震災から早2週間が過ぎました、何だかいまだに現実のこととは思えなく日々報道に釘付けになってため息などついています、私は地震が大嫌いです、好きな人はいないと思いますが人よりも嫌いだと自負しています、嫌いというより怖いといったほうが正確です、こちらに引越ししてきたのも震災にあいたくないというのが理由の一つでした、その筈でしたが逃げてきたところで被災してしまいました、津波の被害を受けた沿岸部のことを思うとつらいのですが私の家は地震そのものの被害は運がよくて軽微ですみました正直安堵しているところです
都会での被災は揺れそのものよりも2次的な被害が甚大になるのではないかという不安があります。その点で言えばこちらに移住してきて良かったのだと思っています、こんな地震に東京で遭遇したらと思うと背筋が凍ります。
それから岩手県を選んだもう一つの理由は原発がないことでした、何時かはこんな事になるのではないだろうかと危惧していましたが現実のことになってしまいました、原発事故の福島には何人かの知り合いがいます、川内村、飯舘村、川俣町、いわき市など、ここにきて概ね避難していることが分かり少しホッとしている所です、しかし、これは大変の事態です時間がたつにつれてその被害のものすごさが見えてきました、チェリノブイリ原発事故に匹敵するのではないだろうか?そんな不安がよぎります、それなのに報道は案外のんきに落ち着いて見えます、もちろん不安をあおってどうする訳でもないのですが「これは一大事」です、福島から山形に身を寄せている友人の話では「もう家には戻れないのではないか、他に新天地を選んだほうがよいのではないだろうか」など、切羽詰った状態にあるようです。
忙中閑ありとでも言いましょうかそんな事態を知ってか知らづか猛禽類のノスリのペアーが大きく大きく輪を描いて点になるくらい高い空を飛んでいました求愛行動でしょうか?ほんとにのんびりとした風景で気持ちがよくなりました。ノスリをはじめ野鳥や動植物は地震や津波の被害は受けないでしょうが放射線の被害は受けるのかもしれません。
私たち人間は原発の発電した電気で便利に豊かに暮らしていますが野生生物はその恩恵に浴することなくその被害だけを負うのでしょう、それは片手落ちというものです。人間だけの地球ではないのですから人間がやることが全ての生き物にどんな風に影響するのか考える必要が有るのではないでしょうか。
もしもこの事態が収束したとして「今後原発は要らない」という事になれば替わりのエネルギーのことまたエネルギーを使わない生活の仕方、豊かさとは何か、などもう一度本腰を入れて考え直す必要が有るのではないかと思います。
毎日のように震度5や4の余震が起きています、もう許してよ!といいたいです。