肝高の阿麻和利
2017年11月26日(日)
きむたかホール
夜公演に行ってきました!
この公演はなんと!
この公演はなんと!
公演300回達成!!
おめでとうございます!
先日、このパンフレットに載っている
卒業生と現役生の座談会の記事を再読したのですが、
発足当時の無理解や、葛藤、必死さ、
そして阿麻和利をつなげていきたいという
当時のメンバーさんたちの想いに
胸が熱くなりました。
卒業生と現役生の座談会の記事を再読したのですが、
発足当時の無理解や、葛藤、必死さ、
そして阿麻和利をつなげていきたいという
当時のメンバーさんたちの想いに
胸が熱くなりました。
あの時の熱意と努力があったからこそ、
そして先輩たちの想いをしっかりと
つないできたからこそ、の
300回なんだなと、
ひしひしと感じます。
ひしひしと感じます。
肝高の阿麻和利に関わってきた
すべての人たちに
感謝と敬意を表します。
すべての人たちに
感謝と敬意を表します。
公演1000回目指して
これからも応援しています!
これからも応援しています!
+ + +
さて、阿麻和利は去年度の卒業公演ぶり。
親近感のある庶民派系、
という第一印象だった彼。
という第一印象だった彼。
去年よりもがっしりと力強くなっている
という印象でした。
第一幕では割と元気に豪快に、
第二幕では基本しっとりまろやかに。
第二幕では基本しっとりまろやかに。
二幕のほうが素の彼に近い感じかな。
(先日、直接お話しする機会があったもので)
(先日、直接お話しする機会があったもので)
もともとすごい優しい声をしているので
そんな感じがにじみ出ていました。
そんな感じがにじみ出ていました。
二幕のエイサー後の百十踏揚との2人のシーンは…
ごめん…ちょっと聞いてて砂吐きそうになったけれども(笑)、
阿麻和利&百十踏揚のラブラブは本望なので、
どうぞこれからも存分にやってください(笑)
(以前、エイサーに阿麻和利だけじゃなく
百十踏揚も加わって…という時があったけど、
これも台詞に頼らないラブラブ表現で好きだったなー)
そしてそんな2人のやり取りのそば(中通路)で
手紙を持ち、たたずむ賢雄な…(笑)
手紙を持ち、たたずむ賢雄な…(笑)
護佐丸謀反の手紙のシーンは
先代阿麻和利君を彷彿とさせました。
発破をかける賢雄に対して、
「わかっておる!」と一喝し、
その後自分に言い聞かせるように
「わかっておる」をさらに2度繰り返したり、
戦の号令をかける決断をするまでの溜め(間)、
そして絞り出すような「戦だ、戦じたくをせよ」の声。
直前の「ものどもー!」とも調子が違っていて
阿麻和利の苦悩がとても伝わりました。
「わかっておる!」と一喝し、
その後自分に言い聞かせるように
「わかっておる」をさらに2度繰り返したり、
戦の号令をかける決断をするまでの溜め(間)、
そして絞り出すような「戦だ、戦じたくをせよ」の声。
直前の「ものどもー!」とも調子が違っていて
阿麻和利の苦悩がとても伝わりました。
最期のシーンでは、
死にゆく阿麻和利が屋慶名と
がっつり話しているのが印象的だったな。
台詞までしっかり聞こえるくらいでした。
(あとは頼むぞ的なのと、屋慶名への一喝)
死にゆく阿麻和利が屋慶名と
がっつり話しているのが印象的だったな。
台詞までしっかり聞こえるくらいでした。
(あとは頼むぞ的なのと、屋慶名への一喝)
ところで、
戴冠式のシーンで草冠がなかったのは…
なぜなんだろう…(´・ω・`)
気になることがあったので、見たかったのだけど…。
+ + +
現百十踏揚も1年ぶり!
声が全体的におしとやかな姫系で好みでした
琉歌のシーンも声が透き通ってて
少しエコー?もかかっててきれいだったな。
少しエコー?もかかっててきれいだったな。
最期のシーン、
霊験あらかたでちむわさわさーしている感じは前からあるけど
いてもたってもいられず、阿麻和利に話かけた
と同時に火薬蔵の爆発音っていうのが絶妙でした★
霊験あらかたでちむわさわさーしている感じは前からあるけど
いてもたってもいられず、阿麻和利に話かけた
と同時に火薬蔵の爆発音っていうのが絶妙でした★
ところで、百十踏揚が登場するときの肝子の説明、
「(百十踏揚は)聞得大君という、
ノロの最高の位についておりました」
って言う部分は、変更する予定はないのかな…。
聞得大君という名前の役職ができるのは
第二尚氏になってからの尚真代なので
(初代聞得大君は金丸の娘で尚真の妹(姉)の月清)、
別の説明に置き換えられたらなーと思ったりもします。
第二尚氏になってからの尚真代なので
(初代聞得大君は金丸の娘で尚真の妹(姉)の月清)、
別の説明に置き換えられたらなーと思ったりもします。
史実と違うからダメ!っていうわけでなく
(肝高の阿麻和利が創作なのは心得ていますし)
物語上、聞得大君っていう専門用語を
どうしても使わないといけないってわけでもないし、
別の表現にしても差支えがないなら、
余計なつまづきを与えないためにも、
そのほうがベターな気もしています。
物語上、聞得大君っていう専門用語を
どうしても使わないといけないってわけでもないし、
別の表現にしても差支えがないなら、
余計なつまづきを与えないためにも、
そのほうがベターな気もしています。
「神に仕える、ノロの最高の位についておりました」とか
「琉球の祭祀をつかさどる、ノロの最高の位についておりました」
「琉球の祭祀をつかさどる、ノロの最高の位についておりました」
とか…。
うーむ。
+ + +
他、役者チーム。
望月按司Sのじいちゃんばあちゃんキャラ好きだ―!
でももうちょっと妃に敬意を表してもいいと思う(笑)
一応、使用人の分際だし…(^_^;)
望月按司の草履が片方取れちゃってからのアドリブ?はよかったなー。
なかったことにするわけではなく、
「おっとっと…」普通に拾ったのも自然だったし
片手に持った草履で屋慶名を叩いたのも
傲慢感&酔っ払い感が出ててサイコーでした。
(そうされたら普通怒り心頭だよな。血管ぴきぴきモノだわ)
奥に行ってもなかなか草履を履かなかったことを考えると
もしかしてアドリブじゃないのかな?どうなんだろ?
もしかしてアドリブじゃないのかな?どうなんだろ?
今回、役者チームは全体的にちょーっと台詞かぶりが
多かった気がするので、ほどほどに(^_^;)
多かった気がするので、ほどほどに(^_^;)
せっかくのセリフが台詞かぶりで
聞こえないのはもったいないなー、と。
聞こえないのはもったいないなー、と。
(関係ないけど、テレビでもラジオでも
誰かが話してる最中に話をかぶせてくる人、
すごい増えたよね…。アナウンサーとかでも。
誰かが話してる最中に話をかぶせてくる人、
すごい増えたよね…。アナウンサーとかでも。
自分も気をつけなければ…)
+ + +
アンサンブルさん。
ひゃっほーい!(笑)
やっぱりいいっスな…(←おやじ)
そういえば、浪漫の初めの肝子とか、
阿麻和利の最期の前のハッタラーとか、
階段での演出が控えめになってましたね。
阿麻和利の最期の前のハッタラーとか、
階段での演出が控えめになってましたね。
後ろや横からも見やすくなっていいと思うー♪
センターに肝子、それを囲むような浪漫のスタンバイ、
綺麗だったな♪
綺麗だったな♪
ちなみに、個人的に肝高の詩の始まりは、
最初から舞台にもっと人数がいてほしい派(^^;)
最初から舞台にもっと人数がいてほしい派(^^;)
暗転から、バッと舞台が明るくなってからの
インパクトってかなりあると思うので。
インパクトってかなりあると思うので。
あれ?少ない?って思っちゃいました。
前奏終わってすぐに走ってきて増えはするのですが、ね。
好みの問題かもしれないけど。
MOMOTOとか、その点、すごい密度とインパクトがあった印象☆
+ + +
きむたかバンドさん。
客席側のバンドピットから
舞台上の後方に移ってからの
肝高の阿麻和利を見るのは
私はたぶんこれが初めてかも。
舞台上の後方に移ってからの
肝高の阿麻和利を見るのは
私はたぶんこれが初めてかも。
そうか、でも、あの音を体感できる機会は
もうなくなってしまったのね…。
もうなくなってしまったのね…。
幕にさえぎられてしまうぶん、
幕開けの音とかちょっと迫ってくる感じは減った気はするけど、
でもお客さん誰からもバンドさんの顔や活躍が見える、注目できる
ってのはいいですよね♪
幕開けの音とかちょっと迫ってくる感じは減った気はするけど、
でもお客さん誰からもバンドさんの顔や活躍が見える、注目できる
ってのはいいですよね♪
数ある現代版組踊シリーズの中でも
バンドも歌も子どもたちでやっているのは
そう多くないので(阿麻和利と那覇だけなような)、
バンドも歌も子どもたちでやっているのは
そう多くないので(阿麻和利と那覇だけなような)、
どんどん注目されてほしいです!
(リニューアルCDもそろそろお待ち申しております☆)
(リニューアルCDもそろそろお待ち申しております☆)
最後の幕が下りる時に
皆で手を振ってたのがかわいかったです♪
皆で手を振ってたのがかわいかったです♪
+ + +
さて、次の肝高の阿麻和利は
卒業公演!(2/24、2/25)
卒業公演!(2/24、2/25)
場所は響ホール!
(電話のみ、あまわり浪漫の会)
参戦される方は心してかかるべし!!!
必要なのは、
運と、狂気です。
(私は去年は心折れた(笑))
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