イーハトーヴ里山の樹木ウオッチング

岩手県の北上山地に住まいする私が四季を通してイーハトーヴの里山の樹木と自然と生活をウオッチング。

梅雨に入る

2011-06-29 09:55:29 | Weblog

東北地方もいよいよ梅雨に入ったそうです、あの爽やかな日々が嘘のようにじめじめし始めています。

一年でこんな嫌な時期はないかと思われるくらいですが、梅雨時の雨や湿気を必要とすることも沢山あるわけです。

このころ一番威張っている樹木があります、

栗の花ですが近くで見るとなかなかな物です。でも鼻につきますね。

能書きが先にたつひと栗の花

この間の句会ではっと出来た句です

さて他にもこの時期自分を主張する樹木があります。

 

幹が芸術的なカバノキ科の「アカシデ」です、沢山垂れ下がっている花のようなものは果穂と呼ばれるものです。一枚一枚の果穂に一つ一つの種子がついています、まだまだ成熟していない若い種子ですが。

こんなかんじの果穂をつける樹木が他にもあります

これはカバノキ科の「サワシバ」サワシデともいわれています、果穂の形は少し違います、
この他「イヌシデ」・「クマシデ」・「サワシバ」などそれぞれr少しづつ違った果穂をつける樹木があります。

そうそう、この間アップした「ヤマボウシ」の花ですが、そろそろ終わりかなという頃になりました、ちょっと見てください

散り際にこんな感じで白い苞の部分が赤く変色するんですね。全部ではないのですがそのうちに散ってしまいます、どうしてこんな現象が起こるのか不思議に思っています。

特に今年は花の時期がながくて?気のせいかもしれませんが花もちも良く散り際もすばらしい、梅雨ににあいの花です。


チゴハヤブサを見た

2011-06-23 17:06:57 | 野鳥

「花巻野鳥観察会」のMさんから夕方電話が有りました、「近くの屋敷の杉の木に猛禽類らしい野鳥が騒いでいるので見に来ませんか」ということでした、ちょうど仕事の合間でお茶していたので何はともあれ出かけることにしました、現地には20分ほどで到着、待っていてくれたMさんに教えられて双眼鏡を向けると、いましたいました、一寸遠くて小さいですが見てください。

まだまだ鳥見経験のあさいわたしです、どこか近くで見れないかと思いうろうろしましたが、まずまずの場所を見つけました。
胸の縦じま、頭から背中は黒、目の横にもみ上げのようなもの?足から下が茶色、飛翔形がブーメランのよう、

「チゴハヤブサ」ではないだろうか!2羽いてカラスが近づくと猛然と追い払っていましたので子育てをしているのではないかと思われますがどうでしょうか。

もう少し観察したかったのですが仕事も心配だったのでとりあえず家に帰りました。

夜Mさんに報告の電話をしたら杉の林などでも子育てをするのだということでした。

このことを花巻野鳥観察会の事務局にメールして会の方々に情報を流してもらうことにしました。

チゴハヤブサを間じかにじっくり観察できたのは初めてだったのでとてもいい気分でした。

また観察しに行こう!


川の生き物観察会IN東和

2011-06-20 18:42:33 | 野鳥

私が何時も通っている花巻市東和町の野鳥観察会です、と言っても今回は「川の生き物調査」という事で町内の毒沢川が猿ガ石川に合流するあたりを調べました。

観察ということですが、皆さん裸足になって水遊び、いわゆる雑魚とりです。それでも沢山とfレました。

水遊びの後は、岩手県環境アドバイザーの「根子英郎」さんの説明を聞きました、氏の説明によると⇒昭和29年の田瀬ダム完成後、ワカサギ・コイ・ゲンゴロウブナなどが田瀬湖へ放流されると、琵琶湖など西日本を産地とする多くの淡水魚が紛れ込みました。田瀬湖とその下流では岩手県の内陸部では最も多くの種類の淡水魚類が確認されています。その後、ルアーフイッシングのブームでオオクチバス・ブルーギルが田瀬湖やその周辺のため池に放流されて爆発的に増殖すると、以前から生息していた淡水魚や淡水生物が減少しました。
農業用水の多くが田瀬ダムから給水されているため淡水魚が水路からため池に侵入し、各地で環境が変化しています。

そんななかの調査でした、全部紹介し切れませんがカメラに収めた物から一部ご覧ください。

在来種の「カマツカ」です、カマツカって樹木にも有りますね。

移入魚で「ヌマチチブ」だそうです、昔そんな名前の相撲取りがいましたっけ、これが獰猛だそうです。

在来魚の「トウヨシノボリ」これもそんな名前の相撲取りがいたような。

在来魚の「ギバチ」ナマズの仲間のようです、淡水魚には面白い名前が多いようです、なまえの由来については説明を聞き漏らしてしまいましたが。

最後に魚ではありませんが「カワトンボ」のヤゴです

そのほか「スナヤツメ」とか「アブラハヤ」「シマドジョウ」などがいました、また、貝類、水生昆虫、両生類など一つ一つ説明していただいて大変面白くまた勉強になりました。


さわやかな日々

2011-06-15 18:17:11 | Weblog

東北地方はいまだに梅雨入りしていません、朝晩がヒヤッとしてついストーブをつけてしまったりします、一言で言えばさわやかな日がつづいています。青空はからっとして千切れ雲がそれなりの速さで西から東に流れていきます。

口をあけて空を見ていると気が遠くなりそうな、こんな気分をただ味わっていいものだろうか、何かひっかるものが有る、被災のことや原発のことなどだろう、、、、。

それでもなお自然の回復力、少々のことではびくともしない自然、1万年後のためにまかれた種が土の中でじっと発芽しないでその日を待っている、しぶとい自然が生きている。

今日はほんとに爽やかなので独り言を言ってしまった。

私の工房のそばにあるヤマボウシの樹が今年も沢山のそれはそれは爽やかな花をつけてくれました。

正確にはヤマボウシの樹があるそばに2階建ての工房をたてといったほうがいいです。

近くて全体がはいりません。2階から撮影しました。

昨年も一昨年もその前も沢山花をつけました

確か昨年もブログで紹介したと思いますが

この真ん中の一つ一つが本当の花です、山法師の青々とした頭と坊さんの帷子ですか。

山法師 僧のツムリの青々と

以前水沢の正法寺という古い禅宗のお寺で吟行会をしたとき詠んだ句です。笑


ちょっと種山

2011-06-13 18:53:55 | Weblog

家から20分ほどの種山高原は一寸息抜きに歩いたりします。頂上まで行かなくても遊歩道を歩くだけで気持ちもよくて気分転換になりますそれから運動不足の解消にもなります。

面白い物を見つけました

うごかないので少し触って見ましたが死んでいたようです、なんだろうとよく見たんですが分かりませんでした、顔を見るかぎりセミのような感じがしましたが。

張り付いている木が「タラノキ」で棘があるのでもしかするとモズのハヤニエかなとも思いましたが棘に刺さっている風では有りませんでした。

いろんな花が咲いていましたので一部見てください。

トチの花、とても派手ですね遠くから見ても迫力が有ります。

「サワフタギ」の花の蕾ですが私はこんなに沢山ついているのを見たのは覚えが有りません、ま、そんなに経験が有るわけではないのですが、、、、でも一本だけではないのでビックリしました。

カマツカとよく似たバラ科の「アズキナシ」の花です。カマツカもバラ科です。

もう一つバラ科の「エゾノコリンゴ」の花みんなよく似ています。

「ズミ」というのもよく似ていますし、もう一つ「ヤマナシ」もよく似ていますね、結構間違ったりします。まだまだ修行が足りません。そおそお「ウラジロノキ」なんてのも有りますね。このての花は可憐でとても好きです。

これはおまけです、


久しぶりに植物

2011-06-10 18:39:13 | Weblog

しばらくの間家具作りに相当のエネルギーを費やしていましたが、その間も少しの時間を使って身の回りの自然をウオッチングしていました。

先ずは家の「サラサドウダンツツジ」を見てください、背の高さが3メートルくらいあって赤色がとても強いドウダンです。毎年目を楽しませてくれます。

撮影は一週間ほど前です。

「カマツカ」の花、原科の樹木でその名前は材が強靭でカマなどの柄に使われるからだそうです。別名の「ウシコロシ」は牛の鼻輪に使われたからとか。

清廉でとても素敵ですね。秋には赤い実がたくさんつきます。

メギ科の「ルイヨウボタン」

ボタンの葉っぱに似ているからこの名があるそうです。ほんとに小さくて目立たない花だからその咲いているときに出会うと嬉しいものです。比較的珍しい草です。(私的に)

少しづつアップしますのでまた見てください。


暮らしの手仕事展が開催されました。

2011-06-07 18:30:22 | クラフト

急に真夏です、私の住んでいる江刺では30度を越えたようです。ですが、やはり岩手県ですね、朝は涼しくてちょっとだけストーブをつけました、我慢すれば出来るのについついつけてしまいます、年のせいでしょうか。

さて、お知らせの通り6月3日~5日まで「暮らしの手仕事展」が開催されました、その様子をご覧ください。

この建物が今回の会場、築140年の古民家です。

 この古民家を持ち主の菊池さんは「風知荘」と命名しました、そのこころは?

この草です、名を「風知草」といいます正式には稲科の「ウラハグサ」、葉っぱの裏表が逆になっているのでこの名前があるそうです。

風だけが知っている草?風を知る草?なのか、そんなところから名前をつけたそうです。

どうですか、すごい人です、午前10時に戸を開けたとたん次から次に沢山のお客さんがいらっしゃって足の踏み場がないような有様でした。

展示した工房作品の一部を紹介します

古布を使った作品を製作している「布久ふく」の展示,作家の高野仁子は今回の企画のプロデューサーです。

ギャラリーの持ち主の菊池さんとは先生と生徒の関係です。もちろん高野さんが先生です。(写真の撮り方があまりよくないですね残念)

お庭の蔵のような倉庫の入り口に展示した「恵山民芸」秋田県横手の油屋節夫さんの蔓細工です。

盛岡の日下さん、額縁は羊毛を使った風景画です、その他に小物やショールなど

青森からの出品作品、会津圭子さん、楽しい作品です。

今回初めて工房を開いた吉田公子さんの工房「遊」染の作品です、この漆拭きのテーブルもいいですね。吉田さんは漆塗りも得意だそうです。

花巻のまさ子工房、裂き織りが得意ですが絹を使っているのでとても上品で使いやすそうです。

陶芸作品、「茜焼」の藤尾良一さんです。家のカーチャンも以前に一つ買っていました。

漆工房、菊池茂夫さん人気があったようです、実は私も自分の作品に漆を塗りたくて以前から興味が有ります、でも半端ではなく漆にかぶれるものですから二の足を踏んでいます。

一関から参加の「工房琳」は小岩則子さん、とんぼ玉を様々なアクセサリーにしていました。

 

伊藤嘉輝さんの「星耕硝子」は素敵な硝子作品です、私もひとつ買いました。

以上ですといいたい所ですが、一名写真を恥ずかしがってとることができませんでした、それから私の作品ですがなぜかじっくり撮影することを忘れていました、少し写っているところを紹介します。

手前の木工品です、ちょっとひどいのでカタログ撮影用の写真を見てください。

以上でした。