イーハトーヴ里山の樹木ウオッチング

岩手県の北上山地に住まいする私が四季を通してイーハトーヴの里山の樹木と自然と生活をウオッチング。

苦い木

2010-03-20 20:19:53 | Weblog


 とうわ野鳥観察会の探鳥会に行ってきました、3月はいろんな総会が開催される時期ですから皆さんお忙しいようで11名の参加ということでした、あまり沢山の参加でも野鳥が警戒して出てこなかったりしますのでこのくらいの人数もいいのではと思いました。

 さて今日はタイトルの「苦い木」を紹介します

 冬枯れの林で少し違う、違うというのはよく見慣れたコナラとかエゴノキとかヤマザクラとかとは少し違った冬芽を見つけました。
 木の肌を見るとエゴノキのように少しつるっとしていて黒っぽくその割には丸い皮目が少し有りで、はじめなんかなー?という感じでした。

頂芽は裸芽、つまり燐辺にくるまれていない冬芽です

側芽と顔に見える葉痕です、可愛い顔ですね

 冬の樹木ですから、一発で「ニガキ」だとは断定できませんでしたが、それならというので枝先を少しかじってみました、「ニガッ!!」やっぱりニガキでした。キハダと同じようにその内樹皮は胃腸薬にされたそうです。
 良薬は口に苦し!

 このニガキはニガキ科ニガキ属、葉っぱは写真のように奇数羽状複葉で秋にはこんな実がつきます。同じニガキ属ではシンジュ=ニワウルシが有ります。

材料になるとこんな感じです。

中心部の黄色と周りの白が明瞭になっています。
以前に薪としてもらった物をサンプルにしたものです。

今回は樹木の紹介でした。


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