がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

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牡丹③

2009年08月10日 | ・染め・デザイン制作

昨日の続き。

地染め。

本当はキナリ色の布そのままの色がよかったんだけど、
型染めじゃなくて筒がきなので、地染めをしないと
線が消滅してしまうのでやむを得ず。

乾燥させて、
水洗いをして糊を落とす。

修正と、
直接手書きで色を差して微調整。

一応、完成。
ん?写真、なんがゆがんで見えるなぁ。

90cm四方の紅型風風呂敷。

筒がきでこのサイズの作品を作ったのは初めてです
実験作としては、及第点

まぁ、良しとします

 

↑のやり方は、かなり我流なところもあるので
本当の紅型(筒がき)の方法とは細かいところで違うと思います。

本当は色さしも地染めも布をぴんと張って
浮かせて染めていくと布にしわが寄らないので
色むらにもならないのですが…
設備がないもので…

 

実は今回のデザインはある着物をモデルにして
参考にさせてもらいました。

それは…

琉球王朝の尚家継承文化遺産である
白麻地牡丹尾長鳥水に菖蒲紅型単衣」
(長っ!でもそのまんまのタイトル)

尚家の継承文化遺産の紅型の中で、
この着物が1番好き

これは型染めなので地が白でイケるんですよ~。

やっぱ白地がさわやかでいいなぁ~

地染めする前のこの段階なら、
ちょっと↑の雰囲気があるでしょう?

 

ちなみに…

「テンペスト(下)」で尚 泰王(尚家)の側室になる
真鶴さんもこの衣装を召してございます。

すてき~

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