イーハトーヴ里山の樹木ウオッチング

岩手県の北上山地に住まいする私が四季を通してイーハトーヴの里山の樹木と自然と生活をウオッチング。

冬点描-Ⅱ

2009-01-30 10:58:32 | Weblog


 少し時間がたってしまいましたがこの間の続きです。

ブナの枝についているこれは?

 樟蚕(くすさん)というとても大きな蛾の繭の抜け殻です、透俵(すかしだわら)といわれているそうです。毛虫は白い毛に覆われていて「白髭太郎」というそうです。

これはヤマノイモの親戚で「鬼野老」(おにどころ)種子が飛び出したあとです。図鑑には食べられないと有りますが、これを食べる人もいるそうです。

 {ボタンズル」、花もいいですが冬になるとこの花柱が羽毛状になってきらきらと光るのがいいですね。

 栃の木の冬芽、冬芽の部分がべとべとしています、冬芽が乾燥するのを防ぐとか寒さから守るのではないかといわれています。

 「アブラチャン」の花芽、葉っぱの冬芽は細くてとがっていますが真ん丸く膨らんでいるのが花の蕾が入っているものです。
 春先薄黄色い花を沢山つけてとても綺麗です、オオバクロモジと少し似ていますね。

こんな花です。

 「キブシ」の冬芽です、これも春先薄黄色い花をかんざしのようにつける樹です、好きですねー。

こんな花が沢山咲くんです。

待ちどうしいです、でも今年はほんとに暖かいのでいろんなことが心配になる今日この頃です。


雪を歩く

2009-01-24 12:37:06 | Weblog


 今年は雪が少ない、今のところですが、そして暖かい冬です。それでも雪が降れば降ったで雪の世界を楽しみたい。

 去年買い求めたスノーシューです、新雪のころの雪歩きはカンジキよりやはりスノーシューが歩きやすいです。

坂を転げ落ちた雪の塊、ユキマクリというそうです。
アンモナイトのようです。

何か虫が飛んでいました、これが雪虫

 枯れた草が雪の中でがんばっていました、「サラシナショウマ」という綺麗な草の花です。花が咲いたときを見てください。

こんな感じですが綺麗ですね。

 これもがんばっています、「さく」などと呼ばれて食べる人もいますが「蝦夷ニュウ」という夏に白い花を咲かせる草です。

 これどうですか、けなげにも倒れないで生きて?いました、名前がひどいのですが「ハナヒリノキ」の種が落ちたあとです。確かに青い葉っぱをもむと臭い匂いがします、地方名では「ハナモゲ、、、」というそうです。

最後にオオバボダイジュ

大きな樹でした、花が咲いたら綺麗だろうなー


身近な冬点描

2009-01-20 18:41:18 | Weblog


 久しぶりの投稿になりました、相変わらず仕事と遊びに忙しくしている毎日ですが皆さんはいかがお過ごしでしょうか?このところ家具の仕事が切れ目無しにあって気がぬけませんがそれでもウォッチングは欠かせません、野鳥も沢山やって来ています、特に目立つのが「ベニマシコ」です、雪の中で赤い色は目立ちます。

 野鳥の写真はありませんが、身近な冬の姿を少し見てください。

 雪の中でけなげにも飼料カブ(鶏のエサように種を蒔いた)の黄色い花が咲いていました。すごい!

ヤマユリの種が飛んだあとに雪が
いろんな物に見えますが

サルトリイバラの実です、「サンキライ」とも言われています

とり忘れたカボチャ、見つけたからには取って鶏にやらなくては
毎年沢山カボチャを作りますが必ず取り残しが有ります。

サラサドウダンツツジの種と上についているのが冬芽のようです

花が咲いたときを見てください

綺麗です

春よこい!


最近読んだ本

2009-01-06 21:20:36 | 


 この間東京に行ったとき往復の新幹線の中で読んだ本を紹介します、今起きている世界的バブルの崩壊の中身がよく分かる本です、著者の「神谷秀樹」さんは住友銀行からゴールドマンサックスに転職その後自分で投資系の会社を興した経歴を持っている人です。
 まさに強欲な資本主義がモンスターとなって儲けのみを追求した、その結果の世界的バブルの崩壊、それを内部から見つめ私たち素人にも分かりやすく書いた本です、とても面白いのでご一読をおすすめいたします。

文芸春秋(文春新書)

強欲資本主義ウオール街の自爆

神谷秀樹著


新年・展示のお知らせ

2009-01-03 09:43:52 | 展示


新年明けましておめでとうございます

今年も宜しくお願いいたします。

 2008年はどんな年だっただろうかと思うまもなく新年を迎えてしまいました、大変な年といえばものすごく大変だったような、しかし、こんな時だからもっと違う価値観の世界になれる気がしている、と思っている私ですが余り期待が出来ないのかもしれません。
 とにかく今年私は61歳になるし、岩手県に引越しをして20周年という節目の年だし、気を引き締めて大胆にチャレンジしてゆきたいと思っています。

 こんな年の初めに友達の作品展のお知らせをします、お近くの方は良かったら是非ご覧ください、婦人の方むけですが。

 神奈川県在住の吉沢さん(薔薇工房)の作品展です、展示の場所は奥州市江刺区岩谷堂の街中、八重吉亀の子せんべい店の2Fです。



 亀の子せんべい店の亀の子ギャラリーは私の作品展や「樹を観る会」の写真展など開催させていただいているとてもシックでまた気の置けない展示スペースです。期間は1ヶ月間ですので都合のいいときにご覧ください。

 昔の蔵をそのまま店舗にしているので黒い構造材と白い壁がとてもいい感じです、2階に上がったすぐの印象です、フラッシュを焚かない映像です。

テーマは、手作り:アクセサリー・布バック・洋服・他

因みに台とテーブル・小箱などは私の作品です

 気に入った方はお譲りするそうですからどうぞ、比較的買い求めやすい価格のようです。