ホオジロの囀り始む枝の先
このところの暖かさでホオジロが木のてっぺんで囀り始めた
ゴロスケのホーホーと啼く夜寒かな
毎夜フクローが啼いている、まだ夜は寒い
電線のスズメそろいの雪帽子
雪の降るなか串刺しのように止まっているスズメ
ホオジロの囀り始む枝の先
このところの暖かさでホオジロが木のてっぺんで囀り始めた
ゴロスケのホーホーと啼く夜寒かな
毎夜フクローが啼いている、まだ夜は寒い
電線のスズメそろいの雪帽子
雪の降るなか串刺しのように止まっているスズメ
今朝の温度はマイナスではありませんでした、昨日あたりから体を縛る冷たい空気が急に緩んで脱力感がとてもいい感じです。
これで春に直行か?!なんてとても甘い考えですが2月を過ぎればやはり春めくのは時間の問題です。
私の家のストーブのエントツですが早くも「すずめ」が狙っています、何を狙っているのでしょうか?そろそろ子育てをする巣づくりの準備、エントツに巣をかけようと思っているようなのです。
「いやなら煙突にネットをつければいいではないか」ということですが、ネットをつけると網の目に煤がたまりやすくなりすぐ煙突が詰まってしまうのです、そんなことで毎年この時期になるとすずめとの戦いになります。
というのが春を迎える予行演習みたいなことで毎年体験していることなのです。
それから春の兆しが他にもありました、一つは虫が出始めた事、昨日家の中でカメムシが飛んでいました、それから細々とですが「蚊柱」みたいなものが立っていました。
もう一つ、私のうちで飼っている(生業)若鶏が第一卵、つまり初めての卵を産みました。
小さくてとてもガチッとしたタマゴです、もともと鶏は子孫を作るために卵を産むものですが品種の改良や高蛋白の餌を食べさせることなどで1年中たまごを生むようになりました、でも、昔からその地域でずっと飼われている鶏は春と秋にしか卵を産まないものです。と、タマゴの講釈はこの辺にしておきます。
春を感じさせる出来事でした。
(黄身の色は餌で決まります)
雪の上には様々な生き物たちの痕跡が見られます、ウサギ、キツネ、イタチやテン、イヌ、ネコ、、、、時にはこんなモノも
この痕跡の周りには何もなくて唐突にこんな形が雪の上に見られます。たぶんですが「野鳥」の雪型のようです、どういう状態でこんな痕が付いたのか想像してみますがよくは分かりません。
よくカラスが来ているのでカラスかなとも思いますが、どうでしょうか?
アニマルトラッキング&バードトラッキングという本があったので見てみましたがこんな写真は有りませんでした、因みに野鳥の足跡はありました。
家のすぐ前の「ウグイスガグラ」という低木に2羽のベニマシコがいました、至近距離だったのでカメラを持ち出してシャッターを切りながら近づいて行きました。ようやく何枚か見れそうなのが撮れました、とっいってもこんな物ですが。
このスナップをとった後飛んでいってしまいました。このベニマシコが止まっている「ウグイスカグラ」という樹木ですが、ここら辺の雑木林の縁などによく自生しています。
春先こんな花を沢山つけます、
個人的にはあまり美味しいとは思いませんが夏にこんな実を沢山つけます、一見すると「グミ」のような感じがします、それから名前の由来は「ウグイス」が飛んできて神楽を踊っているように飛び跳ねたりする様からこの名がついたということです。
私はまだウグイスがこの樹に止まっているところを見たことがありません。
今日は一変して暖かくなりましたが昨日は今年の冬ナンバーワンの寒さでした、昨日というか一昨日の夜から昨日の朝といったほうがいいと思います。そんな日に近くの種山高原に行ってきました。もともと雪が多い地域ではないのですが60センチほど積もっていたでしょうか、もちろんスノーシューとかんじきを履いて歩きました。
朝の仕事を終わらせておにぎりを作ってうちの奥さんと2人でやって来ました、風が強くて雲が流れるけども時折強い日差しがあるといったお天気でした。新雪でしたからスノーシューでも歩くのにけっこう骨が折れました、後ろを歩く奥さんはかんじきでしたので時折深みにはまって苦労していたようです。
朝にうちにつけた足跡でしょう、この感じは「ウサギ」ですね
歩くのに大変であまり写真を撮りませんでしたが花芽を膨らませた「マンサク」が目立っていました。
もう黄色い花が咲きそうなものもありました、つい家にもって帰ってしまいました。
途中一人で歩いている人に出会いました、雪の中で出会うと何だか親しみがわきます。それから別のルートから来た隣の住田町の自然観察会の皆さんとも出会いました、なんですか「森の案内人」を養成しているとか、聞いた話なので間違っていたらごめんなさい。こんな時期にこんなところで出会う人がいるとは面白いですね。
私たちは天気が怪しくなってきたので中腹まで行ってお昼を食べて下山することにしました、その後近くの温泉に浸かってから帰ってきました。山歩きと温泉はセットですから欠かすことが出来ません。今度は3月の終わりに皆で来る予定にしています。そのときにはマンサクも満開になっているでしょう。
「オニグルミ」の冬芽です。
よく見ると頂上の冬芽の下に沢山の葉痕が有ります、沢山の葉っぱが付いていたということですね。
これもオニグルミの冬芽と葉痕です、この葉痕何かに似ていませんか、
これもオニグルミ
よく「羊」に似ているといわれていますがじっと見ているともっと何かに似ているような、こんな人種いませんでしたっけ?それとも、、、、、、、、、。
雪が1メートル積もってもこんな履物=スノーシューやカンジキで冬の自然観察は出来ます。それに何時も高いところにある木の枝の先などを見ることが出来るなどの利点があります。
トチノキの冬芽、特徴はべとべとしています。
トチノキも高くなる樹木ですからなかなか冬芽など見ることが出来ません、こんな機会によく見ておきましょう。
よく図鑑のはじめなどに樹木の用語の解説などがありますがトチの木の枝を使って書いてみました。上から「頂芽」=チョウガ、燐辺に包まれたものを「麟芽」=リンガと言うそうです。(裸の物を「裸芽」ラガという)
葉痕=ヨウコンをアップにして見ました、その名の通り葉っぱが落ちた後の痕跡です、中の点々が「維管束痕」=イカンソクコン葉っぱが付いている時にはこの穴を通って水分や栄養が運ばれているそうです。
種類ごとに違った顔をしているので楽しいですね。
しわしわになっているところを「芽燐痕」=ガリンコン、と言います、この上は一年間に伸びた分で1年枝と呼んでいます。
何だか説明になったしまいました、そんなの図鑑を見れば分かるよ!ですよね、でもじっくり見ると面白いです。
トチノキの葉っぱ
驚くほど立派な花です。
あのトチ餅などにする「トチの実」です、昔と言ってもそんなに昔では有りませんが凶作のときの非常食、救荒食物としてそれぞれの家で保存されていたそうです。でもこの実を食べるまではとても大変な手順が要るようです、何回もあく抜きをしたり簡単には食べさせないぞ!と言うことですか。
つづく