新着情報/県内各九条の会の催しのお知らせ

あいち九条の会ホームページに県内九条の会活動を紹介するコーナー

小学校教員が戦争の証言や記録を一冊にまとめ 平和教育の教材としてホームページで無料公開

2014年12月23日 | Weblog
 豊明市に在住し、今年89歳になられた橋詰四郎さんは19歳で召集されました。

 戦争末期は徴兵年齢が20歳から19歳に引き下げられていました。橋詰さんは関東軍に配属され、満州(現在の中国東北部)の国境守備隊に派遣され、敗戦後にシベリア抑留を経験しました。シベリアから帰国後、抑留の体験を手記にまとめられたほか、毎年戦争体験者を各方面から招いて「戦争体験を語り継ぐ集い」を主催するなど戦争体験の語り部として平和運動を続けておられます。

 この橋詰さんの活動を小学生時代の恩師から紹介されて知った日進市在住の小学校教員の水野晴仁さんが、橋詰さんが半生をかけて書きためられた手記や貴重な歴史資料を、年代別、テーマ別に整理し、当時の様子を伝える写真やイラスト、地図などもふんだんに盛り込んで、青少年向けに解り易く編集した平教育の教材として「シベリア抑留と旧満州棄民」を制作し、ご自分のホームページに掲載しました。

 この教材はA4で300頁にのぼる大作ですが、元軍人、従軍看護婦、従軍慰安婦、在満州一般市民など様々な人々から橋詰さんが聞き取った戦争体験の証言も収録しています。
 この教材・「シベリア抑留と満州棄民」は、誰でも自由に閲覧したり、ダウンロードしたりすることができます(ダウンロードはこちらをクリック)。
 水野さんは「本教材を、様々な教育活動の中で活用していただき、平和とは何か、戦争とはどういうものかを知るきっかけにしていただきたい」と言っておられます。



愛知宗教者九条の会が9周年の集い~あいち九条の会事務局長が講演

2014年12月23日 | Weblog
 仏教やキリスト教、天理教など様々な宗派の人たちで作っている愛知宗教者九条の会が1月10日に「結成9周年のつどい」を行ないます。

 集いでは、あいち九条の会事務局長の加藤洪太郎弁護士が講演します。講演のタイトルは「正眼の構え崩さず守り抜く ひとりひとりの命第一」です。
 「正眼」は剣道の「正眼」です。加藤さんは中学・高校時代剣道部員でした。加藤さんによると、相手が様々に構えを変えるのに惑わされず、如何なる事態にも対処できるのが「正眼」だと説きます。
 安倍首相をはじめ改憲勢力が「尖閣列島防衛」「竹島奪還」「中国の脅威」など様々な理由を展開して「集団的自衛権行使が必要」かのように宣伝していることに惑わされず、九条を守るの一点で連帯を拡げることが必要という意味を込めてこのようなタイトルにしたそうです。

◆愛知宗教者九条の会結成9周年のつどい◆

  【と き】 2015年1月10日 13:30から

  【ところ】 名古屋・東別院会館 蓮の間
         (地下鉄名城線「東別院」駅下車④出口から徒歩5分)

  【講 演】 正眼の構え崩さず守り抜く ひとりひとりの命第一

  【講 師】 加藤 洪太郎弁護士(あいち九条の会事務局長)

  【参加費】 無料(会員以外の方の参加も歓迎)

◇学習会の記録「仏教者の戦争責任」のパンフも販売◇

 愛知宗教者九条の会では6月に学習会を行い、前同朋大学学長の尾畑文正さんが「仏教者の戦争責任」という講演をなさいましたが、その講演の記録をパンフレットにして、1部200円で希望者に頒布しています。9周年の集いの会場でも手に入れることができます。