今年の暮れもまがりなりにも餅をつくことが出来ました、こちらに来てからは始めの年の暮れから休まずに搗いています、米の蒸かし具合をミスって硬いもちになったこともありましたっけ、それでももう17回ですから手際もよくなりいょちょいのちょいです。
思い返せば17回の間にはいろいろありました、子供達が小さいうちはそれでまた楽しくて、そのうちに夫婦二人で寂しく搗くようになったりしましたが今年は倅が半分ついてくれました。
毎年の事ですが、搗いたすぐ後に納豆や大根おろしに絡めて食べます、とても美味しいのでついつい食べ過ぎてしまいます、これが後から効いてくるんですね、特に若い頃は勢いで食べてしまってほんとに苦しくなったりしました、近頃では我慢することが出来るようにはなってきましたがそれでも食べ過ぎてしまいました。
写真を見ると髪振り乱して、という感じになっているようで、、、
臼と杵です、この杵は「イタヤカエデ」の木を枝ごとそのまま使ったものです、勿論手づくりです。
臼は、引っ越してきた年に、近くの方から譲られたものです、材質は「ミズメ」=アズサ、ヨグソミネバリと言います、サロメチールの匂いのする木です。
高級な臼は欅などを使いますが、これでけっこうです。
薪のカマドでもち米を蒸かしている所です。
来年もまた搗けるように
二臼搗き終わる頃には西の雑木山に日が沈んでゆきました。