:58 | Weblog


 梅雨というのによい天気に誘われちょっとウオッチングに出かけました、と言っても車で20分くらいですから大げさに言うほどではありませんが。
 春先の花が終わりそろそろ夏の花かなと言う感じでした。

 トチの花ですね、もう実を結んでいた物が多かったなかで遅く咲いた個体がありました。

 サワグルミの若い実ですか、クルミでも食べられないものです、食べられる奴で有名なのはオニグルミですね。

 ガクアジサイのような花は「ヤブデマリ」です、この様なガクアジサイに似た花を咲かす樹木はけっこう有りますね、たとえば「オオカメノキ」とか「ノリウツギ」とか次に紹介する「カンボク」とか、蔓ものでは「ツルアジサイ」や「イワガラミ」があります。

 

 これが「カンボク」の花です、ヤブデマリの葉っぱが丸いのに比べてカンボクの花は特徴的です、下を見てください。

これが「カンボク」の葉っぱです。

一部だけ紹介しました。


ギンリョウソウ

2009-06-13 18:56:44 | Weblog


 いつもの田んぼに通う道すがらで見つけました、そこは雑木が道の両側から薄くかぶさっていて天気がよければ木漏れ日も気持ちよく降り注ぐといった感じの里山を地でいったというような小道です。少し前にササバギンランを見つけたところです。それから昨年イチヤクソウも見つけました。

ギンリョウソウ

 ギンリョウソウはよく山に行くと見かけますが、私の家の近くでは初めて見つけました、別名ユウレイタケと言われているそうです、タケと言うのだからきのこと勘違いしての銘々だと思いますが草のようです。
 葉緑体を持たない腐生植物と図鑑には有りました。

 ギンリョウソウでも今頃の季節に咲くものと秋に咲くものがあります、秋の物は少しクリーム色がかっているような、、、、この秋に咲くのをギンリョウソウモドキとよぶそうです。
 


梅雨に入りストーブしまう

2009-06-11 17:52:58 | Weblog


 梅雨と煙突は関係ありませんが、梅雨空に変なエントツですね。実は煙突にすずめが巣をつくってしまったのです。

 ついこの間まで朝夕はストーブをつけていたのでスズメも遠慮していたものの、ようやく暖かくなったのでこんなことになってしまいました。せっせせっせと乾いたくさなど運んで立派に巣を作ります、すでにピヨピヨと鳴き声がしています。
 

 ユキノシタの花が咲いていました、綺麗なものですね、なんだか中国の「京劇」というのだかわかりませんが、それを感じさせます。

こんな葉っぱです。


田植え中

2009-06-04 17:33:42 | 米作り


 昨日から田植えをしています、ようやく田植えにこぎつけました、というかようやく腰を上げましたといったほうがいいかも。

 おっと失礼、アップにするとけっこうすごいなー、「コオイムシ」でしょうか。雌が雄の背中に卵を産みつけるそうです。タガメも同じ仲間のようです。
 コオイムシも田植えを手伝うってか!

 田植えの風景です、右がうちの奥さん、左は助っ人の「ワタル」さん、私はカメラマンでした。といってもちゃんと田植えをしています。
 今年はうんと苗を大きくして機械では植えられないので手で植えました。この写真は1日目の終わり頃です、今日でほとんど終わりという感じでした。あまりがんばっても腰や膝にくるので明日の分として少し残して今日は終わりました。

田んぼのそばに咲いている「クレソン」の花

今年の米作りも草との戦いになりそうです。

また報告します。