イーハトーヴ里山の樹木ウオッチング

岩手県の北上山地に住まいする私が四季を通してイーハトーヴの里山の樹木と自然と生活をウオッチング。

池に薄氷がはりました、キクラゲとイチイの幼木を見つけました。

2006-12-07 18:13:39 | Weblog

 

 今朝も冷え込んで真っ白に霜が下りました、上の池も薄い氷がはって鯉も姿を見せません。鯉はどのくらいの温度まで活動するのでしょうか?冬眠するわけではないのだから4~5センチくらいの氷がはる真冬はどおしているのでしょうかね。
 ま、どんなに寒い冬が有っても次の春には必ず顔を出すのだから心配する事も無いのですが。

 「キクラゲ」でしょうか?

 ついでに「イチイ」の幼木を見つけました、そこは以前(もう15年ほど前)大きなイチイの木があったところです、私はその木が立ち枯れているものだとばかり思って薪にしようと伐採してしまったのでした。
 後で輪切りにしてみたら25センチくらいの直径なのに100年くらいの年輪なんです、私は慌てて「只者じゃないな」という事で薪にするのを止めにして残しておいて、近所の人に聞いたものです。
 炭焼きに山の木を切ったときでもあの木だけは切らずに残していたほど価値のある木なんだそうで名前を「オッコ」と教えられました。「オッコ」は地方名ですが。
 確かに材料として製材したら、とても素敵な肌をしていていっぺんに惚れてしまいました、この地方では床の間の床柱に使う木として珍重されているのだそうです。
 その大きなイチイの木が立っていた所にようやく人目に付くぐらいに育った幼木を見てなんだか嬉しくなりました、私には枯れたように見えたあの木から種が落ちてちゃんと次の世代が育っていたんですね。
 この幼木が大きな樹に成るにはあと何年懸かるのか、その時にはここにどんな人が歩いてくるのか見ることが出来ないけどこの木の前に立った人は私のように枯れてると思って切らないで!と願うだけです。


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2 コメント

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2代目のイチイが (fagus06)
2006-12-08 08:17:57
ちゃんと育っていたんですね。
先代のイチイは25センチで100年ですか。それだけ緻密な材になるということですか? その材は、何に使われるのですか?
イチイの一刀彫りは見たことがあります。赤くて、脂のありそうな木でした。
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今のところ (woodyowaku)
2006-12-09 13:06:08
眺めてにやついています、赤くてすべすべしていて吸い付くようです。
年輪は1ミリくらいですか、外皮をはずせばそんな感じになりますね。年輪の緻密さはその木の元々の性格もありますがその木の生きた環境が大きく影響するようです、人間も同じのようなもんでしょうか。
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