Gevrey Chambertin Vieilles Vignes Domaine Denis Mortet 2009
ドメーヌ・ドニ・モルテ
艶やかで、優美なワインは、
今、ブルゴーニュで入手するのに最も困難を極める
その優美なワインで、注目を集めているドメーヌの主、ドニは、1970年代半ば、父シャルルの元で働き始め、1990年代初頭、父の引退に伴い跡を継いだ40代になるドニが目指し、11ヘクタール強のドメーヌから生み出しているのは、リリースされた後すぐにでも愉しめるものの、十分な熟成も可能、というフレキシビリティに富んだワイン。
今日、畑へ還れという言葉はすこしも珍しくないが、ドメーヌでは以前からテロワールを重視し、父シャルルの時代から化学肥料等には目も呉れず、一貫して有機栽培を行ってきた。
そのようにして育てられたぶどうはしっかり収量を抑制し、必要とあればヴァンダンジュ・ヴェールトも行う。
そしてこのドメーヌの特徴的な点のひとつとして早い時期の収穫が挙げられる。
当然年毎のぶどうの出来によって異なりはするが、ドニは過熟を好まず、十分な酸があるうちに収穫を行う。
2003年は例外としても、2002年においてさえシャンボルのプルミエ・クリュ、オー・ボー・ブランはヴァン・ド・ヴァンダンジュの2日前に収穫を行っている(事前に早期収穫の申請をし、認可をもら。)
醸造の面で徹底しているのは100パーセント除梗を行うこと。
ワインに苦味、青臭さが付くことを避け、絶対に果梗は用いない。
使用する果汁はフリー・ランのみで、プレス・ジュースはネゴシアンへ売却。そしてなるべく長期にわたる発酵をこころがけ、ピジャージュは頻繁に行い、日に2～3回。
あてがう新樽の割合もドメーヌの大きな特質のひとつで、ヴィラージュ以上は全て新樽での熟成となる。
とはいえ、出来あがるワインは樽臭さ等、微塵も感じさせない優美なものだが、この樽の使い方にドニの並々ならぬ力量が窺える。
1年半前後の樽熟の後、瓶詰めとなるが、グラン・クリュのシャンべルタンとクロ・ヴージョは樽から直接手詰めしている。
しっかりした構成でありながら、まるみがあり、シルキーでアロマティックなワインは、各テロワールの相違をよく反映していて、殊にドメーヌの最も得意とするジュヴレの異なるクリュの数々はその多様さに驚かされるが、なかでもモノポールのアン・モトロはヴィラージュながら、プルミエ・クリュにも匹敵する深みを感じさせてくれる。
そして、手に入れるにはかなり難儀するが、なんといってもシャンべルタン、クロ・ヴージョの両グラン・クリュは、各構成要素の密度、スケールの大きさ等、どれをとっても別格としかいいようのない素晴らしいもの。
【ドニ・モルテ】ジュヴレ・シャンベルタンVV[2009](赤)
アペラシオン（産地） ： ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ ジュヴレ・シャンベルタン
ワイン名（ラベル表示） ： DOMAINE DENIS MORTET Gevrey Chambertin Vieilles Vignes
内容量 ： 750ml
ドニ・モルテ氏亡き後、ドメーヌを引き継いだ息子のアルノー・モルテ氏の手がけたワインです！
ドニ・モルテ氏の遺志を継ぎ、氏が亡くなる数年前から取り組み始めていた、濃厚なワインのスタイルからエレガントなワインへの変革を、醸造長のドミニク・ギュヨン氏と共に進め、現在ではそのスタイルは完成したと言われています。
ドニ・モルテ氏亡き後、ドメーヌを引き継いだ息子のアルノー・モルテ氏の手がけたワインです！
ドニ・モルテ氏の遺志を継ぎ、氏が亡くなる数年前から取り組み始めていた、濃厚なワインのスタイルからエレガントなワインへの変革を、醸造長のドミニク・ギュヨン氏と共に進め、現在ではそのスタイルは完成したと言われています。
リアルワインガイド誌においても変革直後の2006年ヴィンテージにおいて
「ワインはジュヴレの力を構えながらエレガントでとてもしなやかなものに仕上がっている。スタイルはほぼ完成したとみていい」
と非常に高い評価をしているアルノー・モルテ氏のワイン！
今回は良年との評価を受ける2009年ヴィンテージをご案内する事に成功しました！！！
ジュヴレ・シャンベルタン村名格の畑に、
「オー・ヴェレ」「アン・モトロ」
「コンブ・ドゥシュ」「アン・デレ」
の過去に別々キュヴェとしてリリースされていた畑も含まれている、現在のドニ・モルテのジュヴレ・シャンベルタン！！
４つの畑の平均樹齢50年ほどのブドウから造られています。
それ以上のものはキュヴェVVに使用されています。
村名格ながらもかなりのポテンシャルが期待されます！！！
是非ともお見逃しなく！！！！
テイスティング2011年5月PP（WAポイント）(88-90)
公開媒体：Wine Advocate #194 （2011-05-02）
レビュアー：Antonio Galloni 飲み頃：now-2022
The 2009 Gevrey-Chambertin Vieilles Vignes is made from vines over 70 years old spread across 15 parcels.
The fruit is darker, rounder and juicier than in the straight villages Gevrey, but the Vieilles Vignes nevertheless retains terrific juiciness and freshness.
The warm, radiant finish makes this impossible to resist.
Mortet used 20% whole clusters here.
Anticipated maturity: 2012-2022.
（かわばた酒店より）
(*)ゆはらにてオークションで落札。8527円。
ドメーヌ・ドニ・モルテ
艶やかで、優美なワインは、
今、ブルゴーニュで入手するのに最も困難を極める
その優美なワインで、注目を集めているドメーヌの主、ドニは、1970年代半ば、父シャルルの元で働き始め、1990年代初頭、父の引退に伴い跡を継いだ40代になるドニが目指し、11ヘクタール強のドメーヌから生み出しているのは、リリースされた後すぐにでも愉しめるものの、十分な熟成も可能、というフレキシビリティに富んだワイン。
今日、畑へ還れという言葉はすこしも珍しくないが、ドメーヌでは以前からテロワールを重視し、父シャルルの時代から化学肥料等には目も呉れず、一貫して有機栽培を行ってきた。
そのようにして育てられたぶどうはしっかり収量を抑制し、必要とあればヴァンダンジュ・ヴェールトも行う。
そしてこのドメーヌの特徴的な点のひとつとして早い時期の収穫が挙げられる。
当然年毎のぶどうの出来によって異なりはするが、ドニは過熟を好まず、十分な酸があるうちに収穫を行う。
2003年は例外としても、2002年においてさえシャンボルのプルミエ・クリュ、オー・ボー・ブランはヴァン・ド・ヴァンダンジュの2日前に収穫を行っている(事前に早期収穫の申請をし、認可をもら。)
醸造の面で徹底しているのは100パーセント除梗を行うこと。
ワインに苦味、青臭さが付くことを避け、絶対に果梗は用いない。
使用する果汁はフリー・ランのみで、プレス・ジュースはネゴシアンへ売却。そしてなるべく長期にわたる発酵をこころがけ、ピジャージュは頻繁に行い、日に2～3回。
あてがう新樽の割合もドメーヌの大きな特質のひとつで、ヴィラージュ以上は全て新樽での熟成となる。
とはいえ、出来あがるワインは樽臭さ等、微塵も感じさせない優美なものだが、この樽の使い方にドニの並々ならぬ力量が窺える。
1年半前後の樽熟の後、瓶詰めとなるが、グラン・クリュのシャンべルタンとクロ・ヴージョは樽から直接手詰めしている。
しっかりした構成でありながら、まるみがあり、シルキーでアロマティックなワインは、各テロワールの相違をよく反映していて、殊にドメーヌの最も得意とするジュヴレの異なるクリュの数々はその多様さに驚かされるが、なかでもモノポールのアン・モトロはヴィラージュながら、プルミエ・クリュにも匹敵する深みを感じさせてくれる。
そして、手に入れるにはかなり難儀するが、なんといってもシャンべルタン、クロ・ヴージョの両グラン・クリュは、各構成要素の密度、スケールの大きさ等、どれをとっても別格としかいいようのない素晴らしいもの。
【ドニ・モルテ】ジュヴレ・シャンベルタンVV[2009](赤)
アペラシオン（産地） ： ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ ジュヴレ・シャンベルタン
ワイン名（ラベル表示） ： DOMAINE DENIS MORTET Gevrey Chambertin Vieilles Vignes
内容量 ： 750ml
ドニ・モルテ氏亡き後、ドメーヌを引き継いだ息子のアルノー・モルテ氏の手がけたワインです！
ドニ・モルテ氏の遺志を継ぎ、氏が亡くなる数年前から取り組み始めていた、濃厚なワインのスタイルからエレガントなワインへの変革を、醸造長のドミニク・ギュヨン氏と共に進め、現在ではそのスタイルは完成したと言われています。
ドニ・モルテ氏亡き後、ドメーヌを引き継いだ息子のアルノー・モルテ氏の手がけたワインです！
ドニ・モルテ氏の遺志を継ぎ、氏が亡くなる数年前から取り組み始めていた、濃厚なワインのスタイルからエレガントなワインへの変革を、醸造長のドミニク・ギュヨン氏と共に進め、現在ではそのスタイルは完成したと言われています。
リアルワインガイド誌においても変革直後の2006年ヴィンテージにおいて
「ワインはジュヴレの力を構えながらエレガントでとてもしなやかなものに仕上がっている。スタイルはほぼ完成したとみていい」
と非常に高い評価をしているアルノー・モルテ氏のワイン！
今回は良年との評価を受ける2009年ヴィンテージをご案内する事に成功しました！！！
ジュヴレ・シャンベルタン村名格の畑に、
「オー・ヴェレ」「アン・モトロ」
「コンブ・ドゥシュ」「アン・デレ」
の過去に別々キュヴェとしてリリースされていた畑も含まれている、現在のドニ・モルテのジュヴレ・シャンベルタン！！
４つの畑の平均樹齢50年ほどのブドウから造られています。
それ以上のものはキュヴェVVに使用されています。
村名格ながらもかなりのポテンシャルが期待されます！！！
是非ともお見逃しなく！！！！
テイスティング2011年5月PP（WAポイント）(88-90)
公開媒体：Wine Advocate #194 （2011-05-02）
レビュアー：Antonio Galloni 飲み頃：now-2022
The 2009 Gevrey-Chambertin Vieilles Vignes is made from vines over 70 years old spread across 15 parcels.
The fruit is darker, rounder and juicier than in the straight villages Gevrey, but the Vieilles Vignes nevertheless retains terrific juiciness and freshness.
The warm, radiant finish makes this impossible to resist.
Mortet used 20% whole clusters here.
Anticipated maturity: 2012-2022.
（かわばた酒店より）
(*)ゆはらにてオークションで落札。8527円。