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Les Tourelles de Longueville 1996

2013-09-29 00:00:00 | フランス・ボルドー
Les Tourelles de Longueville 1996
Les Tourelles de Longueville 1996
≪第2級CH.ピション・ロングヴィル・バロンのセカンド≫
レ・トゥーレル・ド・ロングヴィル 2009年

■「レ・トゥーレル・ド・ロングヴィル」■

 ボルドー銘酒街道の有名な道標的で、その外観はまるでお伽噺の世界を思わせるようなて城館を持つ、ポイヤックの第2級格付けCH.ピション・ロングヴィル・バロンのセカンドです。

1884年、それまで一つのCH.ピション・ロングヴィルでしたが、ピション・バロンとピション・ラランドに分断され、以降、ピション・バロンは1933年に所有者が変わってしまい、畑は最高の位置にありながら、ワインはその真価を十分に発揮できずにいました。

その危機を打開したのはフランス最大の保険会社のアクサ・ミレジム、そしてCH.ランシュ・バージュのオーナーであるジャン・ミッシェル・カーズ氏の参加で、その後、活発な設備投資と畑の改良により、1987年を境にワインの評価は一変し、ポイヤックの第2級としての完全なる復興を果たし、本来の地位取り戻し、今日も、ブドウ本来の果実味を重視したワイン造りを行っています。(・・・詳細&一覧)

 ピション・ロングヴィル・バロンがブティエ家からAXAミレジム社に所有が移ったのを機に、1986年から、セカンド・ワインとして、レ・トゥレル・ロングヴィルの歴史が始まり、セカンド・ワインいうアイディアは、偉大なワインのテロワールからもたらされたとして認められたワインと造るためで、それは、せっかちなワイン愛好家の期待とも合致するもでした。

ブドウ園の一部がメルローとカベルネ・フランでいったん移植されると、概念は現実のものになり、レ・トゥーレルは、ピション・ロングヴィル・バロンのテロワールの特徴とブドウの優美さを供え持つスタイルのワインであることがわかりました。

ブレンドされるブドウは、現在、メルロの多くが植えられているサン・タネの区画を中心に栽培され、そこは、鉄の固い平たい基盤上に極め細かな砂利質の土壌で、 水はけの完璧な状態のブドウ園で、一体化した生産を保障したテラ・ヴィティス(環境保護や自然との共存を厳しく定めた自然農法栽培)を実践し、殺虫剤や農薬を散布するのではなく、草の低い生命力を維持して、土壌の生命力を促し、また、除葉と慎重な選別によりブドウの収量を下げて、最高の状態を維持します。

また、カベルネ・ソーヴィニョンは、シャトーに接している深層の砂利質土壌がもたらすその複雑性のすべてを引き出した品種に適した理想的な、最高の丘で栽培され、そして、その醗酵を区画ごとに行うことで、テロワールとヴィンテージ特有のコンディションに適応することが可能になり、一度、醗酵が完了すると、ブレンドのための作業を選択するために試飲を行い、フレンチオークの小樽(新樽率:30%と1年使用樽:70%)で熟成させ、収穫から20ヵ月後に瓶詰めの前に新鮮な卵白を用いて清澄処理を実施します。

ヴィンテージによって変動しますが、通常、カベルネ・ソーヴィニョン40%、メルロ50%、カベルネ・フラン10%の割合でブレンドされ、深みのあるルビーの赤い色、モレッロチェリー、わくわくするようなブラックカラントの柔らかな果実の香りを持ち、若いうちからも滑らかで優美なタンニンを持ち、余韻は長く深みのたたえています。

レ・トゥーレル・ド・ロングヴィル [2009]年
≪第2級CH.ピション・ロングヴィル・バロンのセカンド≫

2009 Les Tourelles de Longueville
Chateau Pichon Longueville Baron's Second wine
Bordeaux Red Dry
レ トゥーレル ド ロングヴィル

格付け ボルドー・メドック地区格付第2級(1855年)CH.ピション・ロングヴィル・バロンのセカンド
A O C ポイヤック
畑位置 ポイヤック村のCH.ラトゥールに隣接
畑面積 68ha
年間生産量 平均約 1万5000ケース
平均樹齢 35年
ブドウ品種 平均:カベルネ・ソーヴィニョン40%  メルロ50%  カベルネ・フラン10%
生産工程 ファーストのピション・ロングヴィル・バロンに準じて実施。
 区画ごとに醗酵を行ったあと、フレンチオークの小樽(新樽率:30%と1年使用樽:70%)で熟成。
諸処理 3ヵ月後との澱引き作業と卵白による清澄処理後瓶詰め。
タイプ 赤のフルボディ
特 徴 深みのある赤いルビーの色、柔らかな果実香と滑らかでエレガントなタンニン、長い余韻の深みのある味わいのスタイル。
料理
チーズ 牛のヒレ肉の網焼きや牛ヒレのステーキ・バターソースや赤ワインソース、牛赤身肉のカツレツなどが合う。
チーズでは、白カビソフトタイプのカマンベール、ウォッシュタイプ・ソフトのポンレヴェックやショーム、青カビタイプのスティルトンなど。
ファースト CH.ピション・ロングヴィル・バロン
アーベンワインショップより)




シャトー名の“バロン(男爵)”ならではの、男性的な力強さと、格調高い風合いで年々評価を上げる、スーパーセカンド(2級)最高峰の1角!

同じ2級のピション・ロングヴィル・コンテス・ドゥ・ラランドと1級のラトゥールに向かい合って立っている、優美な佇まいを魅せるのが、シャトー・ピション・ロングヴィル・バロン。

ポイヤック村に入ると最初に姿を現すシャトーで、メドック格付け2級に位置し、その中でも特に評価の高い1件。1933年までピション・ロングヴィル男爵家の所有だったことから、通称“バロン(男爵)と呼ばれています。

1980年代前半から除々品質を上げて行き、1980年終わりに持ち主のブテイエ家から大手保険会社であるAXAに売却されました。AXAは、シャトーとワインづくりを監督する人物に、シャトー・ランシュ=バージュのジャン=ミシェル・カーズを雇い入れます。

ミシェル・カーズは、遅い摘み取りや厳しい選別、セカンド・ワインの導入、それに新樽の割合を高めることなどによって品質は劇的に向上。その様々な改善・改良により、評価は瞬く間に持ち直し、2級に相応しいのはもちろん、その中でもトップクラスの評価を得るようになっています。

元来、1級のラトゥールに隣接するだけあり、ブドウ畑は砂利が多い土地の上、真南に向いた申し分ない土地で、カベルネ・ソーヴィニョンの比率の高さはもちろん、そこから産まれるワインは、骨格のしっかりした重厚そのものの味わいで、長い熟成向きで、年代による品質の差も少ないことで知られています。

ロングヴィル・パロンのセカンドワイン飲み頃熟成品!
レ・トゥール・ド・ロングヴィル[1996]

■レ・トゥール・ド・ロングヴィル[1996]
【産地】フランス/ボルドー/ポイヤック
【格付】A.C.ポイヤック
【使用品種】カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー、カベルネ・フラン
【タイプ】赤ワイン・へヴィタイプ

ポイヤックの第二級である「ピション・ロングヴィル・バロン」のセカンド・ワインとなる「レ・トゥーレル・ド・ロングヴィル」の飲み頃ヴィンテージ品。

畑の大部分がラトゥールの畑に隣接しているということからも、その立地の素晴らしさが窺えるピション・バロンですが、今回ご案内する「レ・トゥーレル・ド・ロングヴィル」は、1980年代後半にジャン・ミシェル・カーズ氏がシャトーの監督にあたるようになった際に、セカンドワインを導入したことで造られ始めたもの。樹齢の若いブドウが使われていますが、醸造はピション・バロンと同様の方法で行われ、ポイヤックという地の恵みをしっかりと伝えてきます。
KAGAYAより)




◆◆ レ・トゥーレル・ド・ロングヴィル◆◆

 1884年、シャトー・ピション・ロングヴィルだったブドウ畑が、ピション・バロンとピション・ラランドに分断され、その後ピション・バロンの畑は最高の位置にありながら、その真価を十分に発揮できずにいました。その危機を打開したのがフランス最大の保険会社のアクサ・ミレジム、そしてシャトー・ランシュ・バージュのオーナーであるジャン=ミッシェル・カーズ氏の参加でした。
 その後、活発な設備投資と畑の改良をした結果、1987年を境にワインの評価は一変、本来の地位を取り戻すことになりました。

 ~その優れた味わいをリーズナブルに表現したのがセカンドワインのレ・トゥーレル・ド・ロングヴィルです。~
 
 その歴史はアクサがシャトーを購入した1986年より始まりました。このアイディアは、偉大なテロワールが認められたロングヴィルのワインを手に入れたくても入れられない愛好者にいかに提供できるかを熟考した結果生まれたもので、レ・トゥーレル・ド・ロングヴィルはまさにピション・ロングヴィルのテロワールの特徴とそのブドウの高貴さを表現したものにほかなりません。
エピスリー・アルカンより)




河井商店で購入。6600円。
抜栓日:2013年11月1日
コルク:かなり長いコルク。最後の最後でクラック入ってしまった。何とか抜きました。ちょっと乾き気味のコルクだった。シャトー名とVintageが刻印。
液漏れ:染みほんの少し。液漏れなし。
グラス:リーデル・ボルドータイプを使用。

色:比較的濃い目のガーネット。すこしレッドが見えます。
エッジ:しっかりとした色合い。
脚:普通につつ~って落ちてきます。

香り:抜栓時、周りにほわっと、ブラックベリー、カシスの香り。しかし、グラスに注ぐとさほど、香り立たず。そのまま置いておく。2杯分グラスに入れて、あとはデカンタにうつしました。30分くらいすると、プラム、薄いカシス、肉の香り。ハーブ、やや木っ端っぽい香り。スワリングすると、キノコの香りがします。まとまりが合っていい香りです。
 
タンニン:なかなかシルキーでいいタンニン。歯茎にささるような渋さはなく、いい感じで溶けていますが、まだしっかりと主張しています。
 
味:程よいのびやかな酸があって、次に出汁のニュアンスを感じ、カシスの味わい、黒果実、キノコの味わいがあります。なかなか複雑な口当たりですが、さぁ~っとのどに流れて、その後、ちょっとインクのようなニュアンスが鼻に登ってきて、長めのアフタとして感じられます。全体的にとても良くまとまっていて、美味しいワインです。
徐々に後口に鉄の要素が感じられるようになりましたが、これがまた、時間とともに溶けていってあまり感じなくなりました。いやいや、なかなかまとまっていてスマートなワインです!


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