イーハトーヴ里山の樹木ウオッチング

岩手県の北上山地に住まいする私が四季を通してイーハトーヴの里山の樹木と自然と生活をウオッチング。

「亀の子ギヤラリー」3回目の家具展の準備中

2010-07-09 20:04:56 | クラフト

 7日つづいての真夏日にいささかうんざりしています、この後このまま暑さが続くとは思われませんがジメジメとのダブルパンチで体力が持つか心配です。家のニワトリさんたちも元気がなく卵もあまり産んでくれません困った。

 さて、今「亀の子ギャラリー」3回目の家具木工展にむけ作品づくりにがんばっています、畑の草は伸びるし田んぼの草も心配だし、観察会にも行かなくてはならないし、でも今は集中、集中です。

椅子を製作しています。

材料はコナラの木を使っています

家具にはよくミズナラが使われますが
私はミズナラもいいですが
コナラも硬くて重たくていいと思っています。

引き出しつきの書斎などで使う一人用テーブル
材はクルミ、コナラ、クリを使います。

全部ホゾ穴にホゾをさし楔を打ち込んで
固めるのでとても手間隙がかかります。

外ではサルナシの赤ちゃんが出来ていました

オオヤマザクラのサクランボ

季節は間違いなく進んでいます。

8月の1ヶ月展示しますのでその状況はまたご案内いたします。


黒くないのに「クロズル」

2010-07-05 18:29:52 | 野鳥


 昨日花巻の野鳥観察会に参加してきました、私も良く訪ねる千貫石温泉のそばの森林公園を中心に案内役の方のリードで何箇所か観て歩きました。
 昨日の一番は猛禽類のノスリが子育てしていたところに出くわしたことでしょう、大きな雛が2羽いましたし一生懸命餌を運ぶ親の姿も見れました、ラッキーでした。そのほかでは少し遠くでしたが「クマタカ」にあえました。それから「ホオアカ」にも会えました。ゆらゆらと陽炎が立つ草原の遠くのほうに止まっていました。

 話は違いますがこの森林公園がある金ヶ崎町は私の住んでいる北上山地とは違い奥羽山系の麓辺りに位置しています、そのせいか植物の種類に違いが有るようです、前にアケビの種類の分布の違いの事を書きましいたが今回はクロズルというつる性の植物についてです。

 ちょうど花が咲いていましたけっこう目立ちますね、ニシキギ科クロズル属のクロズルです。

 同じニシキギ科ツルウメモドキなどの花ににています。

 さてこのクロズルは私の住んでいる太平洋側の北上山地には有りません、断定していいかどうかはちょっと不安ですが、図鑑によれば東北地方から福井県までの日本海側に分布、とありますので日本海側の気候に適しているのでしょう、そんなことで初めてこのクロズルに出会ったときは何だかうれしくなったことを思い出しました。

 それから名前はクロズルですが幹も黒くないしどこも黒くないのです、それどころか一年枝は時に赤くなるというのです、ですから別名「ベニズル」とも云われるそうです。何だか分かりません。

秋になるとこんな実をつけます。

 


ボダイジュ

2010-07-03 18:35:18 | Weblog

 私はこのところ毎日蒸し暑いので少し参っているところですが皆さんはいかがでしょうか。
 この時期湿気が多いせいか
樹木の葉っぱが生き生きと生い茂っています、そのせいか春先のように花が咲いてもあまりよく目立ちませんがよく見ると沢山の花が咲いているのに出会います。

 ボダイジュです、いつもこの時期になると沢山の花をつけるので通りがかりに観察してきました。

 少しアップにして見ました、花の根元にヘラのような葉っぱが見えますが総苞葉と呼ばれています、この仲間には「ヘラノキ」なんていうのも有るくらいこのヘラのような葉っぱが目立ちます。

花のアップです。

 花の時期にこの木の下にゆくととてもイイ香りがします、今年はイマイチ花のつきがよくなかったですが多い年は見事に沢山の花がつきます。感動ものです。

 このボダイジュは中国原産でお寺や神社によく植えられていますが日本に自生しているものによく似ている「シナノキ」と「オオバボダイジュ」というのがあります、みんなシナノキ科の樹木です詳しくは以前に書いたんでこのくらいにしておきます。