「山笑ふ」とは春の山の形容で俳句の季語になっています、郭燕の「春山淡冶にして笑うが如く、、、、、」の詩句によって生まれたと俳句歳時記にはあります。
淡冶とは淡くなまめかしいことで、若い女性がほのかに笑う風情とみてよいとも有ります。
イマイチ読み込みが足らない私ですが改めて歳時記を見てそうなのかと再認識しました、今までは簡単に春になって野山が萌えだしている様を言っているのだなと思っていました。
さて俳句の世界ではこの「山笑ふ」は3月の季語になっています、ところが歳時記はやはり江戸あたりを中心に出来ているようですね、今年は少し遅いようですがみちのくでは今がちょうど山が大笑いをしています。「嗚呼!何といい季節なんだ」いい季節といってしまってはみもふたもありませんが。
そんな山が笑っている風景を少し近寄ってみて見ます。
家の近くの「オオヤマザクラ」
ウグイスカグラの花
家の「サラサドウダンツツジ」蕾をつけています。
ハナイカダ、葉っぱの表面に花をつけます。
ウリハダカエデ、新葉が出てまもなく花をつけます。花は下に垂れ下がっているやつです。
「ミズメ」ヨグソミネバリなどとも言います、カバノキ科で枝を折るとサロメチールの匂いがします。前にたれているのが雄花、枝の上に立っているのが雌花のようです。
ご存知、「ヒトリシズカ」
里山を代表する「コナラ」の新葉です、これが特に里山をパステルカラーに見せている一色になっています。
里山が笑っているほんの一部を見てもらいました。