イーハトーヴ里山の樹木ウオッチング

岩手県の北上山地に住まいする私が四季を通してイーハトーヴの里山の樹木と自然と生活をウオッチング。

大震災その後

2011-03-26 19:06:26 | 東北・関東大震災

震災から早2週間が過ぎました、何だかいまだに現実のこととは思えなく日々報道に釘付けになってため息などついています、私は地震が大嫌いです、好きな人はいないと思いますが人よりも嫌いだと自負しています、嫌いというより怖いといったほうが正確です、こちらに引越ししてきたのも震災にあいたくないというのが理由の一つでした、その筈でしたが逃げてきたところで被災してしまいました、津波の被害を受けた沿岸部のことを思うとつらいのですが私の家は地震そのものの被害は運がよくて軽微ですみました正直安堵しているところです

都会での被災は揺れそのものよりも2次的な被害が甚大になるのではないかという不安があります。その点で言えばこちらに移住してきて良かったのだと思っています、こんな地震に東京で遭遇したらと思うと背筋が凍ります。

それから岩手県を選んだもう一つの理由は原発がないことでした、何時かはこんな事になるのではないだろうかと危惧していましたが現実のことになってしまいました、原発事故の福島には何人かの知り合いがいます、川内村、飯舘村、川俣町、いわき市など、ここにきて概ね避難していることが分かり少しホッとしている所です、しかし、これは大変の事態です時間がたつにつれてその被害のものすごさが見えてきました、チェリノブイリ原発事故に匹敵するのではないだろうか?そんな不安がよぎります、それなのに報道は案外のんきに落ち着いて見えます、もちろん不安をあおってどうする訳でもないのですが「これは一大事」です、福島から山形に身を寄せている友人の話では「もう家には戻れないのではないか、他に新天地を選んだほうがよいのではないだろうか」など、切羽詰った状態にあるようです。

忙中閑ありとでも言いましょうかそんな事態を知ってか知らづか猛禽類のノスリのペアーが大きく大きく輪を描いて点になるくらい高い空を飛んでいました求愛行動でしょうか?ほんとにのんびりとした風景で気持ちがよくなりました。ノスリをはじめ野鳥や動植物は地震や津波の被害は受けないでしょうが放射線の被害は受けるのかもしれません。

私たち人間は原発の発電した電気で便利に豊かに暮らしていますが野生生物はその恩恵に浴することなくその被害だけを負うのでしょう、それは片手落ちというものです。人間だけの地球ではないのですから人間がやることが全ての生き物にどんな風に影響するのか考える必要が有るのではないでしょうか。

もしもこの事態が収束したとして「今後原発は要らない」という事になれば替わりのエネルギーのことまたエネルギーを使わない生活の仕方、豊かさとは何か、などもう一度本腰を入れて考え直す必要が有るのではないかと思います。

毎日のように震度5や4の余震が起きています、もう許してよ!といいたいです。



大地震に遭遇

2011-03-14 18:01:19 | Weblog

1000年に一度の大地震を体験してとてもビックリしています、何しろ口では言い表せないくらいの揺れでした、私は運よく家の外にいて体験したのですが何時家が崩れるか、後ろの山が何時崩壊するか、という感じでした。

私の家は座敷で薪ストーブを使っているので少し揺れが収まった時点で怖かったですが家の中に入りストーブの周りに散乱している燃えそうなものを取り除きまた慌てて余震の中外に逃げ出しました。おかげで火事を出すことにならなくてほっとしています。

電気が通じてからテレビで沿岸地域の被害状況を見て言葉を失っています、知り合いも何人かいるのですが連絡が付きません、無事でいてくれたらと願うばかりです。

だいぶおさまってきましたがまだ余震が続いています、正直気持ちが悪いです、皆さんにはご心配頂いて有難うございました。

落ち着いたらまたブログを再開したいと思っています。


シデの仲間のサワシバ

2011-03-08 21:03:15 | Weblog

この間の日曜日、花巻野鳥観察会で花巻温泉あたりを散策してきました、朝のうちは雪が降っていましたがそのうち少し暖かくなって青空も見えて、いよいよ野鳥も現れ始めました。

我慢して歩いたおかげですね、川の付近ではカワガラス、ミソサザイ、池ではオシドリ、マガモコガモなどに出会い、山道ではカラ類の団体、エナガが忙しく飛び回りヤマガラ、シジュウカラヒガラ、コガラ、コゲラそしてとても小さくて一所に落ち着かないキクイタダキを至近距離で見ることが出来ました。何しろ双眼鏡がいらないと言うか近すぎてピントが合わないのです。おまけにゴジュウカラも見ることが出来ました。

私は野鳥の観察もさることながら、相変わらず樹木の観察も怠りません、川に架かるつり橋ではカバノキ科クマシデ属のサワシバの冬らしい姿を見ることが出来ました、高い樹の上なのでなかなか真近に見ることが出来ませが橋の上というのは時としてとてもいい観察ポイントになります。

果穂がおちなくてからからの状態でぶら下がっていました、別名サワシデとも呼ばれているようにシデの仲間です、岩手県ではアカシデが多いように思いますがこのサワシバは名前のとおり沢沿が好きのようです。

枯れた葉っぱもへばりついています、

みずみずしい初夏の葉っぱの様子を貼り付けました。シデの仲間でもサワシバの葉っぱは付け根がハート型になっているのが特徴です。

最後に冬芽です


とうわ野鳥の会講演会

2011-03-07 20:49:41 | 野鳥

 

 

野鳥講演会の案内

 

 

日 時  3/22(火)午後2:00~4:00 

場 所 東和図書館視聴覚室 入場無料 

題 [東和町におけるサシバ調査の成果と今後の展望」

師 岩手大学  東 淳樹氏 

 

とうわ野鳥の会は2002年に発足以来、みなさんに支えられながら9年目を迎えました。

この間、自然観察会の開催、東和の自然のパネル展示、保育所等での出前観察会等の活動を行ってきました。 

この度、岩手大の東先生をお招きして講演会を開催することとなり、ぜひ参加していただきたく案内をさし上げた次第です。

先生は絶滅危惧種であるタカの仲間のサシバを東和町でずっと調査されてきました。

“いのちはささえあっている”という自然のつながりと

東和町の美しい自然や貴重な生物保全について、サシバを通してわかりやすくお話いただきます。

 

 問合せ先 0198-42-4725とうわ野鳥の会 斎藤秋雄

 

 

 

サシバの飛翔(ヤマケイの日本の野鳥より)

 

とうわ野鳥の会に通い始めて3年くらいになるでしょうか、月に一度私の住んでいる奥州市江刺区米里から観察会に通うのが楽しみになっています。とても楽しい会です、よかったら講演会や観察会に参加しませんか。誰でもいつでも参加できます。

興味のある方には年間予定表を送ります。


雪山散策in志賀来山

2011-03-03 17:32:40 | 樹を観る会

「樹を観る会」のご案内

雪山散策in志賀来山

久しぶりの「樹を観る会」です、もう忘れてしまったと言う人もいるかもしれませんが、皆さんはお元気でしょうか?昨年は種山に登りましたが今年は旧沢内村のスキ-場と温泉がある志賀来山に登ります。

日 時  2011年3月13日(日) am8:30 集合

集合場所  江刺総合支所正面玄関前

持ち物   お昼 飲み物 防寒着 かんじきorスノーシュー

※   参加の方は電話かメールでお知らせください。

    ブログご覧の方はコメントください。

    連絡が遅かったので都合つけるのが難しいかと思われますが、あまりに  も参加が少な 場合は中止にします。  

今毎日私の家のまわりでえさをつついています。「ジョウビタキ」♂