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Madonna QbA 1987

2008-11-23 04:56:35 | ドイツ

Madonna QbA 1987

まだあったラベルシリーズです。


マドンナのふるさと
ドイツ、フランクフルトの南西に位置する、ライン河河岸の街・ヴォルムス。
「ニーベルンゲンの指環」の伝説の舞台としても有名なこの街はまた、マルティン・ルターの宗教改革の発端の地であり、美しい大聖堂や教会が立ち並ぶ「祈り」の街としても知られています。
ヴォルムスは、葡萄栽培史上、リースリング種がはじめて栽培された地としても有名です。北国の厳しい気候条件のもとで育まれた葡萄は酸が強く、その特徴を風味に生かす独特の製法で、世界的なレベルの白ワインをつくり出しています。
マドンナは、このヴォルムスで生まれました。


マドンナの由来
ヴォルムスの町には、リープフラウエンキルヒという名の「聖母教会」があります。この教会で、修道僧たちが作っていた大変おいしいワインを「リープフラウミルヒ(「聖母の乳」という意味)」と名づけたのが始まりです。
このワインはあまりにも評判になったため、まねをするものが次々現れ、ついにこの地方の高級ワインのタイプ名称になってしまいました。そこで、本家の聖母教会のぶどう園を所有しているファルケンベルク社では、自社の元祖リープフラウミルヒを「マドンナ」と名づけ、伝統あるワインを他の製品と区別しています。

マドンナ物語
ヴォルムスの「聖母教会」では、中世から葡萄を栽培し、ワインづくりを行ってきました。しかし、17世紀の度重なる戦乱によりドイツ全体が荒廃し、「聖母教会」の葡萄畑も大きなダメージを受けました。
19世紀初頭に、この葡萄畑を受継いだファルケンベルク社では、荒れ果てた葡萄畑の修復に乗り出しました。そのとき、畑の中から1689年の戦乱以後行方不明になっていた、礼拝堂の聖母像が発見されたのです。この聖母像は葡萄園内に大切に祀られ、ワインづくりに携わる地元の人々から信仰を集めるようになりました。
今日でも葡萄やワインの守り神として、多くの人々がこの聖母像に祈りを捧げています。


マドンナの葡萄品種
■ミュラー・トゥルガウ種
軽いマスカット香があり、なめらかな味わいと、おだやかな酸味が特徴。スイス人のミュラー・トゥルガウ教授が、リースリング種とシルヴァーナー種を交配してつくったとされる品種。

■リースリング種
ドイツワインの代表品種。しっかりした酸味を持ち、繊細で上品な香りと口当たりを持ち味とし、近年特に人気の品種。

■シルヴァーナー種
豊かな酸が特徴の、特にラインヘッセン地方では主要な品種。ローマ神話のSILVANUS(シルヴァヌス:森林の守護神)が語源。

■ケルナー種
フレッシュで酸味のあるフルーティな味わいが特徴。19世紀に地元の、酒の賛歌の作詞家に因んで命名されました。


ファルケンベルグ社
歴史と伝統を誇るファルケンベルク社は、1786年にオランダ出身の青年、ペーター・J・ファルケンベルクによって創設されました。
19世紀初頭、ラインヘッセン地域にあるヴォルムスの聖母教会の葡萄畑を受継いだファルケンベルク社は、その17世紀の戦乱で荒廃した畑を見事に再生、「マドンナ」像を葡萄園の一画に祭り、ワインの品質を磨いて、元祖「リープフラウミルヒ(聖母の乳)」をドイツワインの代名詞に育て上げました。
ヴォルムスにセラーを所有し、モーゼル地方でもワイン製造を行ってきたファルケンベルク社は、ドイツ全域の著名な醸造家たちとも親密な交流を持ち、一目おかれる歴史あるワイン商です。

サントリーより)


最近、マドンナのラベル、モデルチェンジしましたよね。

マドンナでもQmBのものがおすすめですよ。



ファルケンベルグ社のHPはこちら




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