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Georg Breuer Sauvage Riesling Rheingau 2011

2014-09-16 00:00:00 | ドイツ
Georg Breuer Sauvage Riesling Rheingau 2011
Georg Breuer Sauvage Riesling Rheingau 2011
Weingut Georg Breuer
ゲオルグ・ブロイヤー醸造所
Weingut Georg Breuer

いくつものパリの三ツ星レストランがオンリストするリースリングの魔術師! 辛口リースリングでラインガウを変革する孤高の魂!ラインガウ復興の立役者『ゲオルグ・ブロイヤー』!
フランス語を学ぶためスイスに留学。その後、ブルゴーニュ・ディジョンの醸造学校で学び、モンペリエ大で醸造学を修めたました。さらに、米・ニューヨークの銀行でマーケティングの研修を積んみ、18歳になった1965年には、傾きかけていた実家のネゴシアンで父の片腕として働き始めました。

「フランスのほぼ全ての生産地やアメリカも訪ねました。外から見て、ドイツワインのおかしさに気づきました。輸出されるドイツワインは国内より甘口に仕立てていることが多いのです。シャトー・マルゴーもオー・ブリオンも世界で共通の味なのに、おかしな話です」!
ブロイヤー氏はやがて自家元詰めに転換し、80年にまずリューデスハイム村で最高と言われる「コクがあって上質のフレーヴァーを持つ」と言われラインガウの人気畑でありリューデスハイムの中でも「ベルク」の名が付く特に最良畑である『ベルク・シュロスベルク(Berg Schlossberg)』畑をリリースしました。
また、
「ワインはブドウがそれぞれの土地でどうように育っているかを表現するもの。ケラー(セラー)のテクニックの産物ではありません。ワインは農産物です。畑のポテンシャルを最大限に引き出して、テロワールを表現するのが造り手の仕事なんです。」
とワインに対する熱い思いを語ります。

*辛口&中辛口ワインのスペシャリスト!
ブロイヤー氏が辛口と中辛口に特化しているのも、自然に任せたワイン造りにこだわっているからなんです。戦前のラインガウでは偉大な辛口ワインを造ってきた伝統があります。
「アウスレーゼやトロッケンベーレンアウスレーゼは例外的なワインです。糖度が高すぎて、酵母がすべてを発酵できないから極甘口になる。通常の甘口ワインの多くは発酵途中に酵母を取り除いたり、果汁を冷やしたりしている。それは人工的な作業でおかしいと私は思います。」

醸造所のワインは、ベーシックな『グーツリースリング』、村名格の『オルトリースリング』、彼自身が特級とみなすワインのセカンド『テラ・モントーサ』(ラテン語で「急斜面」の意)、彼自身が特級とする『スピッツェン ゲヴェックス』の4つのカテゴリーに分かれています。
ワイン法でいうシュペートレーゼ以上の糖度の果汁を使用していますが、その表示はありません。畑の格にこだわっているのです。
秀逸なのはリューデスハイム村の特級格の『ベルク・シュロスベルク』、『ベルク・ロットランド』、『ベルク・ローゼンエック』、ラウエンタール村の『ノンネンベルク』の4つです。

豊かなミネラルと透明な酸、果実味のバランスがとれた辛口のエレガントさは比類がないと言われます。 ヒュー・ジョンソン、マイケル・ブロードベントら英国のトップ評論家から賞賛されるのも当然の味わいです。
ワインの性格と同じく、ブロイヤー氏の生き方に妥協はない。80年代にはカルタ連合の創設メンバーとして、ラインガウ・ワインの変革を図りました。その動きを受け継いだのがラインガウの優良生産者組合(VDP)。
フランスのグラン・クリュ(特級)の概念に基づいて畑を格付けする【エアステス・ゲヴェックス】という制度を99年に始めました。彼はここにも参画しましたが、1年後、信念の違いからVDPとたもとを分かちました。

「VDPが補糖を認めているのは納得できません。格付けは畑の天候や気温にこだわり過ぎています。畑の土壌や斜面の向き、斜度などもワイン栽培にとって重要な要素なのです。リューデスハイム村の【ベルク・シュロスベルク】の一部が特級になっていないことをとってもおかしいのです。」
ディジョン・クローンを植えドイツのトップクラスのシュペートブルグンダー。ブロイヤー氏がVDPを去ったのは、自分の畑が格付けからもれているというような単純な理由からだけではありません。VDPの思想と自らの信念が食い違っているからです。

「例えば、収量です。現在は1ha当たり50ヘクトリットルまで認められていますが、40~45ヘクトリットルまで下げる必要があります。テロワールの表現は収量の制限に尽きます。ラ・ターシュやモンラッシェは他にない個性を世界で認められているから特級を名乗れるのです。」

ブロイヤー醸造所の平均収量はなんと25~45ヘクトリットルという低さです。
また、ブロイヤー氏はドイツでトップクラスのシュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)を手がけ、ポルトガル・ドウロでも赤ワインを生産しています。

「どこでもうまくいくブドウではなく、リースリングやピノ・ノワールのように特定の土地でしか成功しないブドウに挑戦心をかきたてられます。伝統を大切に新たな歴史を創造したいんです。」
と彼は言います。

やわらかな果実の風味をしっかりとしたミネラルとエッジのたった酸が支え、とても綺麗な造りになっています。ブドウの素地の良さ、ワインの造りの無理がなく、のびやかな美味しさはワインを好きでないかたにもオススメしたい素直な美味しさです!
クラシックなスタイルのワインがお好きな方には、ぜひお試しいただきいワインです!

*世界の批評家も賞賛するワイン!
『私がはじめてラインガウのワインに愛情を感じたのは透明感があり力強く、時に強烈なリースリングであった。力強くも果実味豊か。それが私の理想とするところ。今日そういったリースリングを造り出す醸造家を見つけ出すのは難しい。このワイングート ゲオルグ・ブロイヤーこそ、その数少ない「特別な醸造家」の一人である。』 
(ワイン評論家 アイヒェルマン、モンド ワインガイド 2001年度版)

『この近年まれに見るすばらしい品質、特にボディのしっかりとしたエレガントな辛口リースリングと新しいアイデアには目を見張るものがある。』
(ワイン評論家 ヒュー・ジョンソン ポケットワインブック)
[ソヴァージュ] リースリング Q.b.A. トロッケン [2012] (ゲオルク・ブロイヤー)
[Sauvage] Riesling Q.b.A. trocken [2012] (Georg Breuer) 【ドイツ】【辛口】【白 ワイン】

元はネゴシアンだったブロイヤー家が醸造所として元詰めを開始したのが1970年代。前当主ベルンハルト・ブロイヤー氏は妥協することなく理想のワインを追い求め、ドイツのワイン生産者協会や組合から脱退し、わが道を20年間走り続けました。2004年5月、惜しくもその短すぎる生涯を終えることとなってしまいましたが、彼の長年の悲願であった「ドイツワインの再興」は後継者たちによって今着実に実を結ぼうとしています。
また、環境保護はここの醸造所の掲げる大きなテーマのひとつです。単一品種栽培からの脱皮、有機肥料の使用、極端な収量制限、畑の一部でビオディナミ法の採用など、すべて100年先にもぶどうが栽培できるように実践されています。ロマンチック街道と並ぶドイツの観光名所リューデスハイム。ライン下りの船着場のあるこの街は、狭く短い路地の両側にワイン酒場が並ぶ「ドロッセルガッセ(つぐみ横丁)」、別名「酔っ払い横丁」で有名です。
ゲオルク・ブロイヤー醸造所は、この横丁で「リューデスハイム・シュロス」という名のホテル・酒場も経営しています。

「Sauvage」はフランス語でワイルドの意。ゲオルグ・ブロイヤー醸造所の基本となる「グーツリースリング」シリーズ。一番リーズナブルなカテゴリーだが、透明で鮮烈な酸と十分なミネラル、一本芯の通ったこの醸造所の信条がはっきりとみてとれる力強い味わいです。スクリューキャップ使用。

商品説明
国 ドイツ
産地 ラインガウ( Rheingau)地域、ヨハニスベルク(Rheingau)地区、リューデスハイム(Ruedesheim)
ブドウ品種 リースリング100% 
タイプ 白・辛口・ミディアムボディ
アルコール:11.9%、残糖7.2g/l、酸度8.3g/l
内容量 750ml
ドングリアーノワインより)






河井商店より購入。


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