他の地方はどう言うかわかりませんが当地では「ウルシニマケタ」とは漆にかぶれた事を言います。そうなんですこれで何回目だかの漆との戦いで負けてしまいました。
こともあろうに「ツタウルシ」にやられました。
葉っぱのアップですがけっこう綺麗なんです、普通先はとんがっているのですが秋になり枯れてきたりするとチト分かりずらくなります。
これは花が咲いたところです、雄花だか雌花だか解かりませんが花の時期はつる全体が華やかになります。ところがこのツタウルシが曲者で本漆よりも強烈にかぶれます。
先日「とうわ野鳥観察会」で藤沢渓谷に行きました、渓谷沿いにあったツタウルシを「シラキ」の葉っぱと間違え触ってしまったのです、ほんの少し触っただけなのでどんなもんかなーと思ったいましたがやはりヒドイコトニなりました、顔が腫れて痒くて痒くて、日曜日の出来事ですが今日もまだ直りません、知ったかぶりして「これシラキかも」なんて言ってほんとに後悔しています。
さて、ウルシといってもこの「ツタウルシ」の他に自生しているものでは「ヤマウルシ」が有りますがヤマウルシのほうはかぶれの具合が弱いようです。それから本ウルシといいましたが、これはウルシを掻くために中国から輸入され植栽された物もしくはそれが増えてしまった物です。本漆もかぶれると大変ですご用心ご用心。
観察会のことはまた。
私はまだウルシに負けたことはないですが、けっこう葉っぱに触ったりするので、注意しないと危ないですね。
ヌルデもウルシの仲間ですが、「ほとんどかぶれることはない」という図鑑の情報を信じて、実を舐めたことがあります。大丈夫でした。
自生種で危ないのは、やっぱりヤマウルシとツタウルシですね。
ところでそちらには「ホンウルシ」は無いのでしょうか?こちらでは漆を採るのに植栽されたものが逃げ出して沢沿いなどにポツリポツリと有りますが、これも触ると大変です。
それからこちらには無いはずの「ハゼノキ」「ヤマハゼ」も被れるようですね。
とにかくご用心。
京都府の中部、丹波地方に行けば、昔は漆を採取していたのでホンウルシがはびこっているかも知れません。
こちらの方ではヤマハゼはたくさんあります。
宮沢賢治の伝記によれば、中学生時代、「おれは絶対ウルシなどには負けない」と言って、切り口から出る汁を顔一面に塗りつけ、翌日まっかに膨れ上がり、二目と見られぬご面相になって花巻へ帰ったというエピソードが伝えられています。家の人たちは愕いて、さまざまの療法を聞き調べ、カニをすりつぶして塗ればよいということであったが、カニがかわいそうだといってききいれず、志戸平温泉で療養したそうです。
ウルシの紅葉した写真を撮りたいものであります。
昨日朝帰宅しました。八戸まで行って来ました。ダイモンジソウは心に残りました。
皆さんにお目にかかれて嬉しかったです。
昔日本各地で漆を生産していたわけですが今は少なくなったようです。
岩手県の浄法寺町ではいまだに漆を掻いています。私が漆に強ければやりたい仕事の一つに入るのですが、、、、。
カニをすりつぶして塗るという話も面白いです、このあいだ隣の隣に越してきた若者(新規就農者)がスズメバチに刺され、「スベリヒユ」という草をすりつぶしてぬっておけば腫れないと言って我慢していたのを思い出しました、スベリヒユは生き物でない?からイイのかもしれません。
私の場合は痒くて仕方がないので民間療法よりかゆみ止めの薬に頼りました、でもその時だけすっとするだけであまり効き目は有りませんでした、やはり時間だけが解決するようです。
そうそう、スズメバチの毒はそんな簡単な物ではないので病院に行ったほうがいいです。ショックで死ぬこともありますから。