BS-TBSで録画したものを鑑賞。
![]() |
ワールド・イズ・ノット・イナフ (デジタルリマスター・バージョン) [DVD] |
ピアーズ・ブロスナン,ロバート・カーライル,ソフィー・マルソー,デニス・リチャーズ | |
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン |
監督:マイケル・アプテッド
脚本:ニール・パーヴィスetc
製作:マイケル・G・ウィルソン、バーバラ・ブロッコリ
出演:ピアース・ブロスナン、ソフィー・マルソー
音楽:デヴィッド・アーノルド
主題歌:ガービッジ
配給:MGM
上映時間:127分
ピアース・ブロスナン主演の第3作。
ボンドガールを大女優のソフィー・マルソーが務める。
本作では冒頭からMI6本部がテロリストによって爆破されるというサスペンス的展開を見せる。
悪役のレナードは不死身のテロリストとして描かれているが大したことなし。
ボンドが女を手にかける(殺人的な意味で)唯一の作品でもある。
007にしてはハードボイルドな展開だったと思う。
黒幕のエレクトラも、ストックホルム症候群でレナードに情を寄せてしまったゆえにダークサイドに堕ちてしまった犠牲者といえる。
MI6にも非があったのである。
『スカイフォール』然り、ジュディ・リンチは絶対的な善と悪、という単純な話ではなく、善が悪を生んでいるという負い目を負う役どころが多い気がする。
また、Qを演じるデスモンド・リュウェリンの最後の出演作でもある。2作目から常に登場し続けているって凄い。
本当に役者は交通事故で死亡してしまうため、QからRに引き継ぎが行われるシーンに感涙せざるを得ない
そんな中でも馬鹿馬鹿しいシーンは健在で、肩の治療の診断を受けるボンドが女医と行為に及んで任務復帰OKのサインを渡すシーンがある。
誘惑に負けるのが早すぎる。
以上