イーハトーヴ里山の樹木ウオッチング

岩手県の北上山地に住まいする私が四季を通してイーハトーヴの里山の樹木と自然と生活をウオッチング。

アップの写真

2009-05-30 18:47:32 | Weblog


 このごろ簡単な魚眼レンズを手に入れたので何でもアップにして撮影しています。デジカメに簡単に付けられる魚眼レンズとズームをあわせて撮影しました。

 サラサドウダンの花です、別名フウリンツツジだそうです、家のそばにあります、隣の山仕事のおじさんが山取りして私の前にここに住んでいた方にあげたそうです。樹盛がよく背丈も2メートル以上になっています、毎年沢山の花をつけて楽しませてくれます。

 同じようにフウリンのような花です、樹木ではなくてコンフリーという草です。この草も勢いがよくて何年か前に一株もらってきてそこいら辺に植えたものが沢山増えています、昔牧草として外国から移入した物だそうです。ムム外来種か!

 このハリセンボンはなんだ、ノアザミでした、針の先についている白い物は花粉だそうです。

 コゴメウツギの花です、ウツギといってもバラ科です、花がウツギの花に似ていることと小さな蕾が小米ににているという事からその名前がついたそうです。

ハナイカダの花、葉っぱの上に花が咲く

ヤマガシュー花の蕾

 上のヤマガシューの親戚でサルトリイバラ、こちらは花が終わり早くも青い果実になっています、秋には赤くなります。別名サンキライ

もうすぐ沢山の白い花をつけるエゴノキの花の蕾

サルナシの花の蕾

なんでもアップで撮りたくなる衝撃


聖五月

2009-05-24 11:42:59 | Weblog


聖五月  母にもらったいのちの日

 というわけで今月は私の誕生月です、この聖五月という季語はほんとにすばらしいこの季節を言い表していて上手(いい)い言葉ですね。
 そんな五月は樹木の花盛りです、雑木林を歩くとその香りで花がヒクヒクします、順繰りに順繰りに次から次へと花のリレーです。

 ミズキの花のアップですが、ミズキは大きな木になるので一つの木に沢山の花をつけます、その一個のように見える花は沢山の小さな花からなっているので無数といっては間違いでしょうがそれほど数え切れない程の花が人知れず咲いているわけですね。ミズキばかりではないのですが。

カマツカの花

 「カマツカ」別名「ウシコロシ」恐ろしい名前ですが、バラ科の樹木です、名前の由来は鎌の柄に使えるくらい強靭だということだそうです。もう一つの「ウシコロシ」は牛の鼻カン(鼻木)牛の鼻に通すわっかの木に使っていたそうです。牛も痛かんべー。

サワフタギの花

 「サワフタギ」沢を覆うように枝を広げるからこの名前だそうですが、別名を「ルリミノウシコロシ」といいます、秋に瑠璃色の実をつけることとやはり強靭な木ということなんのでしょうか。

ホウノキの花

 このホウノキは葉っぱも大きいが花もまた大きい、15センチから20センチくらいでしょうか?そして香りもすごい。

開く前の花の蕾

近くの種山高原で撮影してきました「クリンソウ」

ツクバネソウ

秋に撮影しました、ツクバネソウの実

つづく


西和賀、白木峠は雨だった

2009-05-19 21:15:27 | 奥羽自然観察会(カタクリの会)


 白木峠は雨だった!それでもカタクリの会の自然観察会は沢山の人が集まって決行されました。カタクリの会は写真家の瀬川強さんが代表をしている自然観察会開催を目的にした集まりです。
 会のホームページにもリンクしましたので上をクリックしてご覧ください。以前参加したときのことはカテゴリーから奥羽自然観察会(カタクリの会)を観てください。

 白木峠とは、案内書によれば、平泉が栄華を極めた時代、平泉と秋田をむすぶ要路が秀平街道であった。岩手県湯田町と秋田県山内村の間に壁のように立ちはだかるこの街道随一の難所である。

 なんといってもこの峠の見所は北限のユキツバキそれも群生しているところです。今年の花の時期は早くてすでに終わりに近づいていましたが中には私たちを待っていて咲いてくれた花もありました。
 雪椿は雪の多い地帯に適応した種類で雪がある時は雪ノ下で雪が融けるのを待っているそうです、そのため樹形は高く伸びず地を這うようにブナの林の下草のように生えているということです。

 

 雨が降っていたせいか「モリアオガエル」も出てきてくれました、「そっとしといて」と言っていました。

 途中にあった「ふきとり地蔵」です、フキトリとは吹雪で命をとられると言うことで昔この街道でふきとられた人たちを弔うための地蔵さんでしょうか。

 お昼ごはんを頂いた大きな杉の木です、(大木の包容力で雨に当たらずにご飯を頂きました、)この地域には杉の巨木が多いのでしょうか、和賀仙人の峠の姥杉も大変な巨木です樹齢900年とか。

 この杉は峠に入る前のふもとの神社にある御神木で、この杉もタイモンでした特に高さがすごい、古くなると上のほうが折れたりしてしまいますがこの杉は天を突くようでした。

サンカヨウ

 写真が解かりづらいですが「ルイヨウショウマ」です、秋に綺麗な実を見ました。

秋のルイヨウショウマ

オオバキスミレ

 「ショウジョウバカマ」の花の後、時として葉っぱから根を出して株を増やすそうです、葉っぱの先に新しい根っこが出ていました。因みに種でも増やすそうです。

「ヒメアオキ」の雌花

これは別の日に撮ったヒメアオキの雄花です。

 まだ「オオカメノキ」の花が咲いていました、花のように見えるのは「装飾花」で本当の花は真ん中の粒粒がそうです、本当の花が受粉してしまうと装飾花を惜しげもなく散らしてしまうそうです。

さて最後に紹介するのは「オクチョウジザクラ」

山の中で人知れず沢山の花をつけていました。

 まだまだありますがこの辺でお終いにします、今回の観察会も大変沢山のことを教わりました、いい観察会でした。
 観察会は毎月開催されていますので良かったら参加してみてはどうでしょうか。はじめにリンクした先のホームページから申し込めます。


今年も米作り

2009-05-16 18:31:17 | 米作り


 忙しい忙しいといいながら今年も米作りをします、というか何とか種まきもすみ、芽だしした苗を田んぼに移しました。

 左にあるのが苗です、巷では田植えも本格化していますが私のところはまだまだです。「まだ田んぼも起こしていないではないか」という疑問がわきますが、私の田んぼ(借りている)は田お越しをしない「不耕起田んぼ」です。だから前年の稲株が残っているわけです。
 肥料は米ぬかと鶏糞少々だけです、果たして今年の米作りはどうなるでしょうか。

 稲の苗、普通の半分くらいの量の種を蒔きました、つまり薄蒔きということです。丈夫に苗が育つように、過保護にしないようにしています。何しろ除草剤も使わないので草に負けないような稲にしなくてはなりません。

このクモも大事な米作りの担い手です。虫を食べてくれます。

 それからいつもの通り田んぼの持ち主の方におんぶにだっこの米作りですから、感謝を忘れてはいけません。

 山の中の田んぼです、そばに「ハナイカダ」の花が咲いているのを見つけました。葉っぱの上に花が咲いてそこに実がつきます。とても素敵な樹木です。


樹木は花盛り

2009-05-14 20:37:07 | Weblog


 今里山は樹木の花盛りです、そこで本日は2種紹介します。

 桜は桜でも「ウワミズザクラ」です、この個体は樹高は低いものの沢山の花をつけていました。今年はなんだかウワミズザクラの花の当たり年のような感じがしていますが皆さんの所はどうでしょうか。

 観てのとおり「トラノオ」のような花ですね、一つの花のように見えるけど沢山の花が集まっています。近頃ルーペで見るようになって少し見方が変わってきたような。

次は和紙の原料になった「ヒメコウゾ」です

これが花?ヒメコウゾの雄花

だとするとこれが雌花、面白い花ですね。

 ヒメコウゾはクワの仲間です、葉っぱは桑とそっくりです、区別点は葉が薄い、葉柄に毛があること、鋸歯が細かいことなどが挙げられるようです。
 花や実がつけば一目瞭然ですが。

 これがこれから出来る実です、クワのほうは美味しいですが、これはヌチャットして酸味もなく味も良くないと思います、しかし好き好きですが。


イタヤカエデ

2009-05-13 18:06:34 | Weblog


 カエデの仲間はけっこう沢山有ります、モミジもカエデ科の一つの種類ですが今日は中でも好きなカエデの一つ、でも花にはあまりお目にかかれないだろうという「イタヤカエデ」の花を見てください。

 イタヤカエデは大木になる種類なので上のほうで花が咲きます、そんなもんで近くで見ることが難しいと思います。

ちょっとピントが甘いですね、
今度はぴたっと決めてみます。

スキャンしてみました。

 イタヤカエデの特徴は、葉っぱにぎざぎざの鋸歯が無いこと、それから葉っぱが昔の板屋根のように重なるようについていること、そんなことから「イタヤ」という名前がついたということだそうです。
 それから、家具の世界ではハードメイプルといってバイオリンなどにも使われています。
 またまた、樹液が甘いので煮詰めてシロップにするようですがカナダではシュガーメイプル(サトウカエデ)から樹液を採って「メイプルシロップ」として利用していますね。カナダの国旗はこの葉っぱです。


花巻野鳥観察会・鍋割川

2009-05-11 09:34:05 | 野鳥


 よいお天気に恵まれた昨日、花巻の野鳥観察会に参加してきました、田植えが盛んに行われてるなか「ケリ」を眺めながらのんびりと観察ポイントに集合。早速「オオルリ」のさえずり、それから「キビタキ」も、、ベテランの人が鳥の姿を捉えてくれたスコープを見せていただいて大喜び。

 この写真は何年か前に遠野の仙人峠で私が撮影した物です、真ん中に小さく写っているのが「キビタキ」ですね、こんな写真しか有りませんが私としてはたいした物だと思っています。

 総勢24名がぞろぞろ歩いた割には沢山の野鳥が姿や声をあらわしてくれました。

 オオルリ、センダイムシクイ、ウグイス、ヤマガラ、ハシブトガラス、カワガラス、キセキレイ、ヒヨドリ、ケリ、メジロ、ヒガラ、ホジロ、カルガモ、アカゲラ、カケス、カワラヒワ、キジバト、ノスリ、ツバメ、ムクドリ、コゲラ、キビタキ、声だけ⇒ヤブサメ、クロツグミ、アオゲラ以上25種類でした。

 季節は山桜が散ったあとで新緑には少し早いけどとてもいい時でさまざまな樹木の花が咲き始めていました。

「ウリハダカエデ」の新葉と花

アオダモ

ハウチワカエデ

ヤマモミジ

遠くて葉っぱの感じがよく分かりませんが「ミツデカエデ」です。

まだまだありましたが今回はこのくらいに


写真俳句とフォト575&クラフト展

2009-05-05 19:39:16 | 展示


第125回ギャラリーー[亀の子館] 

写真俳句orフォト五七五&クラフト展

おおわく あきら

2009年5月1日~5月31日

八重吉煎餅店/ギャラリー[亀の子館]

奥州市江刺区岩谷堂中町3-12

 本格的に定例の俳句会に通うようになって3年が過ぎましたが相変わらずイマイチな句を詠んでいる私です<o:p></o:p>

 今回、写真俳句orフォト五七五というテーマで恥ずかしながら皆様の前に作品をご覧いただきましたが、日ごろ作りためた俳句と写真を合体させたのが私が言うところの「写真俳句」です、(出来た俳句に写真をくっ付けたという感じですが、)また「フォト五七五」というのは写真と五七五(俳句や川柳または短い言葉)を添えた物という定義のようです。ようです、というのはまだ始まったばかりでこうだと断定的にいえないということなのです。<o:p></o:p>

 さて、俳句って本当にすばらしい文学ですね、ですがちょっと取っ付きづらいというか難しそうなイメージが有って(私もそうでしたが)しりごみしている人が多いのではないでしょうか。<o:p></o:p>

私が思うにフォト五七五は本格的な俳句の世界への入り口としてとても手っ取り早くて親しみやすいような気がしますがどうでしょうか?<o:p></o:p>

こんなことを言いますと怒られそうですが、季語も定型も気にしないで思ったこと感じたことを写真に撮って言葉を添えてみる「先ず隗より始めよ」という言葉が有りますが、やってみませんか、面白いと思いますよ。<o:p></o:p>

ウルトラ℃春爛漫に着地せり

山法師僧の頭の青々と

アオゲラが戸をたたく嗚呼!インディアンサマー

冬枯れや夢の名句を忘れたり

続きは後日


アート&クラフトフリーマーケット

2009-05-01 21:07:28 | 展示


 2回目のアート&クラフトフリーマーケットIN土沢が今年はこの5月3日4日で開催されます。昨年に引き続き私も参加します。

 今年は、というより今年も準備期間が短くてたいした作品(売り物)も出来なくてあせっています、といっても明後日の開催ですからもうじたばたしてもいけません。
 土沢といいますと、広域合併で花巻市になった旧東和町の中心市街です、芸術の町として「萬鉄五郎美術館」を中心に商店街の活性化にがんばっているところです。私の住んでいる奥州市江刺区米里からは車で30分ぐらいでいけます、毎月の野鳥観察会にも参加しているので知らない土地ではありません。というより懇意にしているというところです。

 今回は椅子を何点かと上のような小物を出します、無垢板を掘って作った箱です、いい杢が出ています、こんな箱はなんに使うのか?と言われましたが素敵だと思った人が買ってくれればいいと思っています。

 それから今日から江刺の中心街、岩谷堂の亀の子せんべいの八重吉煎餅店2階のギャラリーで「写真俳句」の展示をしています、その内容は明日にでもUPしますのでまた見てください。