Cote Rotie Chateau dAmpuis E Guigal 2000
初代エティエンヌがアンピュイの町に社屋を構えたのは遡ること、1945年。 その後現在の当主である息子マルセルの代になり、同社の名声のもととなるコート・ ロティの区画の数々を手に入れる。そして1980年代の半ば、かつてエティエンヌが働 いていたコート・ロティの老舗ヴィダル・フルーリィ社に始まり、1990年代の後半に はサン・ジョゼフの名ドメーヌ、ジャン・ルイ・グリッパ、さらにローヌ北部に10ha 以上を所有するド・ヴァルーイを、最近もコート・ロティにhaの広さをもつドメーヌ ・ド・ボンズリーヌを取得。 現在では総面積55haに達する、名実ともにローヌを代表する生産者となっている。
ギガル社の名声を高めているのは、コート・ロティの3つのプレスティージュ・キュヴェ、ラ・ムーリーヌ、ラ・ランドンヌ、そしてラ・トゥルク別名ギガル御三家と呼ばれています。
最初に購入したラ・ムーリーヌは66年のミレジメから発表されたが、最上のコート・ ロティを形づくる2つの急斜面、コート・ブロンドとコート・ブリュヌのうち、前者 から生まれる。以前はドメーヌ・デルヴューが所有していた区画で、広さは1ha。 栽培されているのはシラー種89%、ヴィオニエ種11%の割合で、平均樹齢は75年に達する。
次が78年のミレジメから世に出たラ・ランドンヌ。ラ・ムーリーヌがあるコート・ブロンドに隣り合うコート・ブリュヌの斜面にある区画。10年以上をかけて、20弱
の所有者に分割されていた区画をまとめ上げた。広さ2ha強に植えられているのはシラー種のみ。
そして最後に、ギガル三銃士の中で、最も美しく鮮やかなスーパースター、ラ・トゥルク。85年がファースト・リリースで4,000本ほどのワインが市場に出回った。ラ・ランドンヌと同じコート・ブリュヌに位置する1ha弱の区画で、93%のシラー種と7%のヴィオニエ種からなる。
95年のミレジメからリリースされたのがシャトー・ダンピュイ。コート・ブロンドと コート・ブリュヌにそれぞれ3区画ずつ計6区画、広さ8ha弱の畑から生まれるワイン で、95%のシラー種、5%のヴィオニエ種を使用。それらのぶどうは19世紀に植えられたものも混ざり、樹齢は異常に高くなっている。
さらにギガル社としての高いクオリティを維持するためには、コストを度外視した決断も下す。例えば2002年、ヨーロッパは大洪水に見舞われたが、フランスも例外ではなく、ことにローヌ南部から南仏にかけてはぶどう畑が冠水するなど被害は甚 大だった。そのため同社も2002年のシャトーヌフ・デュ・パプの生産は見送るという 判断を余儀なくされた。そしてコート・ロティもシャトー・ダンピュイでは6パーセルのうち、ブリュヌとブロンドのそれぞれ2区画、計4区画だけのぶどうを用い、残りは通常キュヴェのコート・ロティにデクラッセ。 またサン・ジョゼフにいたっては収穫量の45%を廃棄するという厳しいトリを実施した。高水準を保つための尋常ならざる努力が窺える。
1995年に購入したギガル社の新たな本拠地、シャトー・ダンピュイの名を冠して、同年のヴィンテージからリリースされた。モカ系の複雑な風味に重層的で集中力のある味わいが愉しめるワインは、ギガル社のグレードの高さが十二分に納得できるもの。
ステンレスタンクを用い、4週間の醸し発酵。新樽100%で38ヶ月の熟成。
薄紫の反射をもつ、深みのあるルビー。黒い果実のアロマ。スパイシーなフレーバー。タニックなワインだが品があり、干しプラムやバニラのアフターフレーバーをもつ。
シラー93%、ヴィオニエ7%(コート・ブリュンヌとコート・ブロンド)
(ウメムラより)
コートロティ シャトー ダンピュイ:
1995年に購入したギガル社の新たな本拠地、シャトー・ダンピュイの名を冠して、同年のヴィンテージからリリースされた。
モカ系の複雑な風味に重層的で集中力のある味わいが愉しめるワインは、ギガル社のグレードの高さが十二分に納得できるもの。
AOC]コートロティ
[ニールマーチン評価]92-94点
I was quite enamoured with this. A lithe, svelte nose of sweet pure raspberry, pepper and a touch of brine. The palate has good concentration, supple and cohesive with pure raspberry, strawberry and dates. Feminine, good length and understated.
Drinking beautifully now. Tasted May 2006.
Wine Journal #N/A (2007-08-31)
(松澤屋より)
ワイン会にて
抜栓日:2014年1月30日
どちらかと言うと濃いめのガーネット。しっかりとした色合い。香りは、紅茶や、キノコの香り。茶色い果実の香り。胡椒の香り。けっこういつまでも嗅いでいたい香りです。タンニンも程よい感じで、なかなかパワフルな味わい。これは、うまいなぁ~。
勉強になります。
しかし、この段階でけっこう酔っ払っております。
初代エティエンヌがアンピュイの町に社屋を構えたのは遡ること、1945年。 その後現在の当主である息子マルセルの代になり、同社の名声のもととなるコート・ ロティの区画の数々を手に入れる。そして1980年代の半ば、かつてエティエンヌが働 いていたコート・ロティの老舗ヴィダル・フルーリィ社に始まり、1990年代の後半に はサン・ジョゼフの名ドメーヌ、ジャン・ルイ・グリッパ、さらにローヌ北部に10ha 以上を所有するド・ヴァルーイを、最近もコート・ロティにhaの広さをもつドメーヌ ・ド・ボンズリーヌを取得。 現在では総面積55haに達する、名実ともにローヌを代表する生産者となっている。
ギガル社の名声を高めているのは、コート・ロティの3つのプレスティージュ・キュヴェ、ラ・ムーリーヌ、ラ・ランドンヌ、そしてラ・トゥルク別名ギガル御三家と呼ばれています。
最初に購入したラ・ムーリーヌは66年のミレジメから発表されたが、最上のコート・ ロティを形づくる2つの急斜面、コート・ブロンドとコート・ブリュヌのうち、前者 から生まれる。以前はドメーヌ・デルヴューが所有していた区画で、広さは1ha。 栽培されているのはシラー種89%、ヴィオニエ種11%の割合で、平均樹齢は75年に達する。
次が78年のミレジメから世に出たラ・ランドンヌ。ラ・ムーリーヌがあるコート・ブロンドに隣り合うコート・ブリュヌの斜面にある区画。10年以上をかけて、20弱
の所有者に分割されていた区画をまとめ上げた。広さ2ha強に植えられているのはシラー種のみ。
そして最後に、ギガル三銃士の中で、最も美しく鮮やかなスーパースター、ラ・トゥルク。85年がファースト・リリースで4,000本ほどのワインが市場に出回った。ラ・ランドンヌと同じコート・ブリュヌに位置する1ha弱の区画で、93%のシラー種と7%のヴィオニエ種からなる。
95年のミレジメからリリースされたのがシャトー・ダンピュイ。コート・ブロンドと コート・ブリュヌにそれぞれ3区画ずつ計6区画、広さ8ha弱の畑から生まれるワイン で、95%のシラー種、5%のヴィオニエ種を使用。それらのぶどうは19世紀に植えられたものも混ざり、樹齢は異常に高くなっている。
さらにギガル社としての高いクオリティを維持するためには、コストを度外視した決断も下す。例えば2002年、ヨーロッパは大洪水に見舞われたが、フランスも例外ではなく、ことにローヌ南部から南仏にかけてはぶどう畑が冠水するなど被害は甚 大だった。そのため同社も2002年のシャトーヌフ・デュ・パプの生産は見送るという 判断を余儀なくされた。そしてコート・ロティもシャトー・ダンピュイでは6パーセルのうち、ブリュヌとブロンドのそれぞれ2区画、計4区画だけのぶどうを用い、残りは通常キュヴェのコート・ロティにデクラッセ。 またサン・ジョゼフにいたっては収穫量の45%を廃棄するという厳しいトリを実施した。高水準を保つための尋常ならざる努力が窺える。
1995年に購入したギガル社の新たな本拠地、シャトー・ダンピュイの名を冠して、同年のヴィンテージからリリースされた。モカ系の複雑な風味に重層的で集中力のある味わいが愉しめるワインは、ギガル社のグレードの高さが十二分に納得できるもの。
ステンレスタンクを用い、4週間の醸し発酵。新樽100%で38ヶ月の熟成。
薄紫の反射をもつ、深みのあるルビー。黒い果実のアロマ。スパイシーなフレーバー。タニックなワインだが品があり、干しプラムやバニラのアフターフレーバーをもつ。
シラー93%、ヴィオニエ7%(コート・ブリュンヌとコート・ブロンド)
(ウメムラより)
コートロティ シャトー ダンピュイ:
1995年に購入したギガル社の新たな本拠地、シャトー・ダンピュイの名を冠して、同年のヴィンテージからリリースされた。
モカ系の複雑な風味に重層的で集中力のある味わいが愉しめるワインは、ギガル社のグレードの高さが十二分に納得できるもの。
AOC]コートロティ
[ニールマーチン評価]92-94点
I was quite enamoured with this. A lithe, svelte nose of sweet pure raspberry, pepper and a touch of brine. The palate has good concentration, supple and cohesive with pure raspberry, strawberry and dates. Feminine, good length and understated.
Drinking beautifully now. Tasted May 2006.
Wine Journal #N/A (2007-08-31)
(松澤屋より)
ワイン会にて
抜栓日:2014年1月30日
どちらかと言うと濃いめのガーネット。しっかりとした色合い。香りは、紅茶や、キノコの香り。茶色い果実の香り。胡椒の香り。けっこういつまでも嗅いでいたい香りです。タンニンも程よい感じで、なかなかパワフルな味わい。これは、うまいなぁ~。
勉強になります。
しかし、この段階でけっこう酔っ払っております。