イーハトーヴ里山の樹木ウオッチング

岩手県の北上山地に住まいする私が四季を通してイーハトーヴの里山の樹木と自然と生活をウオッチング。

第141回ギャラリー亀の子館のご案内

2010-09-03 18:11:53 | 展示

 私の家具木工展に引き続き私たちの友達が展示をしているので紹介します。

薔薇工房 吉澤と仲間たちのてづくり作品展

手作り:アクセサリー・編物・服・水彩画・他

2010年9月1日(水)30日(木)10:00~18:00
最終日は15:00迄

 東京在住の彼女たちは、定期的にデパートなどでの展示会や自宅工房などで活動をしています。私見ですが比較的買いやすい値段ですから近くの方はぜひ足を運んでいただきたいと思います。私の家具も展示を引き立てるのに引き続き使っていますのでご覧ください。

 


またまたまた葉っぱwoスキャン展

2010-01-13 17:18:54 | 展示

それでは引き続き葉っぱwoスキャン展を見てください。

 葉っぱはあのうなぎの蒲焼のときにかける「サンショウ」です、このての葉っぱは一枚一枚が独立している単葉ではなくて複葉と呼ばれています、それも羽状、つまり羽根のようになっている葉っぱということです、そして数を数えると11枚あるので奇数羽状複葉です。ということは偶数も有る訳ですね、前に見ていただいたサイカチは偶数羽状複葉という事になっています。比べてみてください。フレームは古い茶箪笥の引き戸を利用しました。

 少し分かりづらいですが「ノブドウ」の蔓と葉っぱです。フレームはふるい飾り棚の部品です。

 これは葉っぱをアップにした「ノブドウ」です、ノブドウは地面や他の樹木に絡み付いてどこまでも伸びいろんな色の実をつける蔓性の木本です。葉っぱは一様ではなくていろんな形、切れ目などの入り方が違うものなどいろいろです。
 材料は山桜の大木の端っこを使いました。

 春皆さんに新芽を食べられてします「コシアブラ」の枯れた葉っぱです、コシアブラの葉っぱはこの一枚ではそれと分かりづらいと思います、というのもこれも何枚かの葉っぱが一つのユニット(単位)になっている複葉だからです。
 フレームの材料は「オニグルミ」です。

 これが夏の頃のコシアブラの葉っぱです、5枚で一つの単位になっているので掌状複葉と呼ばれています。この単位の決め方ですが、簡単に言ってしまうと落葉するときの単位といえるのかな。今回はそんないい加減な説明でお茶をにごしておきます。

少しスピードアップ

 クワの木の塊にヤマグワの葉っぱです。クワの葉っぱは一つの枝でもさまざまな切れ込みの入ったものが付くのでそれも面白いのですが今回は見送りました。
 クワの木は色がとてもいいですね。

同じくクワの木の塊に今度は「ミズナラ」の枯れ葉です。

クワの木の塊に「ケヤキ」の紅葉
ケヤキの葉っぱの鋸歯は特徴的ですね。

 古い家を解体したときに出たいろりの側板に使われていた煤けたクリ材に「ヒトツバカエデ」の黄葉した葉っぱです。ヒトツバカエデは所謂カエル手からきたかえるのような手の葉っぱとは違って丸い葉っぱです。

「ヌルデ」の紅葉それもだいぶ疲れた葉っぱです。

これも疲れています、山菜の王様「タラノキ」の葉っぱです。

最後に私が好きな「アカソ」の葉っぱでした。
イラクサ科カラムシ属、もしかすると「コアカソ」かも?

以上でネット葉っぱスキャン展は終わりです。

今年の8月には同じギャラリーで3回目の木工・家具展を行いますのでその時にまたお知らせいたします。


葉っぱwoスキャン展の続き

2010-01-09 16:56:16 | 展示

 

 葉っぱスキャン展の続きを見てください。

 穴だらけの「ギシギシ」の葉っぱです、ギシギシはタデ科ギシギシ属の草ですが、遠い昔に日本に渡ってきた「エゾノギシギシ」とその前から生息していた「ギシギシ」があるようです。
 ところが私には今だその区別が出来ていません、と言うかあまりちゃんと見ていないという事でしょうか。
 図鑑には、エゾのほうは茎や葉柄、葉の中脈がしばしば赤みを帯びる、事と葉っぱのふちが細かく波打つ、対してギシギシの方はふちが大きく波打つと有ります。ですからこの葉っぱについてどちらか言うことができません。

 この紅葉している葉っぱも「ギシギシ」です、この葉っぱについてはふちが大きく波打っているようなので「エゾ」のほうなのかなー?
 さてこのギシギシ属には他によく知られている「スイバ」「ヒメスイバ」=「スカンポ」があります、これもヒメのほうが外来種なのだそうです、それから少し山のほうにある「ノダイオウ」と言うのが有りますがあまり知られていない種類です。私は教えられて1度だけ見たことがあります。

 床においてあります、クワの木に「サイカチ」の葉っぱです。サイカチの実は石鹸の代用になっていたそうです。一度使ったことがありますが今の石鹸や洗剤と比べるも有りません、でも、そんな時代があったということは知っておく必要があり、と思いました。大木の下に小さな苗木があったので採ってきて家にさして有りますがトゲトゲで繊細な樹木のようです。

アメリカスズカケノキ

 プラタナスと言われている樹木ですがこれも外来種です、よく街路樹として植栽されていますね、この種類にも他にスズカケノキとモミジバスズカケノキが有ります。葉っぱの感じもそれぞれ違っているようです。これは落ち葉でした。フレームの材は古民家に使われていた古い杉の木です。

 この紅葉も綺麗でした、ウコギ科の「カクレミノ」これも植栽ですね、図鑑には関東地方以西の分布と有ります、そして常緑の低木ということです。葉っぱはこのように三列する物としない物があります。フレーム材料は「オニグルミ」を使っています。

 これも自生していないものですが食べられる?「ナシ」の木の葉っぱです。
 フレームの材料は「キハダ」でした。写真では色がよく分かりませんが材の端のほうが黄色い色をしています。内樹皮は漢方薬に使われることで有名です。

つづく


葉っぱwoスキャン展その1

2010-01-08 18:44:47 | 展示

 家の前から雪景色、その後雪も止んで湿った重たい雪はべちょべちょぐちゃぐちぁで大変です。春先の雪のようです。
 
 前回に続いて亀ノ子ギャラリー「葉っぱwoスキャン展」をご覧ください。

2階にギャラリーのある「亀ノ子せんべい店」です。

先ずはご挨拶から

ミツデカエデ、繊細で可愛い!

コミネカエデの紅葉、フレームはケヤキ・ふるい飾り棚の部品

イタヤカエデ、少し黄葉しています。
同じくふるい飾り棚の部品

フレームは「クワ」です

 これもイタヤカエデですがたぶん「オニイタヤ」と呼ばれている奴だと思います、イタヤカエデもいくつか種類があるのですが私にはイマイチ難しいです。

変わったところで「ミゾソバ」の紅葉
フレームはヤマザクラ

草本です、そばの花によく似ていて溝などで繁茂するからこんな名前がついているようです。

つづく


葉っぱwoスキャンしました展

2010-01-04 19:03:10 | 展示


 何時もお世話になっている江刺の八重樫煎餅店の2Fギャラリーでまたまた展示することになりました。以前は木工展や写真展、それからフォト五七五などやらせてもらいましたが今回は上のような企画です。

 お煎餅やさんの2階ですが蔵づくりになっていてとてもいい雰囲気です。

 樹木や草の葉っぱをスキャナーで取り込んでそれをプリントした物です、はじめは植物の鑑定のために実物を採取しスキャナーを利用してパソコンに取り入れていました、サンプルとしての葉っぱも美しいのですが朽ち果てたり虫に食われて穴だらけになった葉っぱの美しさにも感動してしまい様々な葉っぱとの一期一会を楽しむようになりました。
 今回はそんな写真と私の得意な木工とのコラボレーションで企画展示をしました。お近くの方はどうぞご覧になってください。

 これは山桜の葉っぱを古い茶箪笥の引き戸をフォトフレームにしたものに入れたものです。


写真俳句とフォト575&クラフト展

2009-05-05 19:39:16 | 展示


第125回ギャラリーー[亀の子館] 

写真俳句orフォト五七五&クラフト展

おおわく あきら

2009年5月1日~5月31日

八重吉煎餅店/ギャラリー[亀の子館]

奥州市江刺区岩谷堂中町3-12

 本格的に定例の俳句会に通うようになって3年が過ぎましたが相変わらずイマイチな句を詠んでいる私です<o:p></o:p>

 今回、写真俳句orフォト五七五というテーマで恥ずかしながら皆様の前に作品をご覧いただきましたが、日ごろ作りためた俳句と写真を合体させたのが私が言うところの「写真俳句」です、(出来た俳句に写真をくっ付けたという感じですが、)また「フォト五七五」というのは写真と五七五(俳句や川柳または短い言葉)を添えた物という定義のようです。ようです、というのはまだ始まったばかりでこうだと断定的にいえないということなのです。<o:p></o:p>

 さて、俳句って本当にすばらしい文学ですね、ですがちょっと取っ付きづらいというか難しそうなイメージが有って(私もそうでしたが)しりごみしている人が多いのではないでしょうか。<o:p></o:p>

私が思うにフォト五七五は本格的な俳句の世界への入り口としてとても手っ取り早くて親しみやすいような気がしますがどうでしょうか?<o:p></o:p>

こんなことを言いますと怒られそうですが、季語も定型も気にしないで思ったこと感じたことを写真に撮って言葉を添えてみる「先ず隗より始めよ」という言葉が有りますが、やってみませんか、面白いと思いますよ。<o:p></o:p>

ウルトラ℃春爛漫に着地せり

山法師僧の頭の青々と

アオゲラが戸をたたく嗚呼!インディアンサマー

冬枯れや夢の名句を忘れたり

続きは後日


アート&クラフトフリーマーケット

2009-05-01 21:07:28 | 展示


 2回目のアート&クラフトフリーマーケットIN土沢が今年はこの5月3日4日で開催されます。昨年に引き続き私も参加します。

 今年は、というより今年も準備期間が短くてたいした作品(売り物)も出来なくてあせっています、といっても明後日の開催ですからもうじたばたしてもいけません。
 土沢といいますと、広域合併で花巻市になった旧東和町の中心市街です、芸術の町として「萬鉄五郎美術館」を中心に商店街の活性化にがんばっているところです。私の住んでいる奥州市江刺区米里からは車で30分ぐらいでいけます、毎月の野鳥観察会にも参加しているので知らない土地ではありません。というより懇意にしているというところです。

 今回は椅子を何点かと上のような小物を出します、無垢板を掘って作った箱です、いい杢が出ています、こんな箱はなんに使うのか?と言われましたが素敵だと思った人が買ってくれればいいと思っています。

 それから今日から江刺の中心街、岩谷堂の亀の子せんべいの八重吉煎餅店2階のギャラリーで「写真俳句」の展示をしています、その内容は明日にでもUPしますのでまた見てください。


新年・展示のお知らせ

2009-01-03 09:43:52 | 展示


新年明けましておめでとうございます

今年も宜しくお願いいたします。

 2008年はどんな年だっただろうかと思うまもなく新年を迎えてしまいました、大変な年といえばものすごく大変だったような、しかし、こんな時だからもっと違う価値観の世界になれる気がしている、と思っている私ですが余り期待が出来ないのかもしれません。
 とにかく今年私は61歳になるし、岩手県に引越しをして20周年という節目の年だし、気を引き締めて大胆にチャレンジしてゆきたいと思っています。

 こんな年の初めに友達の作品展のお知らせをします、お近くの方は良かったら是非ご覧ください、婦人の方むけですが。

 神奈川県在住の吉沢さん(薔薇工房)の作品展です、展示の場所は奥州市江刺区岩谷堂の街中、八重吉亀の子せんべい店の2Fです。



 亀の子せんべい店の亀の子ギャラリーは私の作品展や「樹を観る会」の写真展など開催させていただいているとてもシックでまた気の置けない展示スペースです。期間は1ヶ月間ですので都合のいいときにご覧ください。

 昔の蔵をそのまま店舗にしているので黒い構造材と白い壁がとてもいい感じです、2階に上がったすぐの印象です、フラッシュを焚かない映像です。

テーマは、手作り:アクセサリー・布バック・洋服・他

因みに台とテーブル・小箱などは私の作品です

 気に入った方はお譲りするそうですからどうぞ、比較的買い求めやすい価格のようです。


アート&クラフトフリーマーケット<土沢>

2008-10-14 15:47:25 | 展示


 11,12,13日の連休に隣の花巻市東和町土沢商店街で行われたフリーマーケットに出展してきました。土沢といえば芸術家の「萬鉄五郎」の生まれた町で芸術のにおいのする里山という感じがするところです。
 「萬鉄五郎美術館」がどうやら文化の中心のようですが町の商店街や各種団体が力を出し合ってがんばっています。それから現在この地域に住んでいる芸術家やクラフトマンの活躍も大きいようです。
 過去3年間は「街かど美術館」アート@つちざわ<土沢>として開催し閑散とした田舎の街全体が美術館に突然変身してしまうという不思議なイベントをやっていました。
 4年目の今年、街かど美術館がこのフリーマーケットという形で開催されたというわけです。そして来年からは一年おきに二つの企画を交互に開催するそうです。前置きが長くなりましたが私の展示など見てください。

 初日の様子です、「キクヤ」さんという薬屋さんの軒先を借りました、後ろのウインドウの絵画は知り合いの芸術家の作品です。
 沢山並べました、左下の大きなこね鉢には家のカーチャンが焼いたお菓子とパンも置いてあります。
 椅子や木の器フォトフレーム、木の箱、一輪挿しなど展示しました。もちろん販売をしました。

 こんな街角ですが3日間は沢山のお客さんがこの小さな町にやってきました、この写真は始まったばかりで目立たないようですがこの後大変忙しくなりました、そんなことで写真を撮るのを忘れるほどでした。

隣の旧岩手銀行後を利用した展示とイベントホール

隣の展示
布つなぎ「手古」という古布で日用雑貨小物を作っている人

こんな感じ

 三日間忙しく寒いやら半そででも厚いやら結構疲れましたが面白い三日間でした。