シネマジャック&ベティにて鑑賞。(ベティ)
監督:足立正生
脚本:井上淳一、足立正生
出演:タモト清嵐
音楽:大友良英
配給:太奏
学生時代以来だろうか?何度来ても良い映画館だ。
日ノ出町から歩いたのは初めてかもしれない。
観客は5人程度。この手の映画は、観たい人は即観てるだろうからね。
平日9時からの上映、通勤ラッシュにもまれて苦労して観に行った。
若松組出身の元テロリストでもある足立監督の作品。
正直、わざわざ映画館で観るほどの内容ではないが、ソフト化されるとは思えないので、観て良かった。
最後の妹の台詞、どうなのか。
監督の思いそのままだが、安倍さんが民主主義を破壊したとは思えない。
映画Comに右翼も左翼も安倍さんを巨大化させて利用してるだけという趣旨のレビューをしてる方がいて、的確だと思った。
映画本編では相当犯人は安倍さんを憎んでいる描写があるが、実際は打倒統一教会のためなら、政治思想的にはそんなに憎んでない安倍元総理を殺せるほど冷徹であったと、町山智浩が切通理作の動画で述べていたのはその通りだと思う。
ABEMAの動画で、若新雄純が「画面越しで観ても悲壮感が伝わってくる」と実際の山上容疑者のことを述べていたのは、酷すぎると思ったが。
山上と境遇が同じだが扱いは反対の人物に小川さゆりがいるが、
小川さゆりも山上のおかげでクローズアップされた。
病室で女が出てくるシーンは、てっきり後の小川かと思った。
あ、山上じゃなくて川上でしたね。爽快感に包まれて幕を閉じるが、川上には本当にこれしか方法がなかったのか?
小川さゆりならあったが、悲壮感漂ってくるような無敵の人にはそれしかなかったのか。
まず大学に行けなければ人生終了て前提になってるんだが、それはどうか。効率のいいやり方を派遣社員が指摘するというのはよくある話だ。日本社会が硬直しているのを示している。
あと、父親もテロリストで近隣住民もテロリストていうのは、やばすぎやろw
以上
P.S. 3月31日
父親もテロリストと書いたが、テロリストなのは父親ではなく、父親の大学時代の友人だった。
これは実話であるらしく、監督はそこから着想を得て脚本を書いたとか。
いや、父親の友人と山上が親しかったわけではないだろう。
そういえば映画に雀荘のシーンが出て来たわ。
父親自身は京都大学卒のエリートだ。
て、観てないのにコメントすなーーーっっ!!
安倍首相一個人、というよりは彼の祖父も含めて憎き(打破されなくてはならない)体制、だと左派(というより、昔活動家と呼ばれた方々というべきでしょーか)は捉えているのかもしれません。
しかし、昭和懐かしい派閥が跋扈する自民党と比べると、官邸主導かつ清和政策研究会の安倍政治は保守本流とは異なる……。右派はこれについてどう考えているのか。
そして山上氏はやっぱり革命家のような思想はもってなさそうなのですよね。
まぁ、思想はあとからついてくるのかもしれませんが……。
どんどん他の監督にもこの事件を題材にしてもらえば、一体どういうレンズで捉えているのか分かって興味深いのですけど、難しそう。