(前回の続き)”愛の字”を求めて上越市をしばし彷徨いましたが年末休業の壁に阻まれてあっさりと断念。
時期が悪かったか。でもこの時期しか長期休みとれないしな…。
愛が手に入らないとなったらその分食欲を満たすしかない。上越市の人気パン屋「パン工房くろわっさん」へ向かいます。
ですが個人的には種類豊富なメロンパンが楽しい。「くるみメロンパン」や「いちごメロンパン」ってアイディアがナイス。道中のお供に複数買い込みします。
「いちごメロンパン」とかもう秀逸。苺なのかメロンなのかもうよくわかりませんがとりあえずフルーティなのはわかります。
さてさてその日の夕飯はやはりラーメンを。三条市に移動してかつての宿題店であり老舗「龍華亭」に向かいます。こちら新潟燕三条系ラーメンの老舗で三条市の背脂醤油を語るうえで外せない人気店。
「龍華亭」と言えば元祖燕穀町「福来亭」の流れを組むお店で、現在は二代目が切り盛りされています。
中華そばで大油(背脂増し)でも同料金というのは有り難い。迷わず大油でオーダーです。
「たまねぎ中華(大油)」750円
背脂満載。ものすんごいド迫力。燕三条ったらこうでなくっちゃ!ですね。
さて早速のスープですが豚骨ベースあっさりめに良質な豚脂の背脂がたっぷりと入ります。
濃口醤油主体の醤油ダレは僅かに酸味を伴いやや甘じょっぱめ。刻みタマネギがたっぷり乗っかってシャキシャキと食感も良し。
魚介系は煮干しを効かせてあり旨味十分。大油なのでやや魚介系が油脂にマスクされていますが美味しさがスープから溢れておりついつい飲み進めてしまいます。
モモ肉チャーシューの食感は固めの様式美。背脂に隠れてますがメンマもしっかりと入ります。
自家製麺の平打ち太麺は新潟燕三条系のスタンダード的なタイプで杭州飯店の麺よりも気持ち細めか。やや柔らかめながらこのスープにはベストマッチ。老若男女が食べやすい仕上がり。万人に愛される味わいがここに有りますね。
新潟のご当地ラーメン”背脂燕三条系”のルーツを感じさせる「龍華亭」の一杯。正統派でありながら敷居を高くせず万人に安らぎと満足度をもたらす「中華そば」は必食メニューながら焼きそばも何気に人気だらしい。懐の深さを感じますね。また食べに来よう。
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