弘前市で用事を済ませた後は青森市へ移動。国道7号線は流れもよく、しかも藤崎町近辺は絶好の岩木山ビューポイントになってます。雨の予報が外れて山頂を見ることができました。
「きっと帰ってくるんだと~お岩木山で手を振れば~」と口づさんでしまうのは昭和世代ゆえか。何処からか津軽三味線の音色が聞こえてきそうなイメージです。
煮干し・焼干し系が有名な青森ラーメンですが、もう一つのご当地ラーメンとして「みそカレー牛乳ラーメン」も人気が高いです。B級グルメ的なネーミングですが、実は誕生から35年以上の歴史がある青森のソウルフード。普及会登録店としては5店舗「札幌館」「味の札幌大西」「味の札幌分店」「蔵」「かわら」があり、今回は「札幌ラーメン蔵」に訪れました。
注文はもちろん「みそカレー牛乳ラーメン」750円(写真上)
早速のスープはあっさりとしたガラベースで豚脂強め、ラードも強く香ります。味噌ダレは控えめで香りを乗せる程度。カレーと牛乳も他店よりは抑えているような印象。牛乳が入るのでどうしたってマイルド風味にはなるのですが、牛乳以外の動物系が強くやや野趣味を感じますね。マイルドとワイルドを高めに合わせて白ゴマで繋いでいるようなイメージです。
天頂に戴いたバターが溶けはじめるとコクと塩味が出てきて食べやすさが増しますね。あとスープ中で魚介系はあまり主張しておらず、ワカメの風味がワンポイントになっており、バターもワカメもコミコミのスープの組み立てになっている印象。
麺も、札幌ラーメンらしい縮れのあるカンスイの強い黄色なのですが、他店が中太麺なのに対し「札幌ラーメン 蔵」では少し細めの中細麺が合せられます。スープも麺も今まで食べてきた他店の「みそカレー牛乳ラーメン」とは一寸違っていて、個性的な一杯に感じます。
こちらはメニューが面白くてですね。
「みそカレー牛乳ラーメン」のバリエーションとして、
「みそカレーラーメン」
「みそバターラーメン」
「みそカレーバターラーメン」
「カレーバターラーメン」
「みそ牛乳ラーメン(バター入り)」
「カレー牛乳ラーメン(バター入り)」
というありとあらゆる組合せ系があって、
逆に組み合わせではない単一系メニューの
「みそラーメン」
「カレーラーメン」
「牛乳ラーメン(バター入り)」
「バターラーメン」
なんてのもあります。…っていうか味噌じゃない「バターラーメン」って何ぞや??? 「牛乳ラーメン」も結構キテますね。その他「梅ラーメン」「納豆ラーメン」という珍しい系メニューもあります。
でも結局、地元のお客様の一番人気は一番安い普通の「みそラーメン」だらしいです(笑)