がじゅまるの樹の下で。

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現代版組踊から、"琉球史"へ

2017年11月27日 | ・琉球/沖縄、徒然日記

 

ワタシが琉球史にハマったきっかけは
現代版組踊「肝高の阿麻和利」なのは
もうさんざん書いていることなので(例えばこちら
ご承知かと思います。

が、

ここでまたよく言われること。

 

「現代版組踊とか阿麻和利が
好きな人ってたくさんいると思うけど、
でも普通はそれで終わるさ。

普通は藪に埋もれたり(=史跡巡ったり)
本読んだり、調べたり、かいたりとかまでは
なかなかしないさ。

ここまで琉球史にハマったのはなんで?」

 

 

ワタシは大学の史学科を出たわけでもないし
もちろん歴史研究家でもないし
興味のある部分がかなり偏っているし
もっと詳しいアマチュアの人もたくさんいますが、

琉球史を楽しむことで世界が広がって
それがきっかけで色んな出会いがあったり
オシゴトもさせてもらったりと、
人生が変わったと言っても過言ではありません。

 

そこで、
改めて自問自答してみる。

 

なんで現代版組踊だけでなく、
琉球史じたいにハマれたの?

なんで、琉球史じたいにハマるほど
テンションを保てたの?

 

 

 


肝高の阿麻和利公演ラッシュ

当時、ハワイ公演の資金造成公演と称して
様々なゲストを招いて毎月公演がありました。

はい。

毎月行きました。

初めて見て、衝撃を受けて、
その興奮が冷めぬ間に次の公演があった、
と言うのは大きいかもしれません。

そして、肝高の阿麻和利だけでなく
現代版組踊という枠組みがあったからこそ、
他の舞台も見に行くようになりました。
これも大きい。
だって題材は全部琉球史だし。

肝高の阿麻和利初見の約1か月後にあった
『翔べ!尚巴志』(現『鬼鷲』)の初演も見に行っています。

過去ブログを振り返ると
8月に初観劇して以来、2月まで、
7か月連続、毎月、なんらかの
現代版組踊を見ていましたね。

 


『テンペスト』の発売

『テンペスト』単行本の発売が、
実は私の肝高の阿麻和利初見と同時期。
(2008年8月末)

ということは、広告も大きく出る。
書店にも並ぶ。
レジ横にも置かれる。

ある日、何気なく開いた新聞で(そう、また新聞(!))
このテンペストの広告が載っていて
「へー、首里城の話なんだー」
とアンテナにひっかかった。

肝高の阿麻和利で琉球史という世界を
覗いていたからこそ、
この広告に目がとまった。

そしてダメ元で買って読んだら、

はい。

どっぷり。

何回も繰り返し読んだ。

首里城に行きまくった。
テンペストの舞台が巡りたくて
舞台となったスポットを周った。
テンペストの世界感が味わいたくて
首里城関連のイベントにも行くようになりました。

 

 


社会人だった

車(足)がある。
お金がある。

行きたいところは行けたし、
公演のチケットも迷わずに買えた。

学生だったら
なかなかそうもいかないよね。

"史跡の標識があったら
とりあえず行ってみよう南部ひとりツアー"
ができたのも足があったからこそ。

 

 


おたく気質だから

なんだかんだ言って、
これが一番かもしれないけど(^^;)

ハマったらとことん!
の芸術家タイプの0型なんで。

だから、肝高の阿麻和利に出会ったあの年度に、
肝高の阿麻和利紅型も作ったし
(そしてすぐにあまわり浪漫の会がスタンドバナーに採用してくれた)
沖縄歴史検定も受検しました。

 

 

 

細かいところまで上げると
本当はもっとあるのですが、
これらのことがどんどん繋がって繋がって

そして今に至るって感じです。

 

 

 
↑肝高の阿麻和利紅型イラストレーションの型紙

 

ちなみに。

小説「百十踏揚」にハマるのは
肝高の阿麻和利に出会った翌年の2009年。
テンペストを読んだちょうど1年後。


琉球歴女という肩書?を使い始めるのは
肝高の阿麻和利に出会った翌々年の2010年の4月。

イラスト描きを再開するのは
これまた同じ2010年の8月末です。

2010年は琉球歴女として
大きく動いた年でもありました。

テンペストによる琉球ブームということもあり、
このブログをきかっけに
裏シゴトが始ったのもこの年。

琉球歴女として公(新聞)に取り上げられたのもこの年。

 

 

ここまで来たら、

 

 

もう、

 

ね。

 

 

だから、2008年のあのタイミングで
肝高の阿麻和利と出会って
テンペストと出会って
琉球史の面白さを知って…

というのは

振り返れば振り返るほど、

あまりにも要素が整いすぎていて

 

もう、運命。

 

としか思えないような気もしています(笑)


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