イーハトーヴ里山の樹木ウオッチング

岩手県の北上山地に住まいする私が四季を通してイーハトーヴの里山の樹木と自然と生活をウオッチング。

東京はそろそろ春です

2008-01-29 19:28:56 | Weblog


 土用から月曜にかけて母の49日と納骨で東京に行ってきました、こちらをたった日はとても寒くてさぞかし東京は暖かいのだろうと期待して行ったのでしたが、東京も結構寒くて驚きました。
 関東の空っ風といって冬は天候に恵まれても冷たい風が身にしみることを思い出しました。

 東京といっても、西東京市、昔の三多摩といわれたところです、昔は案外のんびりした田園都市といった感じでしたが今は家が建て込んでいて道はすべて舗装され土の地面が見えません、可愛そうにブツブツと強選定されたケヤキでした。

 昔から住んでいる農家の塀から覗いていたかんきつ類、夏みかんではなさそうですが、何だったのでしょうか?立て込んでもやはり三多摩といった感じです。
 近くに東京大学の農場と演習林も有りこのあたりはとてもいい感じのところでした。

お寺の近くの石屋さんの庭にロウバイの花が咲いていました。

 ヤツデですね、やはり東京あたりは常緑樹も多いです、びっくりしたのは、ヤツデの実を撮影しょうとカメラを向けたら鶯の番い?がバサバサとあわてて飛び去ったのでした。排気ガスの中頑張って生きているのに感心しました。

ジンチョウゲでしょうか、これも常緑樹ですね

 今回はじめて見たのが下のつる性の、アケビによく似ている「ムベ」という植物でした、実がついていたわけではないのですがネームプレイとがあったのでそれと知りました。

 うまい写真ではないのですがアケビの葉っぱより少し厚みのある感じでした、ネームプレイとが無ければアケビと勘違いしていたところです。


コツコツやっています

2008-01-23 22:07:24 | 家づくり


 以前、自分で家を建てるんだといって整地していることをお知らせしました、ところがその後トンと始まらないなーというのが続いています、この寒いなか少しづつ出来る所からはじめていますのでその一端を見てください。

 後ろに見える2階建ての物が私の木工房です、右の機械は「バックホー」という重機です、一人でやるのでこんな力持ちが必要です。
 さて今やっている仕事ですが、直径20センチから30センチくらいの杉丸太の皮むきです。

 杉丸太と皮むきの道具です、この道具はこの土地で風呂桶など作ることを生業にしていたⅠさんから譲られました、アールがついていて使いやすいやつです。何しろ寒いのでコツコツ少しづつやっています。

 家作りとは関係ありませんが、近くでウオッチング、「リョウーブ」の冬芽と種です。

夏、リョウブノ花です

 これは「タカノツメ」の冬芽です、タカノツメの名前の由来はこの冬芽の感じがタマの爪の様だからだそうです。春に山菜として食べられる「コシアブラ」とよく似た樹木です、黄葉も似ていますがタカノツメのほうが濃い黄色になります。

コツコツコツコツ、、、、、、、、。


今年の俳句

2008-01-20 22:43:42 | 俳句


 このところの寒さで玄関の引き戸が渋くなってしまいました、毎年のように起こるのですが、原因は玄関のコンクリイトの地面が「凍み上がって」開きづらくなる現象のようです。
 今年初めの写真俳句!

ついでといっては何ですが玄関に飾っている「ツルマサキ」を見てください

 ニシキギやツリバナなどと親戚ですが、今でも葉っぱがついていて常緑なんですね、近くの大きな栗の木に巻きついているものを少し失敬してきたものです。

葉っぱと冬芽


本物の冬がやって来た

2008-01-16 18:54:54 | Weblog


 14日の朝、本物の冬がやって来た、マイナス15度以下になったようだ、

 枝の先が凍りついて日が射すころにはきらきらと輝いてとても綺麗でした。鼻で息を吸い込むと鼻毛が凍って吸い付くようです、金属に触るとくっついてはなれなくなります、そして空気がきらきらと輝いていました。

 前の晩からびりびりと冷え込んだのでガツンと来るだろうとは思っていました、ご覧のように窓ガラスが凍り付いています。こんなときは窓が開かなくなります、それから気をつけなければならないのは車のサイドブレーキが凍って動けなくなることです、ま、岩手県に住んでいて冬の夜サイドブレーキをかける人はいないと思いますが。
 そおうなんです、こちらに越してきたその年の冬に私はやってしまったのでした。
 水道の凍結も大変でした、初めの頃は何回か凍らせて湯沸かし器をだめにしたり、お風呂には入れなかったりしました、人は学習するもので、近頃は何とかうまく冬を越せるようになりましたのでご安心ください。

 こんな日の朝仕事は冷たくて大変です、特に手の指先が冷たくなって感覚が無いようになるので暖めながら鶏に餌をやったり水をやったりしています。
 しかしこの水が凍ってしまうのには参ります、固まったものは石の様で処置なしです、それでも何とか仕事を終えて家に入って薪ストーブで暖をとると、寒さで固まった体がいっぺんに融けていくようでたまりません。うんと寒いから暖かさが身にしみるのでしょうね。
 冬の終わりの雪山スノートレッキングのことを考えています、去年は冬の嵐が来て中止ということになってしまいましたが、今年は何とか良いお天気で実施したいと思っていますので期待していてください。

雪の中で目立っている「サルトリイバラ」のみです
「サンキライ」とも呼ばれています。


スノーシュー試運転

2008-01-13 17:46:06 | Weblog

 今日は明け方からずっと吹雪いていました、玄関の飾りに挿しておいた「ツルマサキ」の実も雪だらけ!それでも午後の3時頃には収まって日もさしてきました。
 そんな訳で、久しぶりに朝の仕事を終えた後は家のなかで時間をすごしていました。1日中真冬日だったので薪をずいぶん消費してしまいました、でもこんな時のために薪をがっちり準備しているのだからいいのです。

 雪もだいぶ積もったので、夕方犬の散歩がてらこの間手に入れた「スノーシュー」の試運転をしました。

 

 私は、和カンジキ党?というのは大げさですが、カンジキが気に入ってしまって昨年はいくつも作ってしまったほどです。でもスノーシューの魅力には勝てずとうとう手に入れてしました。
 さてスノーシューの履き心地はどうでしょうか、まず、新雪でも沈まなくてどんどん歩けてとてもいいです、ただ横に弱いかなという感じですか、それから当たり前ですがバックがうまく出来ない、バックが出来ないのは斜面を上るとき後ろに滑らないように出来ているんだからこうでなきゃならないわけですから正しいのです。

たま

 犬3匹との散歩はスノーシューでは正直うまくありませんでした、2匹は放しているのですが、ゴンタというオス犬はいまいち信用が置けないのでつないで散歩します、そのゴン太がスノーシュウの上に乗ったり横に引っ張ったりで大変疲れてしまいました、今度は一人で近くの山に行こうと思っています。


餅にカビが!

2008-01-11 15:41:19 | Weblog


 晦日の30日にお餅をついたのはこの間のブログで見ていただきました、そのお餅にとうとうカビが生えてしまいました、例年だとカビが生える頃には食べきっているのですが今年は家族だけでなく声をかけた人たちと搗いたのでいつもより沢山お餅が出来たのが原因のようです。

 ほんの少し青いカビが出ています、まだまだたいしたカビではないですが、昔の頃を思い出しました。
 子供のころの正月は華やかでしめやかでほんとに新年が来たという感じでした、3が日はお店も何も休みで案外退屈なものでしたが食べるものはいつもより豪勢であったように覚えています。
 やはり今の時期になりますと、お餅にカビが生えてきて、食べる前に包丁でカビだけこそげ取ったり表面だけうすくきったりして焼いて食べたのを思い出します。「3丁目の夕日」のようにセピア色の思い出です。

 さて、「偽」という言葉で締めくくった2007年ですがほんとにナンデモアリの時代ですね、何を食べさせられるのか、何を食べさせられてしまうのか、心配なところです。牛肉の偽装、違う肉を混ぜたり腐りそうな肉には何か薬品をかけて解からないようにする、やることが大胆で、やった・やらせた人はあっけらかんとしている、倫理観も感じられないまさに「エコノミックモンスター」という感じです。とことん経済優先、というか金儲け至上主義なんですね。
 しかし、あの機関車のような社長が、テレビの取材に対して、ぽろっと本音を漏らしていたのを思い出します、「安いものばかり欲しがる消費者がいるからだ」言い回しは少しうるおぼえなのでそのままかどうか解かりませんが、そんな内容のことをしゃべっていたようでした、消費者を馬鹿にした物言いではありますが一面では言い得ているような気がしました。
 「そんな値段で買えるはずがない」という裏返しの声のように聞こえます、値段にはそれ相応の根拠がある、安いのにも根拠がある、だまされる消費者が悪いのだ!深読みするとこんな感じでしょうか、ひどい世の中になったものです。
 私が消費者から生産者になろうと思ったのは、消費者でいる限りこのままじゃ何を食べさせられるのか解からない、子供たちにも私が作った物を食べさせたいという一念があったからでした。でも100パーセント自給することはなんと言っても無理なわけだし、いつも家で食事ばかりではないのだし、たまにはファストフードも食べるし、宴会料理も食べなくてはならないのですから、そんな時は目の前の料理が出来るまでにどんな履歴があるのだろうか、とか大丈夫だろうか、などと疑ってしまう事があります。情けない事ですがほんとのことです。
 今回のことは氷山の一角でしかないように思います、もっともっとあるはずだ、生産者や加工業者が安心して美味しいもの作りが出来るには、競争原理を否定するものではありませんが、相応な価値観と相応な価格の保障が必要ではないかと考えますがどうでしょうか。
 お餅のカビの話から、私欲品(しよくひん)偽装の話になりましたが、まだまだ語りつくせない思いがあります、機会があればまた書きたいと思っています。


鶏の冬

2008-01-06 12:36:48 | 


 新年が明けてからも少し雪が降っては融けて消えてという感じです、我が家の鶏たちは相変わらず元気に卵を産み続けてくれています、今年も1年お世話になるのだから少しサービスしなければというので、青物がない時期ですが少し奮発してみました。

今鶏がつついているのは立派なほうれん草です、

 このほうれん草は、昨年の暮れに知り合いの農家のハウスから出荷が終わった後のハウスからいただいてきたものです。農家のほうでもかたづいて次の仕事がやり易いというので喜ばれています。
 ご存知の通りこの地方では冬の青物は貴重です、鶏の健康のためにも大事なものなので、その確保には苦労します。ですからこんな話はうれしいものです。
 青物確保では、そのほかに、学校給食の残渣などもいただいています、またカボチャを大量に作って貯蔵して今の時期から与え始めます。

 これは、畑に残っていたものを拾ってきたものです、というのも大面積に作付けするので全部とったと思っても枯れた草などの下に隠れていたりして、ひょんな時に見つかったりするのです。
 例年だと12月を過ぎると寒さのために、完璧に凍みてしまうのですが、今年はほんとに暖かですからそれほどのこともなく過ぎています。

 カボチャといえば、鶏の餌ばかりではなくて、家のカーチャンが作る「カボチャケーキ」の材料としても1年間利用しています、特に美味しそうなものを選んでいますが。

 とにかく冬の緑黄色やさしは貴重です。


今年もよろしくお願いいたします

2008-01-02 17:53:34 | 生活


 昨年の末に不幸があってしばらくブログの更新をしないでいましたが、新しい年を迎えてまた少しなんやかんやと書いてゆこうと思っています、そんなわけで今年もよろしくお願いいたします。

 今回の冬は、11月の半ばにドカンと雪が降ってその後は少し降るものの昼が暖かいのですぐに融けてしまいほんとに暖かな毎日でした。
 そのおかげで、大晦日まで外の仕事が出来て助かりました。

このとおり薪もたっぷり(一冬の使用量はこんなもんではありませんが)

家の入り口です、一気に本物の冬となりました。

そおそお、12月の30日に恒例となっている餅つきをしました、少し元気をつけようと思って友達も呼んで盛大に搗きました、力持ちもいたので滑らかなとても美味しいお餅になりました。

新年の様子はまたお知らせします。