多分カラコギカエデだと思います、カエデは沢山の種類があって大変です、大変というのはどうしても正しく名前を鑑定したいからという人間の側の勝手な思いなわけです。
とにかくこの写真は、あのカエデらしくない葉っぱの形をしていますがご覧のとおり種子が出てみるとやはりカエデの仲間なのですね。
「鹿子木楓」漢字でこのよう_書くのだそうです、名前の由来は樹皮がはがれ鹿の子まだらになるから、カノコギがなまって「カラコギカエデ」になったといわれています。
こんなカエデらしくない葉っぱをしたカエデが結構あるのには驚きます、「ヒトツバカエデ」「トウカエデ」「チドリノキ」「カジカエデ」「ホソエカエデ」「メグスリノキ」などなど、例えばヒトツバカエデなんか、花の時期や種をつけた時や紅葉した時以外に見たらまず解らないと思います、解るようになるにはバカになって観察するしか無いようです。
昨年、「ヒトツバカエデ」と認識して持ち帰りスキャンしたものです。とてもカエデには見えませんよね。
因みに、カエデの仲間でモミジとつく種類は、イロハモミジ、ヤマモミジ、オオモミジだけです、カエデ世界は園芸種などを混ぜると大変な種類があってとても私なんぞの手におえるものではありませんのでこんな所にて。