近所に「みずさわ屋」「九龍」などの人気店がひしめくラーメン激戦区・栗生に今年1月新規OPENした尾道ラーメン「麺工房きわみや」 に行ってきました。メイン通りから外れた住宅街の中にあり、誘導する看板もないのできちんと地図で確認してから行くことをオススメします。自分は栗生は通勤路で庭なんで地図無しでも楽勝とか思って行ったら迷いました(^^;
店内には結構な量のマンガが棚に並び、店の外、中あちこちに尾道ラーメンの解説が貼ってあります。いろいろ時間がつぶせて良いですね~。スープは背脂の量でこってりが選べて、麺は「尾道直送麺」と「仙台たまご麺」が選択できます。基本を押さえるべく「尾道ラーメン」600円+味玉トッピング80円(写真上)を注文。麺はやっぱり尾道直送麺をチョイス。スープの奥深さを味わうために今回こってりはやめておきます。
テーブルの上にも沢山あるラーメン解説を全て読み終わらないうちに、ずいぶんと腰の低い店員さんが丁寧にラーメンを運んできてくれました。ありがとうございます。
早速スープを一口頂くと、まずはふわっと醤油の風味が口に広がります。濃厚ですが塩辛いということはありません。ただ割と主張する醤油の味わいです。古式醸造醤油を使用しているということですが、醤油のチョイスにかなり自信があるものと思われます。
「スープのコクの秘密は瀬戸内海で取れる小魚+豚の背脂」との解説ですが(ばらしたら秘密じゃなくなると思われますが^^;)ベースは基本形の鶏ガラと思われます。いずれもダシとしてはかなり控えめなので煮干系苦手な方でも全く問題ないレベルです。あくまでも醤油の風味を引き立てる役割に徹している印象で、配合も絶妙でどれかが突出することもないので、人によってはパンチが足りないとなるかもしれません。ただこの嫌味のない透明感あるベースを作るには根気強いアク取りが必要と思われるので見た目以上に手間はかかっていると推測されます。
尾道麺はモチモチしていますがツルツルはしていない中細麺でちょっと小麦の蕎麦に近い食感です(あくまでも食感です)ストレートですがスープによく絡みますし味も良いですね。他店を比較に出すのは失礼ですがちょっと七右衛門の手打ち麺に似ている感じです。メンマはクセのある風味で個人的にはちょっとメンマだけは苦手でした。味玉は80円と安めで美味しいのでオススメですね。
チャーシューなんですが随分と大きくて柔らかめで美味でした。それを考えると連れのチョイスした「チャーシューメン」790円(写真下)は5枚も乗って790円ですからベストセレクトかもしれません。ありえない良心的な値段ですね。次はチャーシューメンにします(^^
仙台の尾道ラーメンといえば以前ラーメン国技場に「柿岡や」が入っていましたが半年ほどで閉店してしまいましたっけ。きわみやさんには是非仙台に定着してほしいですね。